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    • 公開日2016/02/10
    • 更新日2016/02/10

    おいしくてヘルシー。ローカカオを使ったピュアチョコレートの作り方

    ローカカオ豆と天然甘味料を使ってローチョコレートを作れば、添加物や乳化剤だけでなく、乳製品や白砂糖なども使わずに、おいしいチョコレートをつくることができます。今年のバレンタインはヘルシーなローチョコレートを作ってみませんか?

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    おいしくてヘルシー。ローカカオを使ったピュアチョコレートの作り方

     

    おいしくてヘルシー。ローカカオを使ったチョコレートを作りませんか?

    大好きな人、お世話になった人、いつも仲良くしている友人、そして毎日頑張っている自分自身へ。大切な人々に送りたいバレンタインのプレゼント。せっかく手作りするならば、ヘルシーでピュアなチョコレートにしませんか。

    スーパーフードとして注目されているローカカオを使えば、じつは簡単に手作りチョコレートに挑戦できるんですよ

     

    神々も食べていたスーパーフード、カカオ豆

    古くから神々の神聖な食べ物として扱われてきたカカオ豆。現在では、ヘルスコンシャスな人々の間でも人気です。人気の秘密は、ピュアでストレートな味わいだけでなく、焙煎されていないカカオ豆に含まれる栄養分にもあるようです。

    ローストしていないカカオには、ポリフェノールなどの抗酸化物質、鉄分やカルシウムなどのミネラル、ビタミンなど、植物性の微量栄養素に加え、フェネチルアミン、アナンダミドなど、こころに働きかける神経作用物質も含まれています。また、カフェインも従来のカカオよりも控えめなのだそう。

    こんなにも栄養豊富なカカオ豆。じつは、スイーツ作りにも使いやすい形状のものがたくさんあるんですよ。

     

    調理に使いやすいカカオ豆について紹介します

    栄養がぎゅっと詰まったカカオ豆。国内では主に3種類のローカカオが人気を集めています。

     

    ローカカオニブ

    カカオ豆の皮をむき、砕いたもの。甘みが付いていないものが多いので、チョコレートの苦味と酸味をダイレクトに味わえます。スムージーやデザートのトッピングなどに。チョコレートチップ代わりに、手作りのグラノーラやトレイルミックスに混ぜてもいいですね

     

    ローカカオパウダー

    主にカカオの繊維分。調理しやすいよう、繊維はより細かくされています。純ココアパウダーの代わりとして使用可。加熱しない料理がおすすめです。スムージーに入れたり、冷やし固めるローケーキに入れたり、バターと合わせてローチョコレートにすることができます。

     

    ローカカオバター

    コールドプレスして抽出されたローカカオの脂肪分。ホワイトチョコレートの甘く魅力的な香りが特長。30℃台で固まるので、ローケーキを固めたり、パウダーと合わせてローチョコレートを作ったりすることができます。刻んだあとのカカオバターは、次に調理するときに使いやすいように、密閉容器に入れて冷蔵保存するのがおすすめです。

    いかがですか。こうして見ると、スイーツにも簡単に使えそうなローカカオがたくさんあることがわかると思います。

    続いては、ローカカオを使ったおすすめレシピをご紹介します。

     

    おすすめローチョコレートレシピ

    ローカカオを手に入れたら、せっかくの栄養素を壊さないよう、基本的には48℃以下で調理しましょう。また、甘みをつけるときは、メープルシロップやココナッツシュガーなど、精製度の低い天然甘味料を選ぶのをおすめしています。

    ローチョコレートは、苦味と酸味、それに甘みと塩味で味が決まります。
    カカオの苦味と酸味。メープルシロップやココナッツシュガーの天然の甘み。塩味は、海塩やヒマラヤンソルトで。

    手作りチョコレートが好みの味にまとまるよう、それぞれの分量の割合を加減しながら試作してみてくださいね。

     

    林檎とオールスパイスのカカオスムージー

    ナッツミルクとバナナやマンゴーなどのフレッシュフルーツ、それにローカカオパウダーを合わせれば、カカオスムージーが作れます。ミルキーなチョコレート味のドリンク。塩をひとつまみかふたつまみ入れるのがコツです。

    『林檎とオールスパイスのカカオスムージー』のレシピはこちらをご覧ください

     

    アボカドオレンジ・ローチョコレートムース

    アボカドやバナナなど、脂肪分の多い果物とローカカオパウダーを合わせれば、ヘルシーなチョコプディングに。うまく混ざらないときは、ナッツミルクを大さじ1ほど入れてみてくださいね。

    『アボカドオレンジ・ローチョコレートムース』のレシピはこちらをご覧ください

     

    ローチョコレートトリュフ

    生カシューナッツや生マカダミアナッツなどの生ナッツやココナッツオイルを合わせることで、柔らかいチョコレートトリュフを作ることができます。スピルリナやマカパウダーなど、ちょっと癖のある風味のスーパーフードを忍ばせるのもおすすめです。

    『チャイスパイス・ローチョコレートトリュフ』のレシピはこちらをご覧ください

     

    ローボンボンショコラ&タブレット型ローチョコレート

    ローカカオと天然甘味料、塩で、シンプルでピュアなチョコレートを作ることができます。チョコレート型がないときは、グラシン紙やステンレスボウルに入れて冷やし固めても。

    こちっとした食感や表面の光沢が欲しいときは、是非テンパリングに挑戦してみてください。

    『ダークローチョコレート(73%)』のレシピはこちらをご覧ください

    とっても使いやすいローカカオ、チョコレート味のヘルシーな料理やスイーツを作るときに、ぜひ気軽に試してみてくださいね。

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    このコラムを書いたArtist

    前田なおひろ
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    前田なおひろ

    料理家・翻訳家。日々のごはんとかんたんレシピ。料理する楽しさが伝わるようなレシピや写真を目指しています。NYのレストラン、pure food and wine にて研修。『はじめてのローチョコレート』共著、『ローフードBASICS』翻訳、beauty concier さま連載

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