あと1品、というときにだしの素を使って手軽に作れるだし巻き卵です。ポイントを押さえれば、ジューシーでだしの旨味がたっぷり味わえるだし巻き卵に仕上がります。
調味料の分量、巻き方、火加減等に気をつけてください。(詳しくは作り方に記載しております。)
ボウルに卵を割り入れ、解きほぐす。(箸をすき間をあけてまっすぐに立て、ボウルの底に白身をこすりつけてちぎるように、まっすぐ前後に動かす。)途中白身を持ち上げて白身を切ってあげると良い。A 水100ml、片栗粉小さじ1、顆粒だしの素、薄口醤油、みりん各小さじ1/2、塩少々を混ぜ合わせ、卵と合わせる。
サラダ油を含ませたキッチンペーパーを用意しておき、卵を巻く度に油を薄く塗りつけなじませる。中弱火で熱し、卵の液をおたま2/3杯分ほどを入れ、全体に広げる。(卵を入れるタイミングは、箸先で卵液を落としたとき“ジュ”っと音がする温度になってから。早く入れすぎると油臭くベトっとした仕上がりになってしまう)
広げた卵が半熟状態になったら、奥から手前にくるくると巻き始める。(火は中火。)手前まで巻き終わったら、また油を含ませたキッチンペーパーでフライパンに油を塗りつけ、手前の卵を奥に移動させ、卵液を再びおたま2/3杯ほど加え入れる。この時、箸を卵焼きの下に入れて持ち上げ、巻いた卵の下にもしっかり卵の液を流し込む。 この工程を、卵液がなくなるまで繰り返し行う。巻くのに慣れていない方は、フライヤーなどで返すと簡単に巻けます。また、巻くのに時間がかかる方は、最初のうちは中弱火でやると卵に色がつきすぎない(焦げない)です。
焼きあがったら、まきすに包んで形を整え、5〜10分ほど置いて冷まして形が整えば、2cm幅にカットし、皿に盛る。 (形を整える目的なので、まきすがない方は、巻き上がった卵をフライパンの隅によせ、形を整えるだけでも良い)
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北村みゆき
料理研究家
双子と年子の三人の子供を育てるフルタイムワーキングママ。 大学卒業後、大手食品メーカーに入社し、冷凍麺やチルド麺のマーケティング、商品企画や販促キャンペーンの企画・立案・実行までを一貫して行い、その後、料理研究家として独立。 マンツーマンの料理教室”レミュー”を主宰。 訪日観光客(外国人)向け料理教室”Beautiful Washoku Cooking”主宰。 ※英語でのレッスンのみ "お酒に合わせた料理"や"野菜を使った料理"が得意。