お肉の冷凍の注意点
お肉の冷凍で最も気を付けなければいけないのは、やはり衛生管理です。
冷凍保存により、細菌の活動を抑えることで長く保存ができますが、冷凍により細菌が死滅するわけではありません。解凍後には再び細菌が活動を始めるので、冷凍前と解凍後の両方において、衛生面には十分注意しましょう。
お肉の冷凍はとにかく乾燥注意!
冷凍庫内は水蒸気も凍ってしまうので、非常に乾燥しています。そのため冷凍保存する際には、乾燥対策が重要になりますが、お肉は特に注意が必要です。
例えばトマトやナス、ピーマンなどの野菜は、野菜自身の皮により表面が守られています。それに対して、お肉は精肉の状態、つまり表面を守っているものを取り除き、断面や細胞がむきだしの状態になっています。
そのため、冷凍による乾燥の影響をとても受けやすいのです。お肉はより一層乾燥対策をした上で、冷凍しましょう。
お肉の漬け込み冷凍のメリット
そのまま冷凍するときはラップでしっかりくるむこと
お肉を冷凍保存する際には、乾燥対策が非常に大事です。
ラップでぴったりと表面を包み込み、さらに冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ入れましょう。ぴったりとお肉の表面にラップを貼りつかせるのがポイントです。
そのまま冷凍、より断然オススメ!漬け込み冷凍
さらに乾燥対策としてオススメなのが、今回の「漬け込み冷凍」です。
漬け込み冷凍とは、調味料などの液体で食材を漬け込み、調味液と一緒に冷凍する方法です。
漬け込み冷凍をするメリットは
1. 調味液でお肉の表面をコーティングすることで、表面の乾燥を抑えられる
2. 調味液と一緒に冷凍することで、お肉に味がしみ込みやすくなる
3. お肉がパサつかずしっとり仕上がる
このようにメリットがたくさんあるので、お肉は漬け込み冷凍がオススメです!
味付けシンプル!基本の漬け込み冷凍
様々な調味料や食材を使ってバリエーションを楽しめるも漬け込み冷凍の魅力ですが、味付けをできるだけせず、生肉に近い状態でお肉を冷凍したい場合の方法をご紹介します。
お肉に塩を振り、もみ込みます。さらに料理酒をかけて、そのまま冷凍用保存袋へ。
塩分でお肉を引き締め、さらに料理酒で表面をコーティングします。
使い方は保存袋のまま流水または氷水解凍して、通常のお肉と同じよう使ってください。凍ったままポキっと折って、そのままスープなどに入れて加熱しても大丈夫です。
漬け込み冷凍の鶏肉のローズマリーソテー
鶏肉をローズマリーとオリーブオイルで漬け込んで冷凍すると、オシャレな香草焼きが簡単に作れます。
パサつきやすい鶏ムネ肉も漬け込み冷凍なら、しっとり仕上がりますよ。その他、鶏肉はカレー調味料やトマトソースなどと一緒に漬け込み冷凍するのもオススメです。
【材料】(2人分)
鶏肉…200g
ローズマリー…1本
オリーブオイル…大さじ2
塩…適量
添え野菜…適量
くわしいレシピはこちら
●『漬け込み冷凍の鶏肉のローズマリーソテー』
漬け込み冷凍の豚肉の生姜焼き
豚肉料理の定番、生姜焼きも、漬け込み冷凍でいつでも手軽に作れます。
豚肉は、酢豚調味料や照り焼きソースなどを一緒に漬け込むのもオススメです。
【材料】(2人分)
豚肉…200g
しょうゆ…大さじ1
みりん…大さじ1
料理酒…大さじ1
おろし生姜…大さじ1
ごま油…小さじ1
添え野菜…適量
くわしいレシピはこちら
●『漬け込み冷凍の豚肉の生姜焼き』
漬け込み冷凍の牛肉とまいたけの簡単煮
牛肉をめんつゆに漬けて冷凍するだけ! さらにまいたけを一緒に入れることで、まいたけの酵素の働きで牛肉が柔らかく仕上がります。
まいたけと調味料の漬け込み冷凍は他のお肉でも是非お試しください。
【材料】(2人分)
牛肉…200g
まいたけ…50g
めんつゆ…50ml
添え野菜…適量
くわしいレシピはこちら
●『漬け込み冷凍の牛肉とまいたけの簡単煮』
「漬け込み冷凍」でお肉を美味しく保存!
使う頻度が高いお肉。その分余らせてしまったり、保存方法に悩むことも多いはず。冷凍保存を活用すれば、食品ロスもなくなり、美味しく手軽に料理を作ることができます。
ぜひ、様々なお肉と調味料の組み合わせパターン試して、お好みの「漬け込み冷凍」を見つけてくださいね!
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