たけのこの本当のおいしさは旬にしか味わえません。 アク抜きは煮て放置するだけなので意外と簡単にできちゃいます。 保存がきくたけのこの水煮の作り方もご紹介していますので、アク抜きする際はぜひ 家にある一番大きいお鍋で一度にたくさん煮てしまうのがおすすめです。
とにかく買ってきたら早く処理することがポイントです。 日が経つにつれ全体にアクがまわり、アク抜きしてもえぐみが残るようになってしまいます。
たけのこは たわし等で表面の汚れを洗っておきます。
アクが抜けやすくなるように、たけのこの先端を斜めに切り落とします。切り過ぎてたけのこの可食部分まで切り落とさないよう注意しましょう。 切り落とした所から縦に1cm程の深さで切り込みを入れます。(切り込みを入れることで火通りも良くなります)
鍋にぬか、たかのつめ、たけのこを入れてかぶる程度まで水を入れ、均一に火通りするように落し蓋をして強火にかけます。 ※吹きこぼれやすいので沸いてきたら目を離さないように気を付けましょう。
沸騰したら火加減を中火程度に落としますが、グツグツ煮立つ程度の強さをキープしつつ1時間ほど煮ていきます。 煮汁が減っていきますので時々見て、たけのこが出ないようにその都度水を足します。
ゆで時間はたけのこの大きさによって変わってきます。 根本の固い部分に楊枝を刺して、力を入れずさせるようになるまで煮ます。 今回は250g程度のもの40分、700g程度のものが1時間半ほど煮ました。
たけのこが柔らかくなったら火を止め、煮汁に浸けたまま放置して冷まします。
煮汁が冷めたら切り込みを入れたところから皮をむきます。
穂先に近くなってきたら、少しずつむくようにして、食べられるところを多く残すようにします。
穂先の内側は柔らかい姫皮なので、皮をむきつつ少し食べてみて、繊維が気にならない所を切り分けておくと無駄なく食べることができます。
根本の皮の部分やつぶつぶのある部分を切り除きます。
アクが抜けきれていない場合は煮汁に戻すことで食べやすくなります。 <a href="/wordlist/アク抜き">アク抜き</a>したたけのこを長期保存する際は密封瓶で脱気する水煮がおすすめです。 https://oceans-nadia.com/user/22477/recipe/409619
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がまざわ たかこ
料理家・郷土料理研究家・調理師
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。