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  • 公開日2022/11/05
  • 更新日2022/11/05

子どもと楽しく作る♪はじめての和食おかずレシピ6選

子どもが料理のお手伝いをすることは、メリットがたくさんあるのをご存じですか? 今回は、Nadia Artistでキッズ食育マスタートレーナーの増田陽子さんが子どもと楽しく作る、和食おかずのレシピをご紹介。お手伝いのメリットや、お手伝いを頼むときのポイントについても紹介しているのでぜひチェックしてみてくださいね。

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子どもと楽しく作る♪はじめての和食おかずレシピ6選

 

子どもが料理のお手伝いをするメリットとは?

こんにちは。子どもの食育料理研究家、キッズ食育マスタートレーナーの増田陽子です! 普段は、食育スクールの講師など、「料理と子どもの食卓」をテーマに活動しています。

子どもが料理のお手伝いをするメリットとは?

子どものお手伝いは、子どもの心や体の発達において、たくさんのメリットがあるのをご存じですか? ここでは、子どもが料理のお手伝いをするメリットをご紹介していきます。

 

(1)手先の感覚を豊かにする

料理をすると、指先をたくさん動かすので、手先の感覚を豊かにすることができます。最初は難しかった細かい動作も、料理をしていくことで少しずつ上手になっていきますよ。

 

(2)五感を鍛えることができる

子どもは、五感を刺激することで脳も発達していくので、幼いときに五感をはぐくむことはとても重要といわれています。

料理は、食材を目で見て(視覚)、実際に触れて(触覚)、香りを嗅ぎ(嗅覚)、フライパンで食材を焼いたときの音を聞きながら(聴覚)、最後は食べられる(味覚)、と五感すべてを使うことができるので、五感を鍛えるという視点でも、料理はもってこいの体験なのです。

 

(3)達成感や自己肯定感、人を思いやる気持ちをはぐくむ

自分で作った料理を家族が「美味しい」とうれしそうに食べてくれたという経験は、達成感を感じるとともに自己肯定感をはぐくみ、子どもにとっては大事な経験になりますよね。

さらに、そのような経験から「また作って家族に喜んでもらいたい」といった、周りの人を思いやる気持ちも生まれるのです。

 

子どもにお手伝いをしてもらうときのポイントは?

子どものお手伝いは、メリットがたくさん! 特に幼児〜小学生のころが最も食に興味を持つ時期とされているので、ぜひお子さんにはお手伝いを!

…と、言いたいところなのですが、子どもにお手伝いしてもらうとき、大人も「お手伝いをしてもらうための準備」をする必要がありますよね。バタバタしている日々ではなかなかお手伝いをお願いできないこともあると思います。

私もそうでした! 忙しいときには無理をしてお手伝いしてもらわなくて大丈夫ですよ。そんなときに、どういった言葉をかけたらいいか、ということからご紹介したいと思います。

 

困った、今は忙しい!お手伝いの申し出、どうやって断る?

子どもに「お手伝いをしたい!」とお手伝いの申し出をうけたけど、今は忙しくて…というときは、そのまま、「今は忙しく、お手伝いは難しい」ことを伝えましょう。その際に、「この日(あるいはこの時間)に一緒にお料理しよう」と、一緒に料理ができる具体的な時間も伝えるようにするのがおすすめです。

 

子どもがお手伝いをするときの大人の心構えも!

子どもの料理のお手伝いは「料理を覚えさせる」ためのものではなく、楽しかった、美味しかった、うれしかったという経験を通して最終的にほんの少しでも自己肯定感をはぐくむことができたらOK! と考えることが大切。

料理をすることで、楽しそう、うれしそうにしていればいい、という心構えでいれば、余裕をもってお手伝いしてもらうことができますよね。子どもが集中できる時間は大人が思うよりとても短いのです。途中で飽きて、どこかへ行ってしまっても怒らず、お子さんの「楽しかった」で終わることを優先しましょう!

 

子どもと楽しく作る♪和食おかず

今回はお子さんと作れる和食おかずレシピをご紹介します。和食はさまざまな食材を使い、旬の食材で季節を感じたり、素材の味を楽しんだりすることができます。また、栄養バランスも整いやすいという点もうれしいポイント。ぜひ、親子で挑戦してみてくださいね。

 

くるくる巻いてお手伝い♪小松菜とチーズの肉巻き

野菜も一緒に食べやすい!小松菜とチーズの肉巻き

くるくると巻くのが楽しい、小松菜とチーズの肉巻きレシピ。苦手な子も比較的多い小松菜ですが、自分で料理したことをきっかけにして食べることもあるので、積極的に使ってみるのもおすすめです。

野菜も一緒に食べやすい!小松菜とチーズの肉巻き

幼児さんには、スライスチーズのフィルムを剥がす作業や、肉を巻く作業をしてもらいましょう。小松菜は比較的切りやすい食材なので、小学生のお子さんなら、包丁で切るお手伝いにチャレンジしてもらうのもいいですよ。

【主な材料】
豚ロース薄切り肉
小松菜
スライスチーズ

●詳しいレシピはこちら
野菜も一緒に食べやすい!小松菜とチーズの肉巻き

 

定番をマスター!ふんわり卵とわかめのかきたま汁

ふんわり卵がおいしい!かきたま汁

かきたま汁は、和食の基本ともいえる汁物。とろとろとしていた卵がかたまる様子や、乾燥わかめが広がってくる様子を、不思議に思う気持ちを持ちながら見て楽しめる料理です。

ふんわり卵がおいしい!かきたま汁

幼児さんは絹さやの筋取りや、卵を割って混ぜることに挑戦してもらいましょう。小学生のお子さんは湯気に注意しながら卵を流し入れる作業を。菜箸を伝わせる入れ方だと最初は力加減が難しく、一気に入ってしまうことがあるので、穴あきお玉で流し入れるようにすると、上手にできるようになりますよ。

【主な材料】
だし

絹さや
わかめ

●詳しいレシピはこちら
ふんわり卵がおいしい!かきたま汁

 

きのこ嫌いも克服!?豆腐のツナきのこあんかけ

だしなしなのに旨みたっぷり!豆腐のツナきのこあんかけ

きのこが苦手なお子さんもツナが絡んで一緒に食べやすく、豆腐と一緒にツルンと食べられてしまう一品です。

だしなしなのに旨みたっぷり!豆腐のツナきのこあんかけ

幼児さんはえのきやしめじをほぐしたり、豆腐を手で割ったりする作業がおすすめです。小学生のお子さんにはエリンギを手で割く作業、片栗粉を流し入れてとろみを付ける作業はいかがでしょうか? 慣れないと片手で水溶き片栗粉を入れ、片手で混ぜる、という同時作業は難しいので、大人も一緒に作業するのもいいですね。

【主な材料】
絹豆腐
えのき
しめじ
エリンギ
ツナ缶

●詳しいレシピはこちら
だしなしなのに旨みたっぷり!豆腐のツナきのこあんかけ

 

包丁不要!鮭と白菜・まいたけの味噌バターコーンホイル焼き

鮭と白菜・舞茸の味噌バターコーンホイル焼き

子どもが喜ぶ味付けのホイル焼きです。フライパンでもトースターでも作ることができ、包丁も不要です。ホイル焼きにすることで調理器具の洗い物が減るというメリットもある、ラクちんおかずです。

幼児さんは白菜をちぎる、まいたけを割く、味噌だれを混ぜて塗る作業を。白菜の芯の部分はかたいので、難しいようだったら一緒にちぎってみてください。小学生のお子さんは、ホイルで包む作業にも挑戦してみてください。鮭は尻尾の方であれば骨抜きの作業もしやすいです。「触ってみてチクチクとするものが骨だよ」と声をかけて触りながら骨を抜くと食べるときにも食べやすくなりますよ。

【主な材料】

白菜
まいたけ
コーン

●詳しいレシピはこちら
鮭と白菜・舞茸の味噌バターコーンホイル焼き

 

簡単に作れる♪きゅうりの梅おかか和え

火を使わずすぐできる!きゅうりの梅おかか和え

たたくと割れる様子が楽しくなる簡単なおかずです。削り節を使うことで、梅干しの酸味もまろやかになり食べやすくなります。

幼児さんはきゅうりを叩く作業をお手伝いしてもらってください。ついつい叩きすぎてしまうことがあるので、少し割れるくらいでいいことを伝えましょう。小学生は包丁で梅干しを叩く作業もおすすめです。刃の上に包丁を持ってない方の手をおいて、トントントンと叩くことを教えてあげてください。

【主な材料】
きゅうり
梅干し
削り節

●詳しいレシピはこちら
火を使わずすぐできる!きゅうりの梅おかか和え

 

ご飯がすすむ!白菜と鶏肉甘辛にんにく炒め

白菜と鶏肉の甘辛にんにく炒め【子どもと一緒に料理】

ご飯との相性も抜群で、パクパクと食べられる炒め物です。白菜の代わりにキャベツで作っても美味しいですよ。

幼児さんは白菜をちぎる作業や、鶏肉に下味を揉み込む作業がおすすめ。白菜の触り心地、鶏肉の感触が違うことを感じることができます。小学生には、炒め物に挑戦してもらうのもおすすめ! 調味料が跳ねて火傷をしないよう、炒めるときは長袖(※ダボッとした袖ではなく、ピタッとした袖が安全です)で炒めると安心です。怖いと感じたときは無理にしてもらわず、大人が代わりましょう。

【主な材料】
白菜
鶏もも肉
醤油
味噌

●詳しいレシピはこちら
白菜と鶏肉の甘辛にんにく炒め【子どもと一緒に料理】

料理を作ることで「不思議だな」、「どうしてだろう」という好奇心を持ち、新しい発見もできます。大人にとっては「あたりまえ」でも、子どもにとっては一つひとつの変化がとても楽しいことだったりもします。自分で作ることにより、苦手だった食材にも挑戦できるかもしれませんよ。ぜひ一緒に料理を楽しんでみてくださいね。

※コラム内のお手伝い内容で記載している「幼児さん」とは~6歳のお子さんを想定したお手伝いを記載しています。

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