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    • 公開日2016/09/13
    • 更新日2016/09/13

    【今が旬】さつまいもの甘みを120%引き出す調理法

    秋が旬の食材として、真っ先に思い浮かぶ「さつまいも」。ふかふかに蒸したさつまいもは秋のお楽しみですよね。そんなさつまいもの選び方や蒸し方を紹介します。

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    【今が旬】さつまいもの甘みを120%引き出す調理法

     

    美味しいさつまいもを選ぶ3つのポイント

    さつまいもを購入するときに、どのように選んでますか? 「とりあえず1番上に積んであるもの」とか「形がきれいなもの」とか、様々だと思いますが、気をつけるべきポイントは3つあります。

     

    ①皮の色がきれいで凹凸が少ない

    皮の色がきれいでツヤがあるものを選ぶと◎。また、表面の凹凸が少ないものが美味しいと言われます。

     

    ②ラグビーボール型でずっしりと重みがある

    品種にもよりますが、細長いさつまいもより、少し丸みがかったラグビーボールのような形のさつまいもが◎。持ったときにずっしりと重みがあるものを選びましょう。

     

    ③先っぽの黒い蜜は甘さの証拠

    さつまいもの先っぽに黒い蜜があるのは、甘いさつまいもの証です。しかし、さつまいもの表面が黒っぽかったりするのは、鮮度が落ちているので、見極めが大切。

     

    さつまいもを美味しく蒸す決め手は温度と時間

     

    でんぷんが糖にかわって甘く感じる

    さつまいもを甘く蒸すために必要なのは、低温でゆっくり加熱すること。さつまいもには、でんぷんが含まれていますが、このでんぷんが糖に変わることで、食べた時に甘く感じます。
    この糖に変わるとき、酵素は60〜80℃ほどの温度で働くので、この温度でゆっくり加熱して、でんぷんを糖に変えてあげることが重要なんです。

     

    弱火で20~30分蒸す

    さつまいもを洗って蒸し器にセットしたら、弱火で20~30分かけてじっくり蒸しましょう。これが甘さを引き出すコツです。熱々のうちに食べれば絶品です。

     

    蒸し器がなくても電子レンジや炊飯器で蒸せる!

    さつまいもを蒸すときに、蒸し器がないとできないなんてことはありません!電子レンジや炊飯器でも美味しく蒸すことができるんです。この時も決め手は、時間をかけて蒸すことです。

     

    200Wで約10分が目安

    さつまいもを濡らしたキッチンペーパーで包み、ラップでふんわりくるんで、電子レンジ200W(解凍モード)で約10分加熱し、その後、少し蒸らすと◎。
    キッチンペーパーで包むことで、さつまいが乾燥することを防ぎます。

     

    たくさんのさつまいもは炊飯器で蒸す

    何本も蒸すときは炊飯器が便利。お釜に入るだけさつまいもを入れ、水200mlを入れて炊飯器のスイッチを入れるだけで、とっても美味しく蒸せます。竹串で刺してみて、硬いようであれば、5分ずつ加熱時間を伸ばしましょう。

     

    さつまいもに含まれる栄養

     

    食物繊維とヤラピンが腸内環境を整える

    食物繊維は腸内環境を整え、便秘を改善する働きがあります。さつまいもを切ると出る白い液はヤラピンという成分で、腸のぜん動運動を促進する働きがあるので、ますます便秘に良いんです。

     

    ビタミンCが乾燥肌を予防する

    ビタミンCは熱に弱いと言われますが、さつまいもなどの芋類に含まれるビタミンCは、でんぷんに守られているので、比較的、熱に強いと言われます。
    ビタミンCは、コラーゲンの生成を促進するなど、健康的な肌を保つために大切な栄養素です。

     

    カリウムでむくみ予防

    さつまいもにはカリウムも豊富に含まれます。カリウムは、体内の余分な塩分を体外へ排出する働きや、身体の中に溜まった老廃物を排出する働きなどがあり、むくみの予防にも効果があると言われています。

     

    旬のさつまいもを美味しく食べよう

    秋の味覚さつまいも。素材の味を存分に味わうためには蒸し調理が1番。
    電子レンジや炊飯器などでも蒸すことができるので、是非試してみてください。




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    若子みな美
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    若子みな美

    管理栄養士・減塩料理家 レシピ開発、料理・美容・栄養など食に関する記事の執筆や監修、料理写真撮影、栄養計算などのお仕事をしています。 病院や学校給食に従事した経験を活かし、食に関してトータルコーディネートを行う。 『栄養バランス × 味 × 見た目』を3つが揃った減塩レシピ、時短簡単レシピの開発を得意とする。 見た目からの料理の美味しさを極めるため、祐成陽子クッキングアートセミナーへ通い、フードコーディネーターになるための知識・経験を得る。

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