皮がかたく、繊細で豊かな風味を持つホワイトアスパラガスは、グリーンアスパラガスと同じ茹で方だと本来のおいしさが引き出せません。といっても、とても簡単においしく茹でられますので、ぜひ一度お試しください。
◆皮と一緒に茹で上げることで水っぽくなりにくく、ホワイトアスパラガス本来の繊細な香りやおいしさを楽しめます。 ◆グリーンアスパラガスと同様、食感が残るように茹で上げてもおいしいですが、ホワイトアスパラガスはやわらかく茹でてもおいしいのでヨーロッパでは割と長めに茹でます。お好みでどうぞ。
ホワイトアスパラガスを長いまま入れられる鍋か、 深めの大きなフライパンを用意する。
ホワイトアスパラガスは根元を手で折り、穂先の2~3cm下あたりから ピーラーで皮をむく。折った根元とむいた皮は捨てずにとっておく。
鍋か深さのあるフライパンにA 水1L、バター1片 (10g)、砂糖小さじ1、レモン汁小さじ1(※白く仕上げるため。好みで入れなくてもよい。)とホワイトアスパラガスの根元、皮を入れて火にかける。煮立ったらアスパラを根元の方から入れて、少ししたら穂先まで全体を沈める。そのまま蓋をしないで8~10分程度茹でる。
すぐに食べない場合は、そのまま茹で汁の中にひたしておく。 (※その場合、茹で時間を8分くらいに留めます。)
★定番1 溶かしバターソースで。 https://oceans-nadia.com/user/26/recipe/2606
★定番2 オランデーズソースで。 https://oceans-nadia.com/user/26/recipe/127521
茹で汁にはホワイトアスパラガスのおいしさがたっぷり詰まっていますので、 スープにしたり、リゾットを作ってもおいしいです。 「ホワイトアスパラガスと生ハムのリゾット」 →https://oceans-nadia.com/user/26/recipe/127371
★このレシピについては、こちらのコラムでもご紹介させて頂いています。 連載コラム「ヨーロッパ 食の風景」 第5回:野菜の女王・アスパラガスのおはなし。(1/3) https://oceans-nadia.com/user/26/column/80
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庭乃桃
料理・食文化研究家
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士 / 文筆家 はじめまして、庭乃桃(にわの・もも)と申します。 どこの国の料理でも、食べたいのは しみじみ "おいしい!" と思えるごはん。 和のおかずから、洋食、エスニック、 本場ヨーロッパの家庭料理まで、 旬の食材や季節感を大切にした おいしいものが大好きです。 企業様向けレシピの開発や、 レシピ記事の制作、本やコラムを書く仕事を しています。 時々、翻訳、講演なども。 いろいろなレシピがあるので、 よかったらぜひのぞいていってくださいね!