グルテンフリー、ノンオイルのもちもちふわふわの米粉食パンです。 油脂の代わりは水あめと塩こうじでうまみも効いて物足りなさはありません。 湯種を作る手間はありますが、米粉食パンは混ぜるだけ、成形もなく、小麦粉で作るパンよりずっとお手軽です。 米粉食パンがおいしく作れない、失敗しやすい方、ぜひお試しください。
米粉パンの失敗は粉選びの可能性があります。 失敗しにくい粉は「ミズホチカラ」です。 粉はミズホチカラを使用してください。 湯種と水あめを加えることでふくらみをよくしています。 発酵を2回とることでパンのきめがそろい、柔らかいパンができます。 イースト使用の米粉パンは難しい印象がありますが、失敗の大半は二次発酵の過多。 早め早めに動いて焼き上げていただくときっと成功します。 ドライイーストについて。私はサフの金ラベルを使用していますが一般的なドライイーストで大丈夫です。
湯種を作る。 フッ素樹脂加工の鍋かフライパンにA ミズホチカラ6g、水60mlを入れ混ぜる。 中火でゴムベラで混ぜながら全体にとろみがつくまで加熱する。バットに広げて冷ます。
大き目のボウルにB ミズホチカラ220g、ドライイースト2g、砂糖15g、水あめ6g、ぬるま湯(30℃程度)130~150ml、塩1g、塩こうじ11gをすべて入れる。ぬるま湯は始めは130ml加え、湯種も入れる。 ゴムベラかハンドミキサーで5分間混ぜる。(ハンドミキサーはパワーの強いものを使用のこと) 水分は必要時、足してゆく。動画にて固さを確認のこと。
再度固さを調整する。 ゴムヘラかハンドミキサーの羽根を持ち上げた時、下に落ちた生地が3秒程度で消える固さに調整する。
ラップやフードキャップなど乾燥予防をして30℃から35℃くらいで20分程度、1.4倍程度に膨らみ、少し泡がはじけるまで、一次発酵をとる。
クッキングシートを敷いたパウンド型に生地を流し入れ、 数回、型を布巾に軽く落とし空気を抜く。 1.8倍の高さのところに三か所、しるしをつける。
軽く霧吹きで水をかけ、フードキャップをかぶせる。 30℃から35℃程度で15分から20分程度。1.8倍の高さになるまで待つ。 オーブンの余熱をあけるのでオーブンの発酵機能を使う場合は早めに出して室温で待つ。
発酵が終わったら、フードキャップを外し、霧吹きで水をかけ、余熱の上がったオーブンに入れる。 パウンド型の上にクッキングシートを被せ、もう一枚の天板をさかさまにしてのせて電気オーブン190℃35分(パワーの弱いオーブンは200℃で)ガスオーブンは190℃30分程度で焼く。
焼きあがったら型から出し、クッキングシートを外して冷ます。 ぬるい程度まで冷めたらキッチンペーパーを巻いてポリ袋に入れる。 半日程度置いてから軽く濡らしたナイフでスライスする。
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ノンオイル料理研究家茨木くみ子
こんにちはノンオイルノンバターで作る保健師の料理研究家です。 身体に優しい、ふとらないレシピをお届けしています。 ノンオイル料理のレシピづくりを始めて30年 最新著書「ふとらないクリームのお菓子」MDNコーポレーション料理の本棚 「ふとらない米粉のお菓子」文化出版局 文化出版局からの「ふとらないシリーズ」は25万部を突破しています。 私はとてもふとりやすく、何度もダイエットに失敗してはリバウンドを繰り返していました。 そんな私がふとらない体になれたのは、 ノンオイルノンバターのこの食事のおかげでした。 油脂は身体に必要ですが、ともすると摂りすぎやすいものです。 身体に必要な脂質は食材からが過不足なく安心です。 私のレシピは、パン、ケーキ、洋食中華でも、 食べると、ご飯、和菓子、和食になるようにレシピで工夫してあります。 よく食べるもの。 たくさん食べるもの。 普段の食事は ノンオイルがおすすめです。 ノンオイルクッキングは身体に優しいだけでなく ほかにもたくさんいいことがあります。 バターや生クリーム、良質のオイルなど高価な食材を使用しないため 経済的。洗い物も洗剤なしでささっと洗えます。 また作り方も簡単です。 身体に優しいノンオイルクッキング、ぜひ始めてみてください。