【目次】
1.節分とは
2.節分になぜいわしを飾ったり食べたりするの?
3.食べて鬼を追い払う!いわしレシピ3選
1.節分とは
「節分」とは立春、立夏、立秋、立冬という季節の分かれ目の前日を言います。つまり、本当は「節分」は年4回あるのです。旧暦では立春が1年の始まりとして、とても大切な日。そのため、現在の大晦日と同じように立春の前日の節分も特別な日とされ、本来1年に4回ある節分ですが、立春の前日の節分を指すようになりました。
なぜ節分に豆をまくの?
節分=鬼、豆まきのイメージがありますね。みなさんにも記憶があるかもしれませんが、子どもたちが怖がる、恐ろしい見た目の鬼は、悪いことを引き起こす邪気や災いを形として表したものなのです。
豆は鬼の目の「魔目(まめ)」、魔を滅する、「魔滅(まめ)」、また「魔目を射る」=豆を炒る、に通じることから炒った豆をまくようになったとも言われています。地域によっては、大豆ではなく殻ごとの落花生をまく風習があります。
豆まきのあとは「福豆」と呼ばれる炒った豆を年齢+1個分食べます。そのほか、福を巻き込む太巻きを無言で食べる「恵方巻き」も現在では行事食となっていますね。
2.なぜ節分にいわしを飾ったり食べたりするの?
鬼が苦手としているものが2つあります。それは「いわし」と「ひいらぎ」です。いわしは強いにおいがあるので鬼は苦手、ひいらぎの葉はトゲが多く、鬼の目を刺すとされています。
この2つを用いたもの、ひいらぎの枝に焼いたいわしの頭を刺した「やいかがし(焼嗅)」「ひいらぎいわし(柊鰯)」を玄関先につけておくと、鬼を追い払うことができるとされています。
やいかがしは関西を中心とした西日本で行われている風習ですが、東北、関東地方でも見られるところがあります。
飾る期間は一般的には「節分の当日」ですが、地域差もありますので、長くその土地に住む方に聞いてみるのもいいかもしれませんね。
3.食べて鬼を追い払う!いわしレシピ3選
節分にいわしを食べるのも関西を中心とした西日本です。いわし自体のにおいや焼いたときの煙のにおいが鬼を追い払うのに良いとされているので、玄関先につけるだけでなく、節分に食べる習慣があります。
今回は お子さんも食べやすいいわしレシピを3品ご紹介します。
大人も子どもも好きな味!いわしの蒲焼き
https://oceans-nadia.com/user/25039/recipe/371427
シンプルで作りやすいいわしの料理です。しょうがや酒でいわしの臭みを抑えているので、子どもでも食べやすく、甘辛味でご飯もすすむ味付けです。頭は焼いてやいかがしにしてみるのもおすすめ。
【主な材料】
いわし
酒
みりん
醤油
しょうが
●詳しいレシピはこちら
ご飯の進む味付け!いわしの蒲焼き
白だし入りで酸味もまろやか!いわしの南蛮漬け
https://oceans-nadia.com/user/25039/recipe/230493
赤玉ねぎの色合いもきれいな、いわしの南蛮漬け。恵方巻き献立の一品や、洋風メインおかずと合わせる副菜としても使えるメニューです。作り置きにもぴったり!
【主な材料】
いわし
赤玉ねぎ
レモン
りんご酢
白だし
●詳しいレシピはこちら
いわしの南蛮漬け
いわし缶でラクちん!ふわふわいわしハンバーグ
https://oceans-nadia.com/user/25039/recipe/452000
もっと手軽に、子どももパクパク食べられるようないわし料理を作りたい! という方に。小骨を気にせず骨まで食べられて、お子さんの成長を助ける栄養もしっかり摂れる一品です。
【主な材料】
いわし缶詰
絹ごし豆腐
玉ねぎ
●詳しいレシピはこちら
缶詰で簡単!子ども喜ぶフワフワいわしハンバーグ
お住まいの地域や育った場所により「節分にいわし」、「やいかがし」を初めて知ったという方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。魚料理はなかなか作らない、という方もご紹介したレシピで「これなら作ってみようかな」と思ってもらえたらうれしく思います。節分の機会にぜひ挑戦してみてくださいね。
※豆について
乳幼児は食品を噛み砕く力や飲み込む力が未発達なため、豆やナッツ類で窒息することがあり、節分の豆は5歳以下の子どもに食べさせないよう消費者庁が注意を促しています。お子さんと豆まきをする際はご留意ください。