【目次】
1.しらすとは
2.ちりめんじゃことの違いは?
3.しらすの栄養は?
4.編集部が厳選!しらすレシピ
1.しらすとは
カタクチイワシ、真いわしなどのいわし類の稚魚を「しらす」といいます。生後1〜2か月ほどの2cm程度の大きさがしらす、3cmくらいになるといわしのような銀色になる「かえり」、5cmほどの大きさになると「いわし」になります。
しらすをゆでると白くなることから「白子(しらす)」と呼ばれるようになったといわれています。
しらすの旬
スーパーでは一年を通して見かけるしらすですが、旬は年に2回あります。産地によって異なりますが、一般的には4~5月ごろと9〜11月です。しらすは稚魚なので、獲りすぎるといわしの漁獲量が減ってしまうことから、産地によってそれぞれで禁漁期間が定められています。
2.ちりめんじゃことの違いは?
しらすとちりめんじゃこは見た目が似ていますよね。似ているけれど、どう違うのかは知らないという方も多いのではないでしょうか。
どちらもいわしの稚魚です。「釜揚げしらす」は水揚げ後に釜ゆでされたもの。水分が80~90%と多くてやわらかいのが特徴です。
釜揚げしたしらすを少し乾燥させたものが「しらす(しらす干し)」。さらに天日干しして乾燥させたものが「ちりめんじゃこ」です。
しらすよりもちりめんじゃこのほうが、乾燥させているので賞味期限が長くなります。
しらすとちりめんじゃこはそれぞれ代用できる?
同じいわしの稚魚からできたしらすとちりめんじゃこは、それぞれ代用できます。ただし、塩分量が異なります。100gあたりで比較するとしらす(微乾燥)は4.2g、ちりめんじゃこ(半乾燥)は6.2gの塩分が含まれています。(※1)
しらすのレシピをちりめんじゃこで代用する場合は、量を少なめにするなど調整してください。ちりめんじゃこのレシピをしらすで代用する場合は、フライパンで乾煎りすると食感が近づきます。
3.しらすの栄養は?
しらすはご飯にかけたり、和え物にしたりと毎日の食事に取り入れやすいですよね。魚介類なので、タンパク質が豊富に含まれています。
また、骨ごと食べられるのでカルシウムの供給源としてもおすすめです。カルシウムの吸収を助けるビタミンDも含まれているしらすは、効率的にカルシウムを摂れる食材です。必須脂肪酸であるDHAやEPAも含まれています。
4.編集部が厳選!しらすレシピ
ここからは、Nadiaに掲載されているしらすレシピをご紹介します。すぐにできるどんぶりからさっぱり美味しい冷製パスタ、おつまみにもぴったりの油揚げピザまで。ぜひ作ってみてくださいね。
3分でできる!しらす丼
https://oceans-nadia.com/user/44604/recipe/388561
しらすをたっぷりのせたどんぶり。白米で食べても美味しいですが、こちらのしらす丼はご飯がポイント! 炊きたてご飯にごま油、塩、ごまを混ぜ込んで味付けします。ごま油で風味とコクが増し、さらに美味しく食べられますよ。
●あーぴん(道添明子)さんの3分で簡単ご飯!ご飯に秘密の味付け*しらすどんぶり
キャベツとしらすのめんつゆ冷製パスタ
https://oceans-nadia.com/user/10254/recipe/259286
これから暑くなってくる季節におすすめの冷製パスタです。パスタとキャベツをゆでたら、めんつゆと柚子胡椒を合わせたたれにしらすと一緒に混ぜるだけ。柚子胡椒の爽やかな辛味が食欲をそそる一品です。
●楠みどりさんの柚子胡椒が爽やか!キャベツとシラスのめんつゆ冷製パスタ
おつまみにぴったり!ねぎマヨしらすピザ
https://oceans-nadia.com/user/303237/recipe/436148
油揚げのカリカリ食感も楽しい、低糖質なピザです。油揚げにマヨネーズを塗り、小口切りにした長ねぎ、しらす、ピザ用チーズをのせたら、あとはトースターで焼くだけ! おつまみにはもちろん、おやつや夜食にもぴったりですよ♪
●asucaさんの油揚げで低糖質!ねぎマヨしらすピザ
今回はしらすの旬や栄養についてご紹介しました。ご飯にかけたり、おひたしに使ったりいろいろな料理に使えるしらす。ぜひ日々の食事に役立ててみてくださいね。
<参考文献>
※1:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」