子どもと一緒に「節分」を楽しみませんか?
もう少しで節分ですね! 節分は「新しい年を健康で幸せに過ごせますように」という願いを込めて行う日本の行事のひとつです。日本の行事には特別な料理を食べる習慣があり、節分に食べると良いとされているものにも意味や由来があります。意味や由来を知っていると子どもとの会話も弾み、勉強にもなりますよね。
たとえば恵方巻きは、その年の恵方(吉をもたらす方角)を向いて願いごとをしながら食べると縁起が良いとされています。切らずに長いまま食べるのは「縁を切らない」という意味が込められているのです。また、鬼を追い払うためにまく豆は、食べることで福を取り込み、病気も追い払い、一年の健康を祈るという意味もあります。
ほかにも、いわしやけんちん汁も節分に食べる習慣があることはご存じでしたか? いわしは焼くときに出る煙と臭いで邪気を追い払うとされていて、一部地域ではいわしを飾る習慣もあるのだとか。節分に食べることの多いけんちん汁は、寒い節分に体を温めるためにも食べると良いとされているのです。
子どもと楽しむ節分献立レシピをご紹介
日ごろは忙しくなかなか子どもと料理をする時間を確保することが難しいですが、季節の行事のときは意識して時間を作り、子どもと一緒に料理をして楽しい時間を過ごすことを心がけています。料理の手伝いは生きるために必要な「食」に関する興味や関心を持たせることができる良い機会です。
小さい子どもの場合「混ぜる」「デコレーションをする」など簡単なお手伝いポイントがあると一緒に楽しく料理に参加できますね。今回は、子どもと楽しめる節分に食べたい食材を使った献立レシピをご紹介します。
子ども向け!ツナとコーンの恵方巻
節分の定番恵方巻きですが、市販の恵方巻きには生ものが入っていたり、大きかったりするものも多く子どもには食べにくいことも。そこで今回は子どもが好きなツナとコーンを具材にし、パパッとラップで作れる細巻きを子どもと一緒に作りました。
きれいに作れなくても大丈夫! 見た目より自分で作る達成感を味わうことが大切です。焼き海苔が噛み切りにくい場合、焼き海苔にフォークで穴を開けてあげると食べやすくなります。レシピでは食べやすくするコツもご紹介しています。
【主な材料】
ご飯
ほうれん草
ツナ(水煮)
コーン
焼き海苔
●詳しいレシピはこちら
【ラップで簡単】ツナとコーンの巻き寿司
カレー風味で塩分控えめ!いわしの蒲焼き
節分が近づいてくるとスーパーマーケットではよく節分用の塩いわしが売られていますね! 美味しいのですが、塩分が多く子どもには食べにくい場合も…。こちらのレシピはカレー粉の風味を活用し塩分控えめに仕上げています。カレー粉の風味で魚の匂いが苦手な方も食べやすくなりますよ。
【主な材料】
いわしの開き
片栗粉
醤油
みりん
カレー粉
●詳しいレシピはこちら
フライパンで簡単!いわしのカレー風味蒲焼き
子どもと楽しく混ぜ混ぜ♪納豆焼き
小さいお子さんは節分用の豆が食べにくいので、納豆を活用した料理はいかがですか? 納豆は焼くとネバネバ感が減少し、納豆が苦手な方にも食べやすくなります。
焼き海苔を小さく手でちぎったり、納豆を混ぜたりする作業は子どもも喜んでいました。
【主な材料】
納豆
片栗粉
焼き海苔
米油
●詳しいレシピはこちら
【混ぜて焼くだけ簡単】海苔なっとう焼き♪おつまみ・節分にも
ポカポカ体も温まる、さつまいもけんちん汁
小さいお子さんにも人気のさつまいもが入った体が温まるけんちん汁です。木綿豆腐は手で崩してあげると味の染み込みがよくなります。
手で豆腐を触る機会はなかなかないと思いますが、食材に触ることも食育になります。崩す作業は楽しいのでお子さんにさせてあげても良いですね。
【主な材料】
木綿豆腐
さつまいも
大根
にんじん
しめじ
ごま油
●詳しいレシピはこちら
【下処理簡単】さつまいもけんちん汁
かわいすぎる!鬼ちゃんぷりん
節分といえば「鬼」ですよね。お子さんとかわいい鬼をイメージしたスイーツを作ってみてはいかがですか?
豆乳プリンにこしあんで鬼の頭、チョコペンで鬼の顔、いちごジャムでほっぺを描きました。鬼のトッピングはお好みのお菓子でもOKです。「どんな顔の鬼にする?」とお子さんと相談しながら作るのも良いですね。
【材料】
無調整豆乳(牛乳でも可)
砂糖
水
粉ゼラチン
チョコペン
こしあん
いちごジャム
●詳しいレシピはこちら
【節分】鬼ちゃんプリン(豆乳・牛乳でもOK)
今回は子どもと楽しむ節分献立レシピをご紹介しました。今年の節分はお子さんと楽しく料理をしながら、節分に食べるものの意味や由来を話して思い出に残る楽しいひと時を過ごしてみてはいかがですか?
大人も節分を楽しむ!恵方巻&豆のアレンジレシピはこちら。
・本当に美味しい恵方巻き|何度も作りたい定番レシピVol.186
・【節分の炒り豆を手作り&余った豆も活用!】作りたくなる簡単炒り豆アレンジレシピ2品