最近人気のスペインおつまみ「タパス」
シンプルな味付けの料理が多く、日本人の嗜好にとても近いスペイン。街のバルのショーケースには、美味しそうな「タパス」がずらりと並びます。
タパスとは、軽食やお酒のつまみとしてちょこっと食べる小皿料理です。
その名の由来は、「蓋(タパール)」という言葉。その昔、バルでグラスに虫が入らないように蓋をしていたところ、その上に店主がポンと生ハムをのせたのがタパスの始まりだと言われています。この生ハムがチーズやオリーブになり、イワシの酢漬け、コロッケ、オムレツとどんどんラインナップが広がっていったのです。
15分でできるのにおしゃれ♪簡単おつまみタパス4選
気軽な家飲みのおつまみなら、マッシュポテトをクラッカーにのせるだけ、オリーブとミニトマトをショットグラスに入れるだけ、オレンジにオリーブオイルをかけるだけ…そんな肩の力を抜いたカジュアルタパスが一番です。とは言え、もうひと手間かけて何か作りたいな、という時にはこちらがおすすめ! どれも15分でパパッと作れて、見た目もおしゃれなタパスをご紹介しましょう。
うま味たっぷりのオイルが主役!しらすのアヒージョ
今や人気おつまみの1つ「アヒージョ」も、スペインバル定番タパス。このアヒージョの主役は、しらすとニンニクのうま味が溶け出したオイルの方です。パンにつけると絶品ですので、一緒にパンのご用意も忘れずに! 今回はスペイン伝統の耐熱容器「カスエラ」を使いましたが、小鍋やフライパンでももちろん作れますし、テーブルにそのまま出したければ直火可能のココットやグラタン皿でも代用できますよ。
【主な材料】
しらす
ニンニク
唐辛子(輪切り)
オリーブオイル
●詳しいレシピはこちら
『しらすのアヒージョ』
シャキシャキ食感がたまらない♪生でいただくズッキーニサラダ
トマト煮込みや炒め物で加熱して食べるイメージが強いズッキーニですが、生でいただいても美味しいですよ。スライスしたら塩をふって3~4分待ち、出てきた水気を絞ります。そうすると、アクが抜けてほんのり塩味もついてビックリするほど美味しい野菜に変身。ズッキーニのシャキシャキと心地よい食感と、最後にふりかけた粗塩とクルミのガリッとした食感の組み合わせがクセになっちゃう一品です。
【主な材料】
ズッキーニ
クルミ
粗塩
オリーブオイル
●詳しいレシピはこちら
『生で食べちゃう!ズッキーニのシャキシャキサラダ』
材料3つ混ぜるだけ!“すぐでき”パンピンチョス
パンにいろんな具をのせて楽しむ、バスクスタイルのピンチョス。今回は、オリーブやアンチョビをペースト状にした「タプナードクリーム」をのせました。材料3つを混ぜるだけで、シンプルだけどとびきり美味しい“すぐでき”タパスの完成です。
【主な材料】
クリームチーズ
オリーブ
アンチョビフィレ
バケット
ミニトマト
●詳しいレシピはこちら
『タプナードクリームのパンピンチョス』
マッシュルームのうま味を食べつくす!セゴビア風マッシュルーム
スペイン・セゴビア発祥の名物タパスを、トースターで手軽にアレンジしました。ジューシーなマッシュルームの食感はもちろん、内側に入ったうま味たっぷりオイルがたまらなく美味! ビールともワインとも相性抜群です。
【主な材料】
ブラウンマッシュルーム
ベーコン
ニンニク
オリーブオイル
●詳しいレシピはこちら
『トースターでOK!セゴビア風マッシュルーム』
以前、スペインからお招きしたお客さんを日本の居酒屋に連れて行った時、いろんな小鉢が並ぶテーブルを見て「まるでタパスだね!」とはしゃいでいました。おしゃれで手の込んだスペイン料理を作ろうなどと難しく考えず、まずは生ハムやチーズ、パンなどを気軽にあれこれ並べて、ちょっと手をかけたものが食べたくなったら簡単アレンジしてみましょう。ビールやスパークリングワインと一緒に、スペインバル気分を楽しんでみてくださいね。
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