バニラとブランデーの芳醇な香りの渋皮煮。 栗のシーズンには毎年作ってクリスマスにも使う我が家の定番です。 手間はかかりますが、自家製はほっくりやわらかで、たまらない美味しさです。
今回は保存が出来るように甜菜糖をしっかり入れてますが、数日で食べきる場合は水の6割程度まで減らしてもOKです。
栗は鬼皮のまま鍋に入れ、水をかぶるくらい入れて中火にかけ、水が80度くらいになったら火を止め、冷めるまでおく。 (皮がむきやすくなる。)
栗のとがった方から皮をむく。 少し切れ目を入れたらステーキ用ナイフなど先の丸いナイフではがすようにすると渋皮が傷つかずきれいにむけます。
底の部分の皮がはりついて剥きにくい時は無理にむかなくてOK。 鍋にたっぷりの水と入れて、重曹を加え、中火にかける。 煮立ったら5分ほど茹でアクの出た水を捨て底の皮が残っている場合はここでむく。
たっぷりの水を注ぎ、渋皮の黒い筋を指でこすってむく。
水を変え、中火にかけ、煮立ったら10分茹でて湯をこぼし、きれいな水で再び火にかける。もう1回繰り返す。
新しい水を栗がかぶるくらい入れ、水の量を計って甜菜糖を水の80%から同量計る。(水1000ccなら800g~1キロ) 鍋に水を戻し、はかった甜菜糖の1/3量を加え、裂いたバニラも入れてオーブンペーパーで落し蓋をして弱火にかける。
ふつふつと煮立ってきたらごく弱火にして5分加熱し、(アクは取りつつ)火を止め冷めるまでおく。 冷めたらまた1/3量の甜菜糖を加えて弱火で同じように煮る。 冷めたら残りの砂糖を加え、同様に煮て冷ます。
冷めたら再び火にかけ、煮立ったら火を止めてブランデーを加え、煮沸消毒した瓶に詰め、長期保存する場合は脱気する。(瓶ごと煮沸) 涼しい日の当たらない場所なら半年はもちます。
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2013/11/25 03:06
2013/11/18 15:29
清水えり
薬膳の理論をベースに、和食、フレンチ、イタリアン、エスニックと様々なジャンルの料理を提案しています。 2012年より薬膳Cooking Salon「La Table de Eri」を主宰。 HP:http://erishimizu.web.fc2.com/ Blog:http://ameblo.jp/fani0912/