シンプルで具材それぞれの美味しさがしっかり感じられるお雑煮です。 関東風と言えども、ご家庭によって入れる具材は様々なのでお好きな具材を加えてみて下さいね。 具材をシンプルにすることでお出汁の美味しさも際立ちます。 関東風は鶏肉が入っているところがポイント。もも肉を使ってコク感のあるお雑煮に仕上げます。
ひと手間ですが、ポイントは鶏肉の霜降り! 鶏もも肉は塩をもみ込んで少しおき、熱湯をかけることで臭みが抜け、出汁も濁らず美しく仕上がります。 もう少し具沢山にしたい場合は大根とごぼうがおすすめです。甘みと香りがプラスされて奥深い味わいに! 大根は短冊切りに、ごぼうはささがきにすると食べやすく、きれいに仕上がります。 味付けは 使われるお醤油によっても塩分量が違いますので、味見しながら加減してみてください。
鍋に分量の水と昆布、かつお出汁パックを入れておきます。
沸騰した湯に塩少々(分量外)入れ、ほうれん草を茹でます。冷水に取って水気をしっかり絞ったら3cmの長さに切ります。
にんじん(あれば金時にんじん)は皮をむいて梅の形にむきます。 型で抜いても良いですし時間がない場合は短冊切りでも良いです。
かまぼこは厚さ1cmくらいに切ります。 包丁に角度をつけて細かくジグザグに切ると日の出かまぼこになりますよ。
鶏もも肉は一口大に切ってボウルに入れ、塩ひとつまみ(分量外)をもみ込んで少し置き、熱湯をかけて霜降りをして余分な脂、臭みを除きます。
鍋に2、3、5とA 酒50ml、みりん30mlを入れて火にかけます。 沸騰したらアクを除き、火を弱火~中火に落として 蓋をしてコトコト10分程煮ます。 昆布、かつお出汁パックを取り出し、うす口醤油又は濃口醤油で味付けします。
切り餅はグリルで焼き色が付くまで焼きます。
お椀に焼いたお餅を入れ、6の具材とほうれん草、かまぼこを盛り付けて、汁をかけます。 お好みで薄く切ったゆずの皮を添えます。
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2021/01/11 17:52
2021/01/11 08:54
がまざわ たかこ
料理家・郷土料理研究家・調理師
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。