ごぼうの皮と実の間には香りや旨味がたっぷり!
体の中からキレイになりたい女性の強い味方・ごぼうの旬は11月〜2月。新ごぼう、夏ごぼうと呼ばれるのは、初夏に収穫された若獲りのごぼうです。
ごぼうの皮をむく時の悩むのが、「どこまでむけばいいか分からない!」「力を入れてむきすぎて、食べる部分が少なくなってしまった…」ということ。ところが“ごぼうの皮は完全にとらなくてもおいしく食べられる”そうです!びっくりですよね。
高橋さん曰く、ごぼうは皮と実の間に香りや旨味が詰まっているので、完全にむいてしまうのはもったいないのだそう。ピクルスのようにそのまま漬けて食べるようなメニューは完全にむいたほうがよいですが、煮たり焼いたりするメニューなら問題ありません。
では、どんなふうにむいていけばいいのか、2つの方法を見て行きましょう。
[方法1]たわしで軽くこする
使うのは一般的に“亀の子たわし”と呼ばれている茶色いたわし。キレイなものを用意します。もしなければキレイな硬めの歯ブラシでもOK。毎回、新しいものを使うのは大変なので、「ごぼう用たわし」を用意しておくとよいかもしれませんね。
たわしでごぼうの皮を軽くなでるようにしてこすれば、皮がポロポロと落ちます。ポイントは“軽く”こすること。力を入れると、皮を落としすぎてしまいます。
[方法2]包丁の刃で軽くこそげ取る
包丁を使う時は、包丁の刃をごぼうに垂直に当てて、こそげ取ります。たわしの時同様、こちらも力は入れずに軽く! 包丁の背を使ってもできますが、刃の部分の方が力を入れることなく、むけるはずです。
たわし、包丁ともに、実の白い部分が少し見えてきたら、むく部分を移動させて皮を落としていきましょう。
完全に皮をむかなくても、茶色い部分が残っている程度でOK
写真を見ても分かるように、少し茶色い部分が残っている程度で皮むきは終了。こんなに手軽なら、ごぼうを料理に使う機会も増えそうですね♪
ここで紹介したのは、表面の泥を落としてから売られている洗いごぼうです。土や泥が付いたままの土ごぼう、泥付きごぼうの場合は、もう少し力を入れて落とします。どちらにしても“むきすぎない”を心がけましょう。新ごぼうのは皮も実も柔らかいので、そのまま使うのがおすすめですよ。
写真:吉田朱里 文:伊ケ崎 加寿江