人気のトロピカルフルーツ「パイナップル」
ジューシーで甘酸っぱい味わいが魅力のパイナップルは、熱帯・亜熱帯で広く栽培されているトロピカルフルーツです。フィリピンやブラジル、タイ、インドネシアなどで栽培が行われており、日本ではフィリピン産が多く流通しています。国産の生産量は多くありませんが、主に沖縄県で栽培が行われています。
美味しいパイナップルの見分け方
パイナップルは、お尻がふっくらと下膨れになっていて、ずっしりと重みがあるもの、葉の緑色が濃くピンとしているもの、香りが良いものが美味しいと言われています。
鮮度が落ちてくるとお尻の方からカビが生えてしまうこともあるので、お尻の部分もチェックして購入しましょう。
パイナップルの保存方法
丸ごと購入したパイナップルは新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室で保存します。葉が長い場合は、根元1cmほどを残して切り落としましょう。
キウイフルーツやバナナなどは完熟前に収穫して食べ頃まで追熟させますが、パイナップルは一部の種類を除いて追熟しない果物です。そのため、購入したときが一番新鮮で美味しいので、早めに食べるのがおすすめです。
丸ごとの場合は冷蔵庫で3〜4日を目安に、カットしたものは冷蔵庫で2〜3日を目安に食べきりましょう。
一度に食べきれないときは冷凍しておくのもおすすめです。パイナップルをひと口大に切ってラップを敷いたバットに並べて冷凍し、凍ったら冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存しましょう。保存期間の目安は1か月程度です。凍ったまま食べても美味しいですし、ヨーグルトに加えたり、スムージーなどにも活用できますよ。
基本のパイナップルの切り方
パイナップルの基本の切り方は、まず上下を切り落としてからくし形に切り、皮と果肉を切り分けてひと口大に切るという手順で行います。順番通りに行えば意外と簡単に切り分けることができますよ。
【作り方】
1.パイナップルの上下を切り落とす。切り口を下にして置き、縦半分に切る。
【ポイント】
・パイナップルの皮はかたいので、よく切れる包丁を使いしっかりと押さえて切りましょう。
・上下2cmほどを目安に切り落とします。お尻の部分は甘みがあって美味しいので、切りすぎないように気をつけてください。
2.皮を下にして置き、縦8等分のくし形に切る。
【ポイント】
・「くし形切り」とは丸い食材を放射状に切り分ける切り方です。
・パイナップルの大きさや用途に合わせて幅を調整しましょう。
3.縦に置き、芯を切り落とす。
【ポイント】
・台湾パイナップルのように芯がやわらかく、食べられる種類はこの工程は飛ばしましょう。
4.皮と果肉の間に包丁を入れ、皮と果肉を切り離す。
【ポイント】
・包丁と皮が平行になるようにすると、無駄なく切ることができます。
・工程3のように立てて切っても大丈夫です。
5.果肉を2〜3cm幅に切り、皿に盛る。
【ポイント】
・カットする大きさはお好みで調整してください。
盛り付けアレンジ1
工程1〜4は同様に。果肉を皮の上に置いたまま2〜3cm幅に切り、皿に盛る。
【ポイント】
・皮の上に盛り付ける場合は、果肉を交互にずらして盛り付けるときれいです。
盛り付けアレンジ2
工程1〜4は同様に切り、果肉に割り箸を刺せば、屋台の冷やしパイン風に。
【ポイント】
冷蔵庫でよく冷やしたり、冷凍庫で凍らせたりしてからお召し上がりください。
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基本のパイナップルの切り方
パイナップルの基本の切り方を紹介しました。皮がかたくて大きいので、一見切るのが難しそうに見えますが、手順を覚えてしまえば簡単にカットすることができます。
パイナップルは追熟しないので、購入時に美味しいものを見極めることもポイントです。「美味しいパイナップルの見分け方」も参考に選んでみてくださいね。
パイナップルはそのまま食べるだけでなく、酢豚などの料理やスイーツ、ドリンクなどにも活用できます。ぜひ、丸ごと購入していろいろな食べ方で味わってみてはいかがでしょうか。
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