桜あんが大好きなので、春が近づくと桜あんでいろんなものを作っています。桜あんのピンク色を生かしたくて、混ぜ込みではなく折り込むようにしてスコーンを作ってみようと思い、こんな風にしてみました♪イースト発酵のスコーンにしたのは、デニッシュのイメージで作りたかったから。デニッシュのように軽くはないけど、スコーンよりは中がふんわりです。
焼きがあまいと中がもちっとしたような残念な食感になってしまうので、焼時間に気を付けて。 桜あんはメーカーによって結構風味が違うので、好みの物を探してみてください。白あん感が強いもの、塩気が強いもの、桜の葉っぱの食感をしっかり感じるものなどさまざまです。製菓材料店で購入できますよ。
ボールに薄力粉、強力粉、ベーキングパウダー、砂糖、塩を入れて混ぜる。
バター(食塩不使用)①は電子レンジ600wで30秒加熱して柔らかくする。
クリーム状にしたバターを粉のボールに入れ、ゴムベラで混ぜる。バターが見えなくなり、全体に少ししっとりした感じの粉チーズのようになるまでしっかり混ぜる。
牛乳を電子レンジ600wで30秒加熱してぬるいくらいにし、インスタントドライイーストを加える。
3のボールに加えてゴムベラで混ぜる。
ざっくりと大体まとまればOK 練ってなめらかになるほど混ぜないで。ムラのある状態の方がいいです。 30度で30分発酵させる。
バター(食塩不使用)②を電子レンジ600wで30秒加熱して柔らかくし、桜あんを加えて混ぜる。
7の1/3量を塗り広げ、3つ折りにする。
さらに残りの7の半量を塗り広げ、また3つ折りにする。 少し麺棒で生地を伸ばし、残りの7を塗り広げもう一度3つ折りにする。
3つ折り3回終えた状態。
端を切り落とし、9等分に切る。端を切り落とすのは、側面に層が見えるときれいなので。特に気にしないのならそのままカットでOK
切り落とした端っこの生地はくるくると渦巻状に巻く。
天板に並べ、180度のオーブンで23分焼く。(焼き時間は調節してください)うちのオーブンは焼き色が強めにつくので180度にしていますが、190~200度に設定しないと中までうまく焼けないこともあります。 焼く前に溶き卵や牛乳を刷毛で表面に塗っておいてもいいです。
周りはカリッサクッ、中はふわっとパンのような食感です。焼きたてがおいしいので、ぜひ焼きたてで。 冷めたらトースターで温めなおして食べてね。
切れ端を巻いたものはこんな感じに。こちらの方がカリカリサクサク感が強くなります。
3つ折り1回だけで作ってみたんですが、ご覧の通り、層が崩れて倒れてしまいました。でもこの方が桜あんの風味ははっきりと出ていました。
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hoppe
料理研究家
六車樹里(むぐるまじゅり) ひらかた独歩ふぁーむ、広報(SNS周りや旬のレシピ担当) 大阪府出身、在住 2歳年上の主人と、男子3人の5人家族 看護師を経て、お菓子、パンのレシピやコラム作成を数年したころ自己免疫の肝臓疾患を発症するとともに精神的にも底の状態が1年以上続き家からほとんど出られない状態に。 大好きだったお菓子やパンを作ることも苦痛になりレシピサイトはおろかパソコンを開くことすらつらく、人と会うことも外出も避ける日々・・・ そんな中、市の広報に掲載された地域活性化を目指して奮闘する農家の記事を読み、農業を通じた地域活性化の取り組みに興味が沸き、農業への関心が高まりつつあった矢先、偶然先の農家さんの食育に関する講演のチラシを手にすることに。 気にはなったものの当時は精神的に外出が難しい状態で、何とか配信期限ぎりぎりに、講演を記録した動画を見ることができる。 その中で話されていた「自分が農業を続けることで、その風景を守っていきたい」という想いに感銘を受ける。 さらにその方の作る野菜の持つ力強さや味わいの濃さ、甘み、食感すべて、人生で一番と言い切れるほどの美味しさにただただ感動。 すぐにこの農家さんに連絡を取り、翌月からその農家さんの元で働くことに。 畑で働くようになって、みるみるメンタルが改善。自分でも驚くほどに毎日が楽しく生き生きと過ごせるように。 あれほど苦痛だったお菓子を作ること、レシピを作ることも仕事として再開、野菜そのものの持つ旨味や食感を生かしたレシピを考案し消費者の方に向けて発信中。 遠くから運ばれてくる有名どころの野菜より、鮮度が大切な野菜の地産地消のメリットは大きいことを日々実感するとともに、地域で採れたばかりの野菜の魅力を知ってもらいたいと奮闘中です。