コブラーはイギリスやアメリカで人気の家庭的なデザートです。旬の果物を使って、手軽に手作りおやつが作れます。
果物は桃以外にもベリー系、リンゴ、杏、バナナなどでも作れますし、ドライフルーツを加えてもおいしいです。薄力粉を10g減らして、アーモンドパウダーに置き換えたり、生地に刻んだナッツやオートミールを加えたアレンジもお勧めです。1人前ずつ小さめの容器で作ると取り分けの手間が省けます。
A ブラウンシュガー60g、コーンスターチ小さじ1、バニラビーンズ1/2本分、塩ひとつまみ、シナモンひとつまみを混ぜ合わせておく。 B 薄力粉45g、中力粉45g、砂糖90g、ベーキングパウダー小さじ1と1/2、塩ひとつまみ、レモンの皮のすりおろし1/2個分をボウルにふるっておく。 オーブンを180℃に予熱する。
桃は種の周りに縦に一周切り込みを入れ、互い違いにひねるようにして半割りにする。種を取り除き、皮を剥き、4等分(全体から見ると8等分)のくし切りにする。
フライパンに無塩バターを入れ、中火にかける。無塩バターが溶けたらA ブラウンシュガー60g、コーンスターチ小さじ1、バニラビーンズ1/2本分、塩ひとつまみ、シナモンひとつまみとレモン汁を加え、沸騰するまでかき混ぜ続ける。
フライパンに桃を加え、フライパンを揺すって全体を絡めるように混ぜる。ヘラなどを使うと桃が崩れるので、あまり触らないように。中火で1分30秒程度加熱したら、耐熱容器に移す。
B 薄力粉45g、中力粉45g、砂糖90g、ベーキングパウダー小さじ1と1/2、塩ひとつまみ、レモンの皮のすりおろし1/2個分の入ったボウルに牛乳の半量を加え、ホイッパーで混ぜる。粉気が無くなったら残りの牛乳を加え、さらに混ぜる。
180℃のオーブンで40分焼く。きつね色に色付くのが目安なので、焼き色が濃すぎるようなら、途中で温度を10℃下げる。
器に盛り付け、バニラアイスをのせる。
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こんどうとしえ
ドイツ語翻訳家として活動するかたわら、葉山で料理教室"Convivialite Cooking Lesson"を主宰。レシピ開発や商品PRを数多く手掛ける。語学力と食文化への深い造詣を活かして世界の郷土料理、郷土菓子を研究し、本場の味を身近な食材で再現できるレシピを開発。