とろとろに炒めた飴色玉ねぎをたっぷりサクサクのパイ生地に敷き詰めたパイ。 南仏ではピサラディエールと呼ばれます。 「塩漬けにした魚」が語源でここではアンチョビを指します。 甘い玉ねぎにアンチョビの塩気はシンプルながら奥深い味わい。 ブラックオリーブを散らすより本格的!
飴色玉ねぎは時間があるときに大量に作って冷凍しておくと便利です。 冷凍パイシートと共に常備しておくと急なお客様、また小腹が減ったときにもオススメ! 型がなければ、端を折り返して焼いても汁気がないので大丈夫です。 アンチョビフィレが大きめの時は縦長に切り分けて、カット数を放射状に並べると切り分け易いです。
冷凍パイシートは伸ばしやすいように室温に戻しておく。 (約15分)
冷凍パイシートを麺棒で均一に伸ばして型に敷き、余分な生地は型の上で麺棒を転がして切り取る。 フォークで全体に穴を開ける。
熱く熱した厚手の鍋にオリーブオイルを敷き、たまねぎを入れて塩こしょうをし強火で飴色になるまで約5分炒める。 蓋をして弱火で約40分、時々焦げ付かないように混ぜながらコンポート状になるまで加熱する。
焼きあがったパイ生地にたまねぎを敷いて、アンチョビフィレを並べ180℃のオーブンで約5分温める。 お好みで黒こしょうやブラックオリーブ(分量外)を散らしてください。
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…gris
フランス語のレシピ翻訳、メニュー 開発、料理撮影、テーブルコーディネート等を手掛ける。 フランスに留学後、リヨン郊外のリゾート開発に携わり約2年滞在。 自宅キッチンスタジオから、インテリア、お花、BGM、お酒とのマリアージュを楽しむ「少しの工夫でいつものごはんも極上のひと皿に」をコンセプトに素材を生かしたシンプルレシピを提案しています。