北イタリアはボローニャの名物パスタ。日本では「ボロネーゼ」という名前で知られていますが、本来はトマト少なめ、お肉が主役のお料理です。幅広のタリアテッレというパスタにからめて食べれば、ガッツリお肉のうまみとパルミジャーノ・レッジャーノの芳醇な香りが口いっぱいに広がります。
◆本来、にんにくは使いませんが、好みで野菜と一緒にみじん切りにして炒めてもかまいません。 ◆ミートソースとは違い、本場のボロネーゼはトマトが少なく、水分も少なめです。肉そぼろのような状態でOKなので、チーズと一緒にパスタによくからめていただきます。 ◆本来は軟質小麦と卵で作られた生のタリアテッレを使用します。あればぜひどうぞ。
ベーコン、玉ねぎ、にんじん、セロリは極みじ切りにする(フードプロセッサーなどを使ってもよい)。
深めのフライパンにオリーブオイルとベーコンを入れて中火にかけ、 ベーコンの脂をじわじわ引き出すように炒める。 1 の野菜を加えて炒め合わせ、全体に平らに広げたら、焦げ付かないよう 時々かき混ぜながら、弱火で野菜が透き通ってやわらかくなるまで (最低10分以上)炒める。
その間に、肉を準備。 別のフライパンを用意し、A 塩小さじ1.5、ブラックペッパー少々、ナツメグ少々を加えて混ぜこねたひき肉を大きなハンバーグ状にまとめたものを入れて強火にかける。そのままいじらず、じっくり焼いて、しっかり焦げ目がついたらひっくり返し、裏も同様に焼く。
肉の表面がしっかり焼けたら、野菜を炒めていた 2のフライパンに入れる。 (※この時、両方のフライパンに残った油脂が多いようであれば、少し捨てると重たすぎない味に仕上がります。) 肉を焼いていたフライパンにワインを入れ、残った旨みをこそげ取るようにひと煮立ちさせてから、それもここに加える。
タリアテッレを塩を入れた熱湯(分量外)で袋の表示時間よりやや短めに茹で上げ、 おろしたパルミジャーノ・レッジャーノ・チーズと 5 のソースをからめる。 皿に盛り、さらに上からチーズを振りかけていただきます。
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2020/06/01 14:01
2020/05/30 23:19
庭乃桃
料理・食文化研究家
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士 / 文筆家 はじめまして、庭乃桃(にわの・もも)と申します。 どこの国の料理でも、食べたいのは しみじみ "おいしい!" と思えるごはん。 和のおかずから、洋食、エスニック、 本場ヨーロッパの家庭料理まで、 旬の食材や季節感を大切にした おいしいものが大好きです。 企業様向けレシピの開発や、 レシピ記事の制作、本やコラムを書く仕事を しています。 時々、翻訳、講演なども。 いろいろなレシピがあるので、 よかったらぜひのぞいていってくださいね!