スパイス香るごちそうご飯「ビリヤニ」とは?
「ビリヤニ」とは、スパイスと肉、そして長粒種の米を重ねて炊き上げる南アジア発祥の豪華な炊き込みご飯です。世界三大炊き込みご飯のひとつとも称され、最近では日本でもコンビニで販売されたり、専門店が増えたりなど大きな注目を集めています。
ここが違う!普通のカレーとビリヤニの大きな違い
見た目はカレーに似ているように思えるビリヤニですが、実は普通のカレーとは作り方も味わいもまったく異なります。
最大の魅力は「米自体にうま味と香りをじっくり染み込ませる」という点。とろみのあるルーを炊いた白ご飯にかける普通のカレーとは違い、ビリヤニはスパイスや肉のうま味が凝縮されたソース(グレーヴィ)と米を密閉して一緒に蒸し上げる「炊き込みご飯」です。
そのため、ルーがなくても米ひと粒ひと粒からスパイシーな香味が噛むほどにあふれ出します。さらに、日本の米のような粘り気ではなく、軽やかなインドの米を使うことで、驚くほどパラッとした口当たりに仕上がるのも大きな違いです。
ビリヤニの特徴とは?
ビリヤニの美味しさを支えているのが、伝統的な「ダム式」と呼ばれる調理技法です。下ゆでした米と肉のソースを交互に重ねて鍋の中に密閉し、じっくり弱火で蒸し上げることで、スパイスの華やかな風味とうま味が米全体にじっくりと行き渡ります。
そして、ふたを開けた瞬間に広がる芳醇な香りと、目でも楽しめる豪華な見た目も魅力のひとつ。お米をあえて完全に混ぜ合わせず蒸し上げるため、真っ白な米、スパイスに染まった鮮やかな黄金色の米、そしてゴロゴロとした具材がきれいな層を描き、まるでアートのような美しいグラデーションが生まれます。かつては結婚式などの特別な日のお祝い料理でしたが、現在では大衆的なごちそうとして親しまれています。
【特徴1】バスマティライスが作る極上のパラパラ食感
インド産の高級香り米「バスマティライス」を使用。細長く軽やかな米は重たくならず、ルーをかけなくてもいくらでも食べられてしまう美味しさです。
【特徴2】重ね蒸しが生み出す複雑なうま味と香り
ソースと米を層状に重ねて蒸し上げるので、食べる場所によってスパイスの立ち方やコクのグラデーションが変わり、ひと口ごとに新鮮な味わいを楽しめます。
【特徴3】ヨーグルトサラダ「ライタ」で爽やかに味変
刻み野菜とスパイスを混ぜたヨーグルトサラダ「ライタ」を途中で回しかければ、爽やかな酸味が加わり、ひと味違ったさっぱりとした美味しさに変化します。
バスマティライスはどこで買える?
ビリヤニ作りに欠かせないバスマティライス、「名前は聞いたことがあるけれど、どこに売っているかわからない」「普通のスーパーで見かけないから手を出しにくい」とお悩みの方も多いのではないでしょうか? 実は身近なお店やネット通販で簡単に手に入りますよ。
カルディや成城石井、業務スーパー、無印良品などの輸入食品も扱う店やスーパーのカレー・エスニック食材コーナーで販売されていることが多いです。確実に手に入れたい場合や大容量・銘柄を選びたい方は、Amazonや楽天市場などの大手通販サイトを利用するのも便利。また、東京の新大久保などのハラールショップやインド食材専門店に足を運べば、本格的なバスマティライスをお得な価格で購入することもできますよ。
初めてでも失敗なし!手作りビリヤニレシピ
「スパイスの準備やライタ作りはたいへんそう…」と思う方もご安心を! 今回ご紹介するおねこさんの「じゃがいものキーマビリヤニ風」は、バスマティライスを下ゆでして重ねて炊く本場の基本を押さえつつ、初心者でも手軽に作れるようにアレンジされたレシピです。
ホールスパイスの代わりに使いやすいカレー粉やチューブ調味料を活用し、合いびき肉とレンジ加熱したじゃがいもで煮込み時間をギュッと短縮。さらに、ソース自体にヨーグルトを混ぜ込んで煮込むため、別途ライタを用意しなくてもこれひと皿でマイルドな酸味とコクのある絶妙な味わいに仕上がります。
手軽なのに味は本格派! 初心者でも挑戦できるおすすめレシピです♪
おねこさんの「初心者向けビリヤニ」の作り方
https://oceans-nadia.com/user/230316/recipe/516472
ここからは、おねこさんの「初心者向けビリヤニ」の詳しい作り方を見ていきましょう。今回、鍋は直径22cmのものを使用しています。薄い鍋では、焦げついて調理が難しいので、厚手の鍋か、こびりつかないように加工されているもの(テフロン加工やフッ素樹脂加工など)を使うことをおすすめします。
材料(4人分)
バスマティライス 2合(300g)
じゃがいも 小4個(300g)
卵 4個
合いびき肉 250g
A サラダ油 大さじ2(28g)
A カレー粉 小さじ7(14g)
A 鶏がらスープの素 小さじ1と1/2(4g)
A 塩 小さじ1/3(2g)
A 粗びき黒こしょう、チリペッパー 各小さじ1/4~(なくても可)
A おろしにんにく(チューブタイプ) 小さじ3(15g)
A おろししょうが(チューブタイプ) 小さじ2(10g)
B トマト缶 1/2缶(200g)
B プレーンヨーグルト 大さじ6(90g)
C 水 1.5L
C 塩 小さじ2と1/2(15g)
作り方
下準備

バスマティライスは60分浸水させ、ザルにあげて水をきる。
じゃがいもは皮ごと洗い、水で湿らせた状態でふんわりとラップで包む。電子レンジ(500W)で4分加熱し、調理するまでそのまま置く。
卵は9分ゆでて殻をむく。
1. 肉とスパイスを炒め合わせる

厚手の鍋にAと合いびき肉を入れ、「中火」にかけて火が通るまで炒める。
※Aにある粗びき黒こしょうとチリペッパーは辛味付けで、ここでは各小さじ1/2を入れています。辛くしたくない方は入れなくてもOK。
2. 具材を加えて煮込む

【1】にB、じゃがいも、ゆで卵を加えて混ぜる。ふたを少しずらしてのせ、「弱火」にして15分煮る。この間、じゃがいもはヘラで切って大きめのひと口大にする。
※ゆで卵が崩れないように気をつける。
※煮ている間に、工程3にとりかかるとスムーズ。
3. バスマティライスをゆでる

別の鍋にCを入れて「強火」にかけ、沸騰したらバスマティライスを入れる。「中火」にして5分ゆで、ザルにあげて湯をきる。
※はじめは鍋底に張り付くので、ヘラでぐるりと数回混ぜる。
※ふきこぼれそうであれば火力を弱める。
※ホールスパイスを持っている方は、バスマティライスをゆでる際に入れると香りが劇的にアップ!
カルダモン3~4粒、クローブ3~4粒、クミンシード小さじ1、シナモンスティック1/2~1本、ベイリーフ(ローリエ等)1~2枚、スターアニス2~3片、メース1~2片…など。
4. 具材の上に重ねて炊きあげる

【3】を【2】の上に平らにならす。ふたをして「弱火」で13分炊き、火を止め5分蒸らす。できあがったら、混ぜずにふんわりと器によそう。
いかがでしたか? 今話題のビリヤニ、ぜひおうちで作って本格的なエスニック気分を味わってみてくださいね!
より本格的な味わいを追求したい方は、おねこさんの「本格チキンビリヤニ」も併せてチェックしてみてください♪


















