フライパンで作る煮豚のうれしいポイント
お箸でつかんだ瞬間に分かるほど柔らかで、旨味があふれるジューシーな煮豚。料理上手を目指す女子たちの、憧れメニューの1つと言えるでしょう。
今回は、そんな煮豚が圧力鍋も煮込み鍋も使わずに、いつものフライパン1つで作れちゃうレシピをご紹介します! 濃すぎない優しい味付けなので、そのままパクパク食べられますよ。そのまま食べても絶品ですが、サラダや麺類へのアレンジレシピもぜひ試してみてくださいね。
ポイント1:少ない調味料でOK!
鍋で煮豚を作る場合はお肉が煮汁にしっかり浸るようたくさんの煮汁が必要ですが、フライパンの場合は長時間煮込まなくてもいいようブロック肉を一口大にカットしているので少ない調味料で作ることができます。
ポイント2:タコ糸不要!
フライパンで煮豚を作るときは、生のお肉を煮汁に入れてすぐに煮始めるのではなく、最初にしっかり焼き色をつけてから煮汁を投入します。表面のたんぱく質を焼いておくと、タコ糸縛りせずに煮込んでも崩れにくくなるのです。
ポイント3:短時間でも味しみバッチリ!
どんな煮込み料理でも、「煮る⇒冷ます⇒再加熱」と、煮汁の温度差を作ると薄味でも素材にしっかり味を含ませることができます。
フライパンで作るやわらか煮豚のレシピ
【材料(3~4人分)】
豚肉(肩ロース)…500g
卵…2個
A水…200cc
Aしょうゆ…大さじ6
A砂糖…大さじ3
Aみりん…大さじ3
A青ねぎ…1本分
練りからし…適宜
【作り方】
1、豚肉(肩ロース)は、2cmくらいの厚さの食べやすい大きさにカット。加熱すると若干小さくなるので、仕上げたいイメージよりひとまわり大きめに切ります。
2、フライパンに油少々を熱し、中火で豚肉の表面に焼き色をつけます。最初に表面のたんぱく質を焼いておくと、タコ糸で縛らずに煮込んでも崩れにくくなります。
3、フライパンに材料Aを全て加えます。一度煮立ててアクをすくい、蓋をして弱火で30分コトコト煮ます。この間に卵を茹でておきます。沸騰した湯に卵を入れて6分茹で、冷水にとって殻をむきます。
4、火を止めて茹で卵を加え、蓋をしてそのまま冷まします。卵は加熱しすぎるとパサついてしまうので、冷ます工程を利用して味をしみ込ませます。
5、卵を取り出してから再び中火で加熱します。グツグツ煮立たせながら5~6分、煮汁を豚肉にからめるように煮詰めます。全体に艶が出てきたら、お好みで練りからしを添えて出来上がりです。
大根やにんじん、じゃがいも、こんにゃくやしらたきを一緒に煮るのもオススメ。味付けは見た目ほど濃くないので、そのままパクパク食べられますよ。
●詳しいレシピはこちら
『フライパンで作るやわらか煮豚』
煮豚を使ったアレンジレシピ
食べきれなかった煮豚は、煮汁と一緒に保存容器に入れて冷蔵庫へ。ゆっくり煮汁を含んだ豚肉の身が引き締まり、しっとりしたテリーヌのような食感になります。
そのまま食べてももちろんおいしいですが、ごはんにのせて丼にしたり、チャーハンやサンドイッチの具にしたりと、お料理アレンジも楽しんじゃいましょう。
煮豚とチーズのポテトサラダ
いつもとちょっと違う、おつまみポテサラ。ビールや焼酎のお供のイメージですが、ロールパンサンドや、ごはんのおかずにもよく合います。
【材料(3~4人分)】
煮豚…3切れ(60~80g)
じゃがいも…2個
ベビーチーズ…2個
きゅうり…1/2本
酢…小さじ1
塩こしょう…各少々
マヨネーズ…大さじ2~3
●詳しいレシピはこちら
『煮豚とチーズのポテトサラダ』
煮豚とキムチの汁なし混ぜ蕎麦
日本蕎麦ですが、脱めんつゆ! ごま油と塩で下味をつけ、キムチと煮豚をのせたらグッとアジアンテイストになりました。
【材料(2人分)】
煮豚…3切れ(60~80g)
蕎麦…2束
キムチ…50g
小葱…2本
ごま油…大さじ1
塩…少々
●詳しいレシピはこちら
『煮豚とキムチの汁なし混ぜ蕎麦』
煮豚とキャベツのおかずサラダ
こちらは私のイチオシアレンジ料理です。残った煮豚と煮汁は、千切りキャベツと一緒に食べるべし! 煮豚の甘みとマヨネーズの酸味とコクは相性抜群です。
【材料(2人分)】
煮豚…3切れ(60~80g)
キャベツ…1/8個
トマト…1/2個
玉ねぎ…1/2個
煮豚の煮汁…大さじ3
マヨネーズ…お好きなだけ
●詳しいレシピはこちら
『煮豚とキャベツのおかずサラダ』
いかがでしたか? 特別な調理器具を使わず、手軽に作れる煮豚をご紹介しました。煮汁の温度変化を利用して濃すぎずしっかり味付けした煮豚は、いろいろなアレンジもできて、作り置きおかずとしてもおすすめです。ぜひ一度試してみてくださいね。
●こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
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