独特な食感と酸味が特徴!中華の漬物「ザーサイ」
最近ではコンビニでもよくみかける中華食材「ザーサイ」。サクサクした軽やかな食感と、独特な酸味と風味を持った中華漬物。身近でありながら、意外と知らないその正体。ザーサイの実態を探っていきましょう!
ザーサイはアブラナ科カラシナの1種。葉は青菜とほとんど変わりませんが、茎の根本にコブ状の塊があります。ザーサイとして食べられているのはこの塊の部分。干してから塩漬けして水分を圧搾、香辛料を加えて漬け込み発酵させます。
ザーサイは漢字で「搾菜」と表されます。漢字からもわかるように、「しぼった野菜」という意味がありますが、しぼる前の野菜もザーサイと呼ばれているそうです。
糖質が限りなくゼロに近く、むくみ防止効果のあるカリウム、整腸作用のある不溶性の食物繊維、カルシウムの吸収を助けるビタミンK…圧搾と発酵で作られるザーサイには、健康にも嬉しい栄養素が詰まってます。
調味料にもなっちゃう!ザーサイの活用レシピ4選
瓶詰めやパック詰めを買ったものの、持て余して冷蔵庫に眠っていませんか? 漬物としてそのまま食べるだけではもったいない! 刻んで食感のアクセントにしたり、だしのベースにしたり、調味料として料理に活用すると風味やコクまでプラスしてググッと美味しく仕上げてくれます。まずは手軽な活用法からご紹介しましょう。
ザーサイの塩奴カプレーゼ
醤油ではなく、塩コショウとごま油でいただく冷奴。トッピングした刻みザーサイが味付けの要になってくれます。ミニトマトで彩りと酸味をプラスしてくださいね。
【材料(2人分)】
豆腐…1丁(約300g)
ザーサイ…15g
ミニトマト…3~4個
オリーブオイル…大さじ1
フレーク塩・黒コショウ…適量
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●『ザーサイの塩奴カプレーゼ』
ザーサイだしのスープ麺
ザーサイを使うので、そのほかの調味料はなんと、塩だけ。ザーサイから出る深みのあるだしで、心も体もほっこり。そうめんやうどんでもいいですが、ごはんを入れて雑炊のようにいただくのもおすすめです。肌寒くなってきた今の時期にぴったりの一品です。
【材料(1人分)】
そうめんまたはうどん…1人分
湯…300cc
ザーサイ…15g
塩…小さじ1/3
ラー油…適量
白髪ネギ・ごま…適宜
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●『ザーサイだしのスープ麺』
ちんげん菜と豚肉の中華あん
ザーサイから出る深みのあるだしをあんかけにすれば、シンプルな炒め物が本格中華に早変わり。ちんげん菜の他に、きのこやカニカマなどを加えても◎。焼きそばにかけたり、溶き卵を加えるのもいいですね。
【材料(2人分)】
豚肉…200
ちんげん菜…2株
ザーサイ…30g
水…200cc
丸鶏がらスープ…小さじ2
片栗粉…大さじ1
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●『ザーサイだしが決め手!ちんげん菜と豚肉の中華あん』
ザーサイそぼろのオープンサンド
ひき肉と刻んだザーサイを炒めて、トーストした食パンにトッピング。味付けはザーサイだけ&フライパンで炒めるだけでお手軽! 目玉焼きをトッピングして卵を絡めてお召し上がりください。卵のまろやかさとザーサイそぼろの塩気が絶妙にマッチして、ハマる人続出間違いなし!
【材料(2人分)】
挽肉…120g
ザーサイ…30g
酒…大さじ1
食パン…2枚
スライスチーズ…2枚
目玉焼き…2個
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●『ザーサイそぼろのオープンサンド』
ザーサイそぼろは他にもいろいろ活用できます。塩もみしたキャベツと和えたり、ごはんに混ぜておむすびに、オムレツやだし巻き玉子に、チャーハンに、パスタに…使い方は無限大! 多めに作って小分け冷凍しておくと、いざという時にとっても便利ですよ。
ザーサイを加えただけで、料理をぐんと美味しくしてくれる万能食材「ザーサイ」。そのまま食べても美味しいですが、うま味や食感をいかして色々な料理に使ってみてはいかがでしょうか? ザーサイの魅力を再発見できるかもしれませんよ!
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