旬のするめいかで手作り塩辛に挑戦!
美味しくて値段も手頃なするめいか。煮ても焼いても揚げてもオールマイティーに活躍してくれるいかですが、今の時期出回るするめいかは秋期発生系群といってエサの豊富な時期に育つので身もワタも大きいのが特徴です。
この特徴を活かして特に今おすすめしたいのが手作り塩辛。自家製の塩辛は市販品とは比べ物にならない美味しさです! 今回はいかの塩辛の作り方をご紹介します。
基本のいかの塩辛の作り方
【材料(作りやすい分量)】
するめいか 2はい(1ぱい約320g)
粗塩 適量
酒 適量
【作り方】
【下準備】
新鮮なするめいかを用意します。解凍したものより生のものから仕込むのがおすすめです。
1.するめいかの下処理をします。
●詳しく知りたい方はこちらを確認してください。1~15までの工程を行います。
本当に美味しいいかの刺身(さばき方)|何度も作りたい定番レシピVol.158
※今回はえんぺらやゲソは使わないのでほかの料理に使ってくださいね。
2.するめいかの胴の部分の水分をキッチンペーパーなどでしっかりふき取ったら、バット全体に粗塩を散らしてから胴を置き、上からも粗塩を振って全面に塩がなじむようにします。
3.ワタにも粗塩をしっかりめに振り、全体になじませます。
4.余分な水気が切れやすいように小さなざるなどに上げておくと便利です。
※なければ折りたたんだキッチンペーパーにのせて水気を吸わせるのが良いと思います。
5.胴の部分も少し置いておくと水気が出てきます。
6.塩辛にするうえで、いかの味が凝縮し、食感がねっとりとしていた方が美味しいので、できるだけいかの水分を飛ばしていきます。
空気に触れやすいようにざるに移し、ラップをせず冷蔵庫に3~6時間ほど入れます。ワタも同様に冷蔵庫に入れて乾かしていきます。
7.3~6時間後冷蔵庫から取り出すと、余分な水気が取れてやや締まったいかになります。
8.表面の塩気や生臭みを除くために、小さめのボウルに酒を入れてさっと洗うようにくぐらせます。続いてワタも同じように行います。
※お子さんも召し上がるような際は、鍋に入れて火にかけてアルコール分を飛ばしてから使うと良いです。
9.包丁でワタの薄皮に切り込みを入れてボウルの上に絞り出します。
10.かたまりなどがあればスプーンでつぶしながら混ぜます。
※なめらかにしたい場合はまな板の上に絞り出して包丁でたたくと良いです。
11.胴を縦の方向にまな板に置き、いかの大きさに応じて2~3等分に切ってから、横方向に5mm幅の細切りにします。
12.10のワタで和えます。
13.生のするめいかを使用しているので、アニサキス食中毒の予防としてジッパー付き保存袋に入れて冷凍庫で24時間冷凍します。
14.冷凍後、冷蔵庫で自然解凍させます。
冷蔵庫で1週間程度のお日持ちです。日ごとに塩気がなじんでうま味が増してきます。
お好みで柚子などの皮や小ねぎを添えても美味しいです。
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基本のいかの塩辛
日ごとに味がなじんでうま味が増していく塩辛。その過程と味の変化を楽しめるのが手作り塩辛の醍醐味です。
いかの塩辛はお酒のおつまみというイメージが強いですが、じゃがバターにのせたり、ホイル焼きにしたり、炒め物やパスタになどいろいろなおかずにも大活躍。火を通すことで香ばしさが出てコクもアップするので、お子さまでも美味しく食べられるかと思います。
ぜひいかの塩辛に挑戦して手作りの美味しさを味わってみてくださいね。
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