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    • 公開日2021/01/31
    • 更新日2021/01/31

    【栁川さん家のパンのある生活~第22回~】あんぱんとホイップあんぱん

    「シンプルな料理をより美味しく!」をモットーに、毎日食べても飽きない「おうちごはん」が得意な栁川かおりさん。インスタグラムやブログではパンレシピを度々アップし、定評を集めています。そんな栁川さんに「栁川さん家のパンのある生活」と題し、パンのこね方から、アレンジ方法まで幅広くご紹介していただきます。今回は、ほっとする美味しさが魅力の「あんぱん」です。あんぱんにぎっしりと生クリームを詰めた「ホイップあんぱん」のアレンジもご紹介します。ぜひ作ってみてくださいね。

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    【栁川さん家のパンのある生活~第22回~】あんぱんとホイップあんぱん

     

    基本のあんぱん

    スタンダードなあんぱんですが、実はきれいにあんこを包むにはちょっとしたポイントがあります。これをマスターしたら、フィリングをいろいろ変えて楽しめますよ。桜の花を仕上げにのせて、春を先取り。甘いあんこに桜の花の塩気も美味しいです。最後に、我が家で人気のアレンジ、ホイップあんぱんもご紹介しますね。

    パン生地は、薄力粉が少し入った、いろいろなおやつパンで使える成形もしやすい生地。クリームパンやアーモンドクリームロールと同じ生地です。一次発酵まで同じように作ってください。

     

    あんぱんの作り方

    【材料(6個分)】
    強力粉 120g
    薄力粉 40g
    A砂糖 12g
    Aドライイースト 3g
    塩 3g
    卵 15g
    バター(無塩) 25g
    水 80~90g
    あんこ 180g
    桜の花の塩漬け 6g

    【作り方】
    生地をこねる~一次発酵までは基本の丸パンの生地とほとんど同じです。

    ●基本の丸パンのレシピはこちら
    『基本の丸パン。』

    1.材料を準備する。
    ・粉類を混ぜ合わせる。
    ・大きいボウル(ボウルA)に粉類の半量とAを入れます。卵はイーストの入ったボウルにイーストから離して入れてください。卵は水分の一部と考えて作ります。
    ・小さいボウル(ボウルB)に残りの粉類と塩、角切りにした無塩バターを入れます。
    ・水は人肌程度に温めて使います。

    2.生地を混ぜる。
    ボウルAのイーストめがけて水を加え、粘りが出てなめらかになるまでヘラで手早く混ぜます。ボウルBを加えてさらに混ぜ、ひとかたまりになったら台に出してこねていきます。

    3.生地をこねる。
    生地を伸ばしたり叩いたりを繰り返します。バターが生地になじんできたら、叩きも加えながらこねていきます。ベタついてデコボコしていた生地が、手にベタつかず表面がなめらかになるまで5~10分ほどこねます。

    4.一次発酵させる。
    生地の表面をぴんと張るようにして丸め、とじ目を下にしてボウルに入れてぴったりとラップをし、2倍の大きさに膨らむまで暖かいところに置きます。発酵時間はオーブンなどの発酵機能を使うと40℃設定で30~40分、暖かい季節の常温なら60分程度で膨らみます。粉をつけた指で押して、戻ってこなければ発酵完了のサインです。

    5.あんこを準備する。

    今回のフィリングのあんこは6等分にして丸めておきます。桜の花の塩漬けは塩を洗い流して水にさらしておきます。

    6.ベンチタイム。
    一次発酵が終了したら生地を取り出して6等分に丸め直し、とじ目を下にして置き、かたく絞った濡れ布巾をかけて10分おきます(ベンチタイム)。

    7.生地を伸ばす。

    台に薄く打ち粉をして生地をひとつ取り出し、とじ目を上にして置きます。中央の高さを残して、10cm程度に手で丸く伸ばします。この中央の高さを残すことがポイント。周囲の生地を集めて包むと、とじ目の部分の生地に厚みが出るので、真ん中の生地が薄くなるのを防ぎ、厚さを均一にしてくれます。

    8.あんこを包む。

    丸めておいたあんこを中央にをのせて、周囲の生地を4か所から持ち上げて集めます。さらにその間の生地を寄せて閉じます。周囲から均等に生地を持ってくると片寄りません。

    9.平らにする。

    しっかりととじ目を閉じたら手のひらの上で丸めて形を整えてもうワンステップ。成形した生地をキャンパス生地に挟んで手のひらで軽くつぶして平らにします。

    キャンパス生地はパン作り用のものがあるのですが、なければカードやボードなどを生地の上にのせてから手で押してもOKです。

    10.桜の塩漬けをのせる。

    生地の中央に水分をよくふいた桜の花をのせて指でぎゅっと押し込みます。これで平らなあんぱんの“あの形”になります。

    11.二次発酵させる。

    オーブンシートを敷いた天板にのせて、乾燥させないように暖かいところで二次発酵させます。

    12.焼成する。

    仕上げに薄く溶き卵(パン生地作りで余ったものを使います)を塗って190℃に予熱したオーブンで12~15分焼き、焼きあがったら網にのせて冷まします。

    ●このレシピをお気に入り保存する
    『あんぱん。』


     

    基本のあんぱんをちょこっとアレンジ

    あんこを入れて焼くとパンが膨らんで中に空洞ができます。そこに生クリームをたっぷりと。我が家で人気のアレンジ、ホイップあんぱんをご紹介します。

     

    生クリームたっぷり!ホイップあんぱん

    基本のあんぱんを作るとき、あんこを包んだ後に平らにしたらそのまま二次発酵します。(中央にくぼみを作りません。)二次発酵が終わったら、表面に溶き卵(分量外)を薄く塗り、お好みで黒ごまをふってください。190℃で予熱したオーブンで10~12分。焼きあがったら網にのせて冷まします。

    冷めたら、あんぱんの横に菜箸などで小さく穴をあけましょう。

    絞り出し袋の口を刺して、ぎゅ~っとホイップクリームを絞り入れます。レシピにある生クリームの分量はたっぷりぎゅうぎゅうな量です。お好みで調整してください。

    ●このレシピをお気に入り保存する
    『ホイップあんぱん。』


    今回は、あんぱんとホイップあんぱんをご紹介しました。あんぱんは桜の塩漬けをのせて、春の気分を先取りするのはいかがでしょう。少しのアレンジで作れるホイップあんぱんも、ぜひ作ってみてください。

     

    これまでのパン連載はこちら
    ・栁川さん家のパンのある生活

     

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