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2017.03.07

ミートソースとはここが違う! 絶品の「本格ボロネーゼ」を味わおう

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人気のパスタといえば、ミートソース。でも、みなさんは「ミートソース」と「ボロネーゼ」の違いを知っていますか? ボロネーゼはイタリア・ボローニャの名物パスタ。ミートソースに似ているけれど、じつは少し違うんです。あなたは本当のボロネーゼのおいしさをまだ知らないかも!? 今回は本格的なボロネーゼのレシピをご紹介します!

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「ボロネーゼ」の名前の由来

イタリア北部のエミリア=ロマーニャ州というところに、ボローニャという街があります。古くから大学が栄え、美食の街としても知られるボローニャは、プロシュット(ハム)やモルタデッラ(いわゆるボローニャ・ソーセージ)、サラミといった肉製品、そしてパルミジャーノ・レッジャーノに代表されるチーズの生産でも大変有名な場所です。

「ボロネーゼ」というパスタ料理のふるさとは、そんなボローニャの一帯。じつはボロネーゼの正式名称は「ラグー・アッラ・ボロネーゼ(Ragù alla bolognese)」といいます。ラグーというのは、フランス語やイタリア語で、肉や野菜などの具材をきざみ、コトコト煮込んだもののこと。つまり私たちがよく知る「ボロネーゼ」ソースは、「ボローニャ風のラグー(煮込み)」という意味なのです。

 

おなじみのミートソースとの違い

おなじみの「ミートソース」とこの「ボロネーゼ」は、いったいどこが違うのでしょうか?簡単にいうと、一番の大きな違いは、

・加えるトマトの量と味付け
・ひき肉の扱い方
・パスタの種類

にあります。

おなじみのミートソースは、ぽろぽろに炒めたひき肉に野菜をたっぷり加え、トマトケチャップなどで味付けして煮込みますよね。それに対して、本場のボロネーゼはとてもシンプル。野菜は少量、トマトはわずかにペーストで加える程度しか使いません。そして、ひき肉もぽろぽろにはせずに、最初はなるべくかたまりになるように焼いて、肉々しさをしっかりと出していきます。ですから仕上がりは、ソースというよりは肉そぼろに近い状態なんです。それをチーズと一緒にパスタにからめながら食べます。

おなじみのミートソースは、アメリカ大陸に渡ったイタリア系移民たちが、故郷の味を懐かしんで作りはじめた作り方です。それが日本で一般的になったのは、ミートソースがアメリカから日本に伝わった影響ではないかといわれています。

 

ボロネーゼに欠かせないタリアテッレ

「タリアテッレ」とよばれる幅広のパスタと合わせるのも、このボロネーゼの大きな特徴のひとつ。そもそもイタリアには、地方ごと、料理ごとに、「このソースには、このパスタ」という決まりごとのようなものがあります。そしてここボローニャでは、ラグーソースにはこのタリアテッレがもっとも相性のいいパスタだとされてきたのです。

近年では、日本で一般的な「スパゲッティ」が使われることもあるようですが、本来、生パスタ作りの伝統がある北イタリアでは、ボロネーゼには軟質小麦と卵から作られた生のタリアテッレを使用します。ただし、日本では用意するのが難しいので、レストランでもタリアテッレ以外のパスタを使うことが多いようです。

 

絶品! 「本格ボロネーゼ」の作り方

それではいよいよ、本場ボローニャの伝統的なレシピをもとにして、本格派の一皿を作っていきましょう。「本格」なんていうと一見、難しそうですが、具材もシンプル、作り方もシンプル。ソースだけなら、たったの3ステップでできてしまいます。また作っていくうちに、ふつうのミートソースとの違いやボロネーゼならではのおいしさもよくわかってきます。ぜひ試してみてくださいね!

 

材料 (2人分)

牛ひき肉 300g
ベーコン(できればパンチェッタ) 30g
玉ねぎ、にんじん、セロリ 各50g
オリーブオイル 大さじ3~4
(赤)ワイン 250cc
トマトペースト 大さじ1/2 (※6倍濃縮のもの)
タリアテッレ 90g×2
パルミジャーノ・レッジャーノ 適量

塩 小さじ1.5
ブラックペッパー、ナツメグ 各少々

 

① 野菜を炒めて、ソフリットを作る

ソフリットとは、香味野菜を油でじっくりと炒めたもの。まずは野菜を炒めて、ソフリットを作ります。

玉ねぎ、にんじん、セロリの3種を用意しますが、野菜やトマトをたっぷり加えるミートソースとは違い、あくまで「お肉が主役」のパスタ料理なので、すべて少量ずつでOKです。

まず最初にオリーブオイルでベーコンを炒め、その脂のなかでじっくりと、野菜を炒めていきます。しっかりやわらかくなるまで、脂の中で揚げるようなイメージで炒めましょう。

もしあれば、ベーコンの代わりにパンチェッタ(イタリア料理でよく使われる塩漬け豚バラ肉)を使うと、より深みが出ておいしく仕上がりますよ。最初は中火からはじめて、油がやや少なくなったと感じたら弱火にし、焦がさないように最低でも10分ほど火を入れていきましょう!

 

② ひき肉を焼く

野菜を弱火でじっくりと炒めているあいだに、別のフライパンでお肉を焼きます。塩、こしょう、ナツメグでしっかりめに下味をつけたひき肉を、かたまりにしてフライパンに入れ、強火で表面だけこんがりと焼きます。

お肉には、しっかりした焼き色をつけます。場合によっては少し焦げめがつくくらいでも大丈夫! こうするとお肉を煮込んだ時に、うまみとコクがグンとアップします。

 

③ ソースを煮込む

お肉が焼けたら、野菜を炒めていたフライパンに移します。お肉を焼いていたフライパンのほうには、まだ肉のうまみがたっぷりと染み出して残っていますので、ワインを入れて一度煮立たせ、そのうまみごと野菜のフライパンに加えてしまいましょう。

あとはトマトペーストを溶かし入れ、弱火でコトコト、20~30分煮込めばソースのできあがりです。

 

④ ソースをパスタにからめる

ソースができたら、ゆであげたタリアッテレにからめます。この時、先におろしておいたパルミジャーノ・レッジャーノ・チーズを少しパスタにからめ、それからソースをからめるとしっかり味がつきますよ。

お皿に盛ったら、仕上げにまたチーズをたっぷりと。

さあ、これで本格ボロネーゼの完成です! 

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パスタにからむ肉のソースのおいしさを噛みしめて!

ボロネーゼは、噛みしめるほどに深い味わいが楽しめる、本格的なお肉のパスタ。シンプルに味付けしたお肉のソースが、幅広のタリアテッレによくからみ、ほかにはない格別の味わいが楽しめます。

また、香味野菜の甘みと深み、アクセントになったトマトの風味、そして仕上げにたっぷりかけたパルミジャーノ・レッジャーノも欠かせないもの。シンプルながらも、食欲をかき立てる極上のおいしさです。

ぜひ、みなさんも、一度はこの本格ボロネーゼを味わってみてください。きっと、いつものミートソースとはひと味違ったおいしさを発見できますよ!

 

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この記事のライター

庭乃桃
料理・食文化研究家、女子栄養大学 食生活指導士
しみじみ*ごはん
https://oceans-nadia.com/user/26

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