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    • 公開日2016/07/04
    • 更新日2016/07/04

    【やみつきになるおいしさ!】あじのなめろうを作ってみよう♪

    お店でいただくような「あじのなめろう」、ぜひ家庭でも。和食が得意な料理研究家、高橋善郎さんがその作り方を伝授してくださいます! あじの下処理方法や調理のポイントを丁寧に解説します。

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    【やみつきになるおいしさ!】あじのなめろうを作ってみよう♪

    新鮮なあじが手に入ったら、ぜひ挑戦してみたい「なめろう」。もともとは、船の上で釣りたての魚をさばいて作ったといわれる、漁師料理です。

    脂ののった旬のあじと、みそ、たっぷりの薬味をたたき合わせるのがその作り方。あじのうまみと薬味の風味が渾然一体となり、やみつきになるおいしさです。ちなみに、珍しい料理名の由来は「滑らかになるまでたたくから」とか、「おいしすぎて器をなめてしまうほどだから」など諸説あり。

    あじのなめろうは、炊きたての白いご飯にのせたり、お茶漬けにしても絶品。お酒にもよく合います。日々の晩酌や、おうち飲み会でさっと作れたら“料理上手”の評判は間違いなし! この時期ならではの一品、ぜひ作ってみてください。

     

    たたく前の下処理が肝心。「あじのなめろう」の作り方

    刺身用のあじを、三枚におろすところから調理スタート。皮をはぐ、骨を取るなどの下処理もありますが、コツをつかめば意外と簡単です。

     

    手順1:あじを三枚におろす

    【今が旬】初めてでもできる!あじのさばき方・下処理の手順とコツ

     

    手順2:皮をはぐ

    あじは、腹骨がついた状態で先に皮をはぐほうが身崩れしません。三枚におろした身の、頭側の皮の端をつまんで少しずつ皮をはいでいきます。

    身を押さえるときはペーパータオルなどを当てて。手で直に押さえると、身がつぶれやすいので要注意!

     

    手順3:包丁で腹骨部分を切り取る

    腹骨の生え際に包丁の刃のあご(下)の部分を当て、すーっと引くようにして身ごと切り取ります。少しずつ切ろうとすると身がギザギザになってしまうのでNG。あごから刃先まで刃渡り全体を使って“一太刀”で切るのがポイントです。

     

    手順4:骨抜きを使って小骨を抜く

    魚用の骨抜きを使って小骨を抜きます。骨抜きで骨をつかんだら、片方の手で身を押さえ、左右に優しくゆすりながら引き抜きます。何もせず普通に抜くと、骨に身がくっついて身割れしやすいので要注意。

     

    手順5:包丁で身をたたく

    下処理が終わったら包丁でぶつ切りにし、あごに近い部分でたたいていきます。途中、混ぜ合わせながら一片が2cm大になるまでたたきます。

     

    手順6:薬味とみそを加える

    長ねぎ、みょうが、しそのみじん切り、しょうがのすりおろしなど好みの薬味と、みそを加えます。みそは、赤みそや田舎みそなど辛口のものを使用。

     

    手順7:好みの滑らかさになるまでたたき合わせる

    薬味とみそを加えたら、さらにたたきます。目安はごくみじん切り~ペースト状までお好みで。魚の色が変わりやすいので、手早くたたき合わせます。

     

    みそと薬味で、魚のくさみを消して風味をアップ!

    青魚独特のくさみを消すポイントは、みそと薬味の使い方にあり。みそは、赤みそや田舎みそなど辛口のものを。白みそなど甘口のみそは、魚のくさみが出てしまいなめろうには不向きです。

    薬味をたっぷり加えるのも、魚のにおいを抑えて風味をアップするポイント。細かくたたくことでかさが減るので、多めに用意しましょう。

    なめろうは、あじのほか、さんまやいわしなどで作っても美味。いろいろな魚や好きな薬味を使ってアレンジしてみるのも楽しいですよ♪

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    このコラムを書いたArtist

    高橋 善郎
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    高橋 善郎

    • 調理師
    • 食品衛生責任者
    • 野菜ソムリエ
    • ソムリエ(ANSA)
    • 日本酒学講師
    • 唎酒師

    1988年神奈川県川崎市生まれ 和食料理人である父の影響で、幼少期から実家の店舗で料理の基礎を学ぶ。 専修大学法学部 法律学科を卒業後、日本食研(株)に営業職として入社。 退職後は和食料理店での店長勤務を経て、フードコーディネーター養成スクールを卒業後、料理研究家として独立。 調理師免許、きき酒師、ソムリエ(ANSA)、野菜ソムリエなど食に関する資格を9個保有し、きき酒師の上位資格である日本酒学講師を当時史上最年少で合格。 素材の持ち味を活かした和食をベースに、エスニックからイタリアン、 オーガニックと幅広いジャンルを得意とする。 2015年には農林水産省・JICAの共催事業にも参画。 日本在住の外国人をはじめ、フランス、パラグアイ、バングラディシュ、セルビアなど、国外でも日本食・食文化を発信している。 また、スポーツをこよなく愛し、トライアスロンの国内大会では年代別で優勝するほどの実力。 2018年6月に行われた「第2回 鞆の浦トライアスロン」で年代別優勝を果たし、2018年 オーストラリア ゴールドコースト、2019年 スイス ローザンヌで行われた世界選手権にも2年連続でエイジグループ日本代表として出場。 2020年9月 カナダ エドモントンで行われる世界選手権の出場権も獲得している。(※新型コロナウイルスの影響により中止) 走る料理家として、スポーツメーカーやスポーツ・健康雑誌とのタイアップも多く手がけ、「食 ✕ 健康 ✕ スポーツ」を普及する活動も精力的に行っている。 そして、アスリートとしての実績が評価され2020年 東京パラリンピックパラ卓球ナショナルチーム 公認アスリートフードコーチに就任し選手をサポート。 2022年2月には第一子(男の子)が産まれ子育てに奮闘中。 【著書】 ・ソムリエ×料理人が家飲み用に本気で考えた おうちペアリング(主婦の友社・共著) ・遅く帰った日のきちんと小鍋(エイ出版社) ・「燃やすおかず つくりおき」(学研) ・「魔法のココナッツオイル(e-Mook)」(宝島社) ・「イケ麺レシピ103」(エイ出版社) ・「BRUNO(ブルーノ)の絶賛ホットプレートごはん」(宝島社) ・「ココナッツオイルで健康になる! (TJMOOK) 」(宝島社) ・「いつもの小麦が不調の原因!グルテンフリー入門 」(宝島社)   etc 【保有資格】 日本酒学講師 / 唎酒師(ききさけし) / ソムリエ(ANSA) / ビアアドバイザー / おさかなマイスター / ジュニア野菜ソムリエ / ジュニアアスリートフードマイスター / 調理師免許 /食品衛生責任者 【レシピ開発】 水産庁さま / 味の素株式会社 / フジッコ株式会社 / キリンビール株式会社 / ヤマキ株式会社 / 株式会社神戸屋 / 株式会社永谷園 / マルハニチロ株式会社 / ひかり味噌株式会社 / 白鶴酒造株式会社 / マルコメ株式会社 / テーブルマーク株式会社 / オタフクソース株式会社 / マルサンアイ株式会社 / カリフォルニア・レーズン協会 / スポーツクラブNAS / ノリタケ / 宮崎経済連 / 日清食品チルド株式会社 / サンマルコ食品株式会社 / 一正蒲鉾   etc 【メディア】 NHK あさイチ / NHK ひるまえほっと / テレビ東京「なないろ日和!」 / テレビ東京「よじごじDays」 / 日本テレビ ヒルナンデス! / 日本テレビ ZIP! / TOKYO MX 「日曜はカラフル!!!」 / テレビ朝日「クリームシチューのハナタカ!優越館」 / フジテレビ 良かれと思って! / テレビ朝日 グッドモーニング! / 東海テレビ スイッチ!    etc

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