忙しい日に助かる料理と言えば、作り置きや常備菜が一般的ですよね。今回は、そんな作り置きや常備菜と並び、忙しい日に助かる「下味冷凍」をご紹介。肉を野菜や調味料とともに冷凍しておくだけで、おいしい時短ごはんが作れますよ。
下味冷凍とは?
下味冷凍とは、ジワジワ人気の冷凍保存方法。週末など時間がある時に、お肉をたくさん購入し、小分けにして冷凍保存することは一般的ですが、この冷凍する段階で、野菜や調味料などと一緒に下味を漬けて冷凍する方法です。
下味冷凍のメリット
肉がやわらかくなる
下味をつけて冷凍することで、肉の冷凍焼けや酸化を防ぐことができ、肉の劣化を防ぎます。酒などの調味料と冷凍することで、解凍時にやわらかくなりますよ。
お手頃価格で購入したお肉も下味冷凍することでやわらかくなるので、まとめ買いした日に下味冷凍するのが◎なんです。
味がしっかり染み込む
時短ごはんは、味が染み込みにくいですよね。特に、炒めおかずなどは味をしっかり効かせるために調味料を多く入れてしまうことも。下味冷凍なら、食材に味がしっかり染み込むので、調味料を多く使うこともなくおいしく召し上がれます。
野菜が短時間加熱でやわらかくなる
玉ねぎなどを下味冷凍の時に加えておくことで、加熱時間を短くすることができます。玉ねぎのスライスやみじん切りなどは炒め物に入れても、なかなか火が通りにくいことがありますよね。
下味冷凍ならそんなお悩みを解決できますよ。
下味冷凍の方法
保存袋に肉、カットした野菜、調味料をすべて入れて揉み込み、空気を抜き、平にして冷凍するだけです! 冷凍する場合は、アルミバッドなどに乗せて冷凍するのがおすすめです。
また、マスキングテープなどを使用して料理名や作った日付を記載しておきましょう。
解凍の方法
ひき肉おかずは解凍なしで炒めればOK
ひき肉で作ったキーマカレーやタコライス、そぼろなどのおかずは解凍なしで炒められますよ。フライパンに入れて火にかけ、蓋をして蒸します。水気が出てきたら、蓋を外して炒めましょう!
しっとりしたひき肉になります。ひき肉おかずと言っても、ハンバーグなど成型したおかずの時は、解凍してから焼くようにしてくださいね。
その他のお肉や魚などは自然解凍や流水解凍で
ひき肉以外の肉で作ったおかず、魚のおかずなどは解凍してから加熱するようにしましょう。解凍方法は、冷蔵庫に1日〜半日うつして解凍する方法が一般的です。
夕食に食べるおかずを朝出かける前に、冷凍庫から冷蔵庫にうつしておくのが良いですよ。その他、常温での自然解凍や、袋ごと流水解凍する方法があります。
保存袋は使い捨てが◎
生肉をそのまま入れた保存袋は基本的に1回で使い捨てするようにしましょう。洗って何度も使用するのは衛生的ではありません。100円均一などにも冷凍用の保存袋が売られているので、お好みのものを見つけてみてください。
下味冷凍のおすすめレシピ
下味冷凍のおすすめレシピをご紹介します。豚こま肉やひき肉などを購入したら、ぜひ、作ってみてください。
下味冷凍。豚こまの生姜焼き
冷凍すると硬くなりがちな豚こま肉も、玉ねぎや調味料とともに下味冷凍でやわらくなりますよ。ご飯にかけて丼ぶり風にしてもおいしく召し上がれます。もちろんお弁当にも◎。
くわしいレシピはこちら
●『下味冷凍。豚こまの生姜焼き』
下味冷凍。キーマカレー
ひき肉とたっぷり野菜で作るキーマカレーは、解凍なしで冷凍のまま炒めればOK。解凍の手間がないでの、とっても便利です。しっとりとしたひき肉に、しっかり味が染み込み、これだけでご飯が進みます。
お好みの野菜をたっぷり加えて作ってくださいね。
くわしいレシピはこちら
●『下味冷凍。キーマカレー』
下味冷凍が毎日の食卓の救世主に
いかがでしたか?下味冷凍について紹介しました。今回は、生姜焼きやキーマカレーを紹介しましたが、牛丼や青椒肉絲、ポークチャップなどさまざまな料理が下味冷凍できますよ。ぜひ、時間がある時にまとめて下味冷凍を作ってみてくださいね。
こんな「冷凍」テクニックもあります!
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