スペインのクリスマスやお祝いに欠かせないお菓子。溶けてなくなる前に、「ポルボロン」と3回唱えられると幸せが訪れるそうです。 伝統のクッキーを、燻製バターでアレンジしました。口に入れるとほろり溶けながら、燻製の香りがふわふわ広がります。
ポルボロンは膨らみを抑え、口どけを楽しむ焼き菓子。薄力粉を乾煎りすることでグルテンの働きを抑え、香ばしさを引き出します。保存袋に入れ、冷凍庫で3週間ほど保存できます。
作り始める数時間前に冷蔵庫から私の燻製バターを出し、室温に戻しておく。オーブンを150度に予熱する。 フライパンに薄力粉を入れて弱火にかけ、時々混ぜながら10分ほど乾煎りする。 粗熱を取りってアーモンドパウダー・粉糖を加え、ふるいにかける。
ボウルに私の燻製バターを入れ、クリーム状に練る。
2に1を加え、ゴムベラで均一になるように混ぜ合わせる。
手のひらで包み込んでボウルに押し付けるように、1~2分捏ねて滑らかにする。
麺棒で1cm厚に伸ばして型で抜き、ベーキングシートを敷いた天板に並べる。 150℃に予熱したオーブンで15分焼く。
粗熱をとり、チョコペンなどでデコレーションする。
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加瀬 まなみ
スペイン料理研究家
埼玉県熊谷市出身。両親在住時スペインにて家庭料理を学び、スペイン料理を中心に料理研究家として活動。メディア・イベント出演、出張シェフ、撮影監修、料理教室、レシピ開発のほか、All Aboutスペイングルメガイド、ippinキュレーターなど執筆活動も行う。 全国タパス選手権 2023年 優勝 審査員最高得点賞 受賞 著書:フライパンひとつでできる絶品パエリア(TATSUMI MOOK)、5分でできた!シリーズ 全7冊(角川SSC)、2stepレシピお米でつくるたのしいごはん(東京地図出版)、月刊いちばんやさしいスペイン料理(miilマガジン)ほか