巻き方や味付けでバリエーションを楽しめる「肉巻き」
お弁当やちょっとしたおかずとして定番の肉巻き。「具にお肉が巻いてある」という仕上がりはどれも同じですが、巻き方や味付け、調理の仕方は意外に豊富。いろいろな肉巻の作り方をマスターして、バリエーションを広げてみませんか?
知っておきたい!「肉巻き」の作り方のポイント
・お肉の広げ方は?
タテ向きにつなげて長くorヨコにつなげて広くorそのまま巻きつける
・お肉の巻き方は?
具材を包むor具材に巻きつける
・巻き方のコツは?
巻き終わりは脂身の少ない赤身にすること。(※脂肪を巻き終わりにすると脂でくっつかない)。
・きれいに仕上げるには?
焼く場合は巻き終わりをしっかり焼きつけて接着させる。レンジの場合は片栗粉をまぶして接着させる。
・お弁当向きの味付けは?
汁気を少なくする工夫を。味を染み込ませたり、タレなしでもOK!しっかり下味をつけておくことも大事。
以上のポイントを押さえておけば、肉巻きはほぼマスターしたも同然です!
では、これから3種類の、それぞれ違うタイプの「肉巻き」レシピをご紹介します。作り方や味付けの違いにも注目しながら見ていきましょう。
おすすめ肉巻きレシピ3つ
海苔巻きのように具材をくるんで。すきやき風肉巻き
長ネギ、ニンジン、えのきなど、すき焼きの具材で作る肉巻きです。しゃぶしゃぶ用の豚ロースを使っていますが、牛ロースならよりすき焼きらしさがUP!
豚ロース肉は手のひらサイズの大きさなので2枚重ねて使用しますが、お手頃な値段でお弁当にも理想的。
牛ロースは大判なので1枚でも巻けますが、お値段も大判(笑)!なのでお好みでお選びください。牛ロースの場合も味付けは同じです。
豚ロース肉を向きを変えてヨコに2枚重ねます。大判の長方形にすれば巻き寿司の要領で複数の具材を包み込めます。
1周ぐるっと具材をしっかり巻いてから、あとはくるくると巻いていきます。
「すきやき風肉巻き」の味付けのポイントは、「染み込ませること」。汁気を切りたいお弁当のおかずには、タレや味付けが悩みどころ。そんなときには煮絡めたり、タレに浸したまま冷ましてください。冷えていくうちにさらに味が染み込んでいきます。
くわしいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/34324/recipe/183193
端からくるくる巻くだけ。豚肉の梅シソ巻き
大葉に梅ペーストを塗り、味海苔で包んだ肉巻きです。大葉のさわやかな香りと梅、海苔の相性がgood!梅、大葉なら豚肉か鶏肉が美味しい組み合わせですが、お弁当作りには下処理が要らないしゃぶしゃぶ用の豚ロースがおすすめです。
豚ロース肉を2枚、タテに重ねます。巻き終わりの接着を考えて、脂肪の多い箇所を重ねましょう。
薄い具材を端からくるくると巻き込んでいくだけなので巻き方も簡単!大葉の他、ハム、チーズなどでもアレンジ可能です。
「豚肉の梅シソ巻き」の味付けのポイントは、なんといってもタレがないこと!梅ペーストを中に入れて外を味海苔で巻くだけで十分な味付けになります。
他の具材でアレンジするときは「ハム+マヨネーズ+味海苔」「チーズ+大葉+味海苔」のように組み合わせてみてくださいね。
くわしいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/34324/recipe/183179
コマ肉を巻き付けて!牛肉のアスパラ巻き
豚コマ肉、豚バラ肉、牛コマ肉はお手頃ですが形が不ぞろい。そんなときは具材に巻き付ける「肉巻き」にしましょう。
お肉は、巻き始めは固定するためにぐるっと1重に巻き、あとはななめにずらしながら巻きます。肉を巻き足すときは、出発点を同じように1重巻きにしてからななめに巻いていきます。巻き終わりは脂肪ではなく、赤み肉がくるようにし、加熱するときは巻き終わりを下にして置きます。
レンジで加熱する際は、均一に熱が伝わるように円状に並べるのもポイントです。
定番の「アスパラ肉巻き」ですが、レンジで調理すれば手が放せるので、急いで何品かおかずを用意しなければいけない時に便利です。もちろんフライパンで焼いてもOKです。
くわしいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/34324/recipe/183188
作りやすいよう味付けもシンプルなものをご紹介してみました。いかがでしたでしょうか。ぜひお弁当作りのご参考にしてみてくださいね。
編集協力:糸井朱里