まろやかで深いコクが美味しい「黒酢」に注目!
一般的な穀物酢と比べ、その名の通り見た目が特徴の黒酢。同じ穀物酢ではありますが、米酢の主な原料は精米、黒酢は精米度の低い米や玄米、大麦などから醸造されます。また、米酢より熟成期間が長いのも特徴。発酵や熟成が進むにつれて、琥珀色からより深い黒褐色へ変化します。香り高く、酸の角がとれてまろやかな味わいと深いコクが特徴です。
女性に嬉しい、美容、健康効果も!
お酢は健康維持に良いと言われてきましたが、中でも黒酢は美容に関心の高い人々に注目されています。黒酢の代表的な栄養素は、「必須アミノ酸」と「クエン酸」。脂肪燃焼を促して細胞を活性化、疲労回復のサポートをしてくれる要素があります。他にも血糖値や血圧の降下、カルシウムの吸収サポート、防腐や殺菌効果など多様な効果が期待できると言われています。
黒酢をたっぷり使ったおかず3選
酢豚、南蛮、酢漬け、さっぱり煮・・・いつもの料理を黒酢に代えるだけ。分量も使い方も、いつものお酢と同じでOK! たっだこれだけで、驚くほどコクと深みがアップします。私が特にオススメしたい、簡単手軽な黒酢メニューをご紹介しましょう。
チキンのだしうま黒酢煮
こんがり焼いた鶏もも肉と玉ねぎに、黒酢ベースとめんつゆの合わせだれを入れて煮詰めます。コクのある黒酢と、旨みのバランスが良いめんつゆは相性抜群! たった5分の煮込み時間で、驚くほど深みのある味に仕上がります。
【材料(2人分)】
鶏もも肉…1枚(300g)
塩…小さじ1/2
片栗粉…大さじ1
タマネギ…1個
A 黒酢…大さじ2
A めんつゆ(2倍希釈)…大さじ2
A 砂糖…大さじ2
油…大さじ1
詳しいレシピはこちら
チキンのだしうま黒酢煮
肉だんごと根菜のチャイナデリ
黒酢とハチミツ、コクのある調味料の力を借りて、さっと炒め煮するだけ。甘みと酸味、いろんな食感を楽しめる1皿です。たっぷりの根菜と肉だんごが入って、食べごたえ満点の一品です。
【材料(2人分)】
肉だんご…250g
サツマイモ…150g
レンコン…150g
クルミ…30g
ごま油…大さじ1
A 黒酢…大さじ4
A ハチミツ…大さじ2
A 醤油…小さじ2
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肉だんごと根菜のチャイナデリ
焼きサバと刻み野菜の黒酢マリネ
塩サバをフライパンで焼いて、刻み野菜と一緒にマリネ。マリネ液に黒酢を使うことで、コクのある味わいに。作りたても十分美味しいですが、寝かせる程にしっとり味馴染みが良くなります。
【材料(4人分)】
塩サバ(切り身)…2枚
タマネギ…1個
ニンジン…1/4本
A 黒酢…大さじ3
A オリーブオイル…大さじ3
A 砂糖…大さじ1
A 塩…小さじ1/2
サラダ油…少々
詳しいレシピはこちら
焼きサバと刻み野菜の黒酢マリネ
黒酢ドリンクもおすすめ!
ドリンクとして黒酢をいただく場合、胃に負担をかける恐れがあるので5倍ほどに薄めて、空腹時は避けるようにしましょう。摂取量の目安は、1日大さじ1~2杯ほど。はちみつを溶かしてソーダで割る「はちみつ黒酢ソーダ」にすると、ツンとする刺激が苦手な人でも飲みやすくなります。オレンジジュースやカルピス、意外なところでは牛乳割りも美味しくいただけますよ。
黒酢1つで料理に深みを加えてくれるので、誰でも簡単に極上おかずの完成! また、炒め物などに使うと美しい照りが生まれるので、食卓に並べたら「美味しそう!」と注目を浴びること間違いなし。どんな食材とも相性抜群なので、冷蔵庫に残っている食材を使ってぜひ試してみてくださいね。
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