美味しいさつまいもを選ぶ3つのポイント
さつまいもを購入するときに、どのように選んでますか? 「とりあえず1番上に積んであるもの」とか「形がきれいなもの」とか、様々だと思いますが、気をつけるべきポイントは3つあります。
①皮の色がきれいで凹凸が少ない
皮の色がきれいでツヤがあるものを選ぶと◎。また、表面の凹凸が少ないものが美味しいと言われます。
②ラグビーボール型でずっしりと重みがある
品種にもよりますが、細長いさつまいもより、少し丸みがかったラグビーボールのような形のさつまいもが◎。持ったときにずっしりと重みがあるものを選びましょう。
③先っぽの黒い蜜は甘さの証拠
さつまいもの先っぽに黒い蜜があるのは、甘いさつまいもの証です。しかし、さつまいもの表面が黒っぽかったりするのは、鮮度が落ちているので、見極めが大切。
さつまいもを美味しく蒸す決め手は温度と時間
でんぷんが糖にかわって甘く感じる
さつまいもを甘く蒸すために必要なのは、低温でゆっくり加熱すること。さつまいもには、でんぷんが含まれていますが、このでんぷんが糖に変わることで、食べた時に甘く感じます。
この糖に変わるとき、酵素は60〜80℃ほどの温度で働くので、この温度でゆっくり加熱して、でんぷんを糖に変えてあげることが重要なんです。
弱火で20~30分蒸す
さつまいもを洗って蒸し器にセットしたら、弱火で20~30分かけてじっくり蒸しましょう。これが甘さを引き出すコツです。熱々のうちに食べれば絶品です。
蒸し器がなくても電子レンジや炊飯器で蒸せる!
さつまいもを蒸すときに、蒸し器がないとできないなんてことはありません!電子レンジや炊飯器でも美味しく蒸すことができるんです。この時も決め手は、時間をかけて蒸すことです。
200Wで約10分が目安
さつまいもを濡らしたキッチンペーパーで包み、ラップでふんわりくるんで、電子レンジ200W(解凍モード)で約10分加熱し、その後、少し蒸らすと◎。
キッチンペーパーで包むことで、さつまいが乾燥することを防ぎます。
たくさんのさつまいもは炊飯器で蒸す
何本も蒸すときは炊飯器が便利。お釜に入るだけさつまいもを入れ、水200mlを入れて炊飯器のスイッチを入れるだけで、とっても美味しく蒸せます。竹串で刺してみて、硬いようであれば、5分ずつ加熱時間を伸ばしましょう。
さつまいもに含まれる栄養
食物繊維とヤラピンが腸内環境を整える
食物繊維は腸内環境を整え、便秘を改善する働きがあります。さつまいもを切ると出る白い液はヤラピンという成分で、腸のぜん動運動を促進する働きがあるので、ますます便秘に良いんです。
ビタミンCが乾燥肌を予防する
ビタミンCは熱に弱いと言われますが、さつまいもなどの芋類に含まれるビタミンCは、でんぷんに守られているので、比較的、熱に強いと言われます。
ビタミンCは、コラーゲンの生成を促進するなど、健康的な肌を保つために大切な栄養素です。
カリウムでむくみ予防
さつまいもにはカリウムも豊富に含まれます。カリウムは、体内の余分な塩分を体外へ排出する働きや、身体の中に溜まった老廃物を排出する働きなどがあり、むくみの予防にも効果があると言われています。
旬のさつまいもを美味しく食べよう
秋の味覚さつまいも。素材の味を存分に味わうためには蒸し調理が1番。
電子レンジや炊飯器などでも蒸すことができるので、是非試してみてください。