夏バテ気味の時におすすめ!栄養満点のレバーを食べよう
スタミナ料理の定番、レバニラ炒めでおなじみのレバー。栄養たっぷりのイメージがありますよね。
レバーに含まれる栄養素といえば、やはり鉄分。鉄分は、赤血球の成分であるヘモグロビンの成分で造血に欠かせない栄養素です。
なぜレバー(肝臓)に鉄分が多く含まれるのでしょうか。それは、体内にある鉄分の60~70%がヘモグロビンの成分として血液中にあり、残りの約30%ほどが主に肝臓に貯蔵鉄として貯められているからなのです。
また、豚・牛・鶏のような、スーパーで買えるレバーには鉄分含有量に違いがあり、最も豊富なのが豚レバーと言われています。豚レバーには、100gあたり約13mgもの鉄分が含まれています。成人女性(月経あり)の1日の鉄分摂取の推奨量が10.5mgなので、豚レバーの鉄分含有量がいかに多いか分かります。
正しい方法をおさらい!レバーの下処理方法
おうちで積極的にレバー料理を作りたいとは思っていても、レバー独特の風味が得意ではない、レバーの下処理法が分からない…という声も。そこで今回は、知っておきたいレバーの下処理方法を、写真付きで丁寧に解説します。
【材料】
豚レバー…200g
牛乳…50~100ml
【下処理方法】
1.作る料理に合わせて、豚レバーを食べやすい大きさに切っておきます。まな板の上に空の牛乳パックなどを開いて置き、その上でレバーを切るとまな板が汚れずにすみますよ。
2.ボウルに水をはり、レバーを軽く洗います。2~3回水を換えて、表面の汚れや血の塊を取り除きます。流水で洗ってもOKです。
3.キッチンペーパーで、水分をしっかり拭き取ります。
4.バットやボウルにレバーを入れたら、浸るくらい牛乳を入れて20~30分ほどおきます。200gのレバーに対して、牛乳は50~100mlほどあれば浸すことができます。牛乳に含まれる成分がレバーのにおいを吸着してくれることで、レバー独特の風味が軽減されると言われています。
5.牛乳を捨ててレバーをもう1度流水で洗い、水分をしっかり拭き取ります。下処理前と比べるとレバーの赤みが薄くなっていることが分かります。これで下処理の完了です。
ここまでの下処理をしっかり行うことで、レバーがかなり食べやすくなりますよ。下味を付ける場合は、下処理後に行ってくださいね。
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『豚レバーの下処理』
初心者さんでもチャレンジしやすい!レバーを使ったおすすめレシピ
やっぱり定番は外せない!レバニラ炒め
レバー料理の定番、レバニラ炒め。豚レバーを下処理した後、下味を付けて炒めることで、レバーの独特の風味が気にならなくなります。にんにくやニラなどのパンチのある香りが、食欲をそそり夏にぴったり。
レバーに含まれる鉄分は、ビタミンCとともに摂取することで吸収されやすくなります。今回使用しているニラやもやしにはビタミンCが豊富に含まれているので、味だけでなく栄養面でも相性バッチリです。
【主な材料】
豚レバー
ニラ
もやし
にんにく
オイスターソース
●詳しいレシピはこちら
『レバニラ炒め』
しっかり味でお弁当にもおすすめ!レバーの甘辛ごま絡め
レバーを揚げてから調味料を絡めることでしっかりと味が付き、レバーのにおいが気にならなくなりますよ。にんにく・しょうが・ごまの風味を効かせて、レバーが得意でないお子様にも食べやすくしています。甘辛い味はご飯にも合うので、お弁当にもおすすめです。
【主な材料】
豚レバー
おろしにんにく
おろししょうが
ごま
醤油
砂糖
●詳しいレシピはこちら
『給食の味。レバーの甘辛ごま絡め』
レバーの栄養、下処理の方法、おすすめレシピをご紹介しました。レバーは、下処理で料理の仕上がりにかなり差が出る食材です。レバーは苦手という方も、この夏は今回ご紹介した下処理方法で、ぜひレバー料理に挑戦してみてくださいね。
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