芋がらとも呼ばれる、ずいき(芋茎)。栄養豊富で、和え物や味噌汁の具、煮物などさまざまなお料理に使えますが、その前にアク抜きして下茹でしておくと便利です。
◆とにかくアクが強いことで知られるずいきですが、最近食用として出回っているものはアクが少ないものも多いので、この方法で簡単に下茹でができます。アクが強く、皮をむくときに指先が変色するような場合は、先に茹でてからむいてもOK。(ただし、生の状態でむく方が皮は比較的むきやすいです。) ◆歯触り良く仕上がるように、茹ですぎには注意して下さい。
ずいき(芋茎)は、鍋の大きさに合わせて適当な長さに切る。
ずいきの端の方から包丁で皮をつまみ、そのまますーっと引っ張って皮をむいていく(フキの皮をむく時と同じ要領)。皮をむいたら、すぐさま酢水(分量外)にはなつ。 料理などにすぐ使う場合は、ここで4~5cm長さに切る。 (※下茹で後に保存する場合は、茹でる時に使う鍋の大きさに合わせてなるべく長めに切っておく。)
鍋に水を煮立て、酢を加えたら、ずいきを入れて1~2分茹でる。 菜箸でつまんで、やわらかくなればOK。 冷水に取り、水気をしぼってざるにあげて冷ます。
1~2日程度ですぐに使い切ってしまう場合は、そのままタッパーなどに入れて。 (※長期保存する場合は、酢水につけておくと色も綺麗に出ます。) また、下茹でしておけば冷凍保存も可能です。
120147
庭乃桃
料理・食文化研究家
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士 / 文筆家 はじめまして、庭乃桃(にわの・もも)と申します。 どこの国の料理でも、食べたいのは しみじみ "おいしい!" と思えるごはん。 和のおかずから、洋食、エスニック、 本場ヨーロッパの家庭料理まで、 旬の食材や季節感を大切にした おいしいものが大好きです。 企業様向けレシピの開発や、 レシピ記事の制作、本やコラムを書く仕事を しています。 時々、翻訳、講演なども。 いろいろなレシピがあるので、 よかったらぜひのぞいていってくださいね!