秋の果物はサラダに相性がいいものが多く、カラダを潤す働きがあるものが出回ります。梨や柿、無花果もその代表的なものです。 春菊は、火を加えずに生でいただくと意外にも苦味をあまり感じません。春菊の苦味が苦手な方もぜひ試してみてください。 【梨と胡麻のソース】甘味料のかわりに梨を使い、胡麻をたくさん使ったソースです。果物やしゃぶしゃぶサラダのほか、蒸し野菜、もやし、ワカメ、きのこ、などにもぴったりです。 潤い食材たっぷりの食べるソースなので、たくさんかけれるように少し薄味にしています。 喉やお肌の乾燥が気になる前に、潤い食材で内側から養生することがポイントです。
▪︎すりおろした梨はすぐに色が変わりやすいので、あらかじめお酢を入れておいたボウルに、すりおろしてすぐ加えて混ぜます。 ▪︎できあがった【梨と胡麻のソース】は冷蔵庫で4〜5日保存できます。 ▪︎しゃぶしゃぶ肉を茹でる時は日本酒を加え、煮立たたせないよう弱火で茹でるとしっとり柔らかく仕上がります。
【梨と胡麻のソース】を作る。 梨をすりおろし、あらかじめ黒酢を入れておいたボウルにすぐに加え、混ぜ合わせる(変色を防ぎます)。 同じボウルにA 白練りごま大さじ2、白すりごま大さじ1、醤油大さじ1、鶏がらスープの素小さじ1/2、太白ごま油大さじ1、しょうが(すりおろし)約5g (1/3片)を材料表の順番通りに加え、混ぜる。
皮を剥いた柿、無花果(いちじく)、かぶはくし形切りに、春菊は葉のみを摘み取り大きな葉は半分にしておく。
鍋にお湯を沸かし、日本酒を加える。 グツグツしない弱火で、豚しゃぶしゃぶ肉を一枚ずつ入れ、色が変わるまでさっと茹でる。 茹で上がったらキッチンペーパーを敷いた皿にとり、冷ます。
すべての具材をお皿に盛り付け、【梨と胡麻のソース】をたっぷりかけていただく。
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薬膳養生家 石田由紀子
薬膳養生教室『Kitchen Whyteleaf』主宰 |国際中医薬膳師 | 気養生スペシャリスト | たび重なる体調不良を改善したいと学び始めた薬膳や気功は、今では私の日々の暮らしの一部となっています。 中でも、私達のカラダを作り、支えてくれるのが毎日の食事です。四季のある日本では、旬のものを食べることで、その時期になりやすい不調も予防してくれます。 カラダも喜ぶ、美味しい旬の食材を使った簡単なレシピを中心に紹介しています。 季節に出回る食材を美味しく楽しく料理していただくことが、日々の薬膳養生につながっていきます。 【資格】 国際中医薬膳師 薬膳セラピスト 無極自然門気功師 医学気功師 気養生スペシャリスト ハーバルセラピスト 食空間コーディネーター 豆腐マイスター 食品衛生責任者 【受賞歴】 テーブルウェアフェスティバル2011 特別審査員部門 入賞