やわらか&ジューシーに仕上がる!「ささみボーン」で家族みんなが大満足♪
世代を超えて愛される、市販の骨付きフライドチキン「チキチキボーン」。あとを引くスパイシーな味わいにファンも多く、「お弁当に入っているとうれしかった」という思い出のある人や、「ビールにはこれ!」とおつまみの定番にしている人も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなチキチキボーンの揚げたてを食べられる再現レシピをご紹介します。手羽中ではなく「ささみ」で作るため、その名もチキチキボーンならぬ「ささみボーン」!
ささみはお手頃価格で手に入るうえ、低カロリーかつ低脂質でとってもヘルシー。しかも、骨がないので小さなお子さんでも食べやすく、箸で食べられるからお弁当に入れても手が汚れない…と、良いことずくめです。
しかも、おうちにある調味料だけであの味わいを再現。手羽中とはまた違う美味しさですが、パサついたり淡白すぎたりすることもありません。やわらかでジューシーな仕上がりのささみボーンに、きっと家族全員がハマること間違いなしですよ♪
こちらのレシピを考案したのは、チキチキボーンを「実は子どものころ、独り占めしたいほど好きだった」というNadia Artistのしょうこさん。4歳と3歳のわんぱく男子の子育てに奮闘する元シェフママでもあります。
後半では、そんなしょうこさんの提案する、子どもも大人も喜ぶレシピを厳選してピックアップ。併せてチェックしてみてくださいね!
※「チキチキボーン」は日本ハム株式会社の登録商標です
家族で争奪戦!チキチキボーン風唐揚げ「ささみボーン」の作り方
https://oceans-nadia.com/user/778163/recipe/484032
材料(2人分)
ささみ 300g
A塩麹 大さじ1(塩3gで代用可)
A砂糖 小さじ1
B卵 1個
Bケチャップ、顆粒コンソメ 各小さじ1
B薄力粉 大さじ3(米粉大さじ2.5で代用可)
B水 小さじ1(米粉の場合は大さじ1に増やす)
B醤油、おろしにんにく 各小さじ1/4
Bこしょう 少々
揚げ油 (フライパンや鍋の深さ)1cm程度
作り方
1. ささみの筋を取ってカットし、下味を付ける
まずは、ささみの筋を取りましょう(詳しい取り方はこちら)。
筋を取ったささみを縦半分に切ったら、それぞれを斜めに切って、ささみ1本を4等分にします。
ポリ袋などにささみとA(塩麹大さじ1、砂糖小さじ1)を入れてよく揉み込み、15分以上おいておきます。
塩麹の酵素の力が、脂肪が少ないためかたくなりやすいささみをやわらかくしてくれます。塩3gでも代用可能ですが、塩麹ほどやわらかくはならないそう(下味に砂糖が入っているため、保湿効果でしっとりして多少はやわらかくなります)。
また、塩麹には淡白な味わいのささみにコクを加える効果もあるので、なるべくなら塩麹を使ってくださいね♪
2. 卵や調味料などを混ぜ合わせて衣を作る
お次は、衣を作ります。ボウルに、薄力粉以外のB(卵1個、ケチャップとコンソメ各小さじ1、水小さじ1、醤油とおろしにんにく各小さじ1/4、こしょう少々)を入れ、泡だて器などでしっかりと混ぜ合わせます。
こしょうの量はお好みで調節してくださいね。お子さんが小さい場合は、控えめにするといいでしょう。
卵と調味料が混ざりあったら、薄力粉を加え、手早く混ぜ合わせます。最初から薄力粉を入れるとダマができやすいため、必ず最後に入れてくださいね。
3. ささみに衣をしっかり絡める
工程2の衣の中に工程1のささみを入れ、箸でほぐしながらしっかりと衣を絡めます。
4. フライパンでささみを揚げ焼きにする
鍋やフライパンに揚げ油を1cmほど入れ、中火で温め170℃まで熱します(衣を油に落としたときに、すぐに泡立って浮かんでくるくらいが目安)。
このとき、衣はささみにたっぷりとつけ、たれる衣をほどよく落としてから油に入れましょう。隣同士がくっつかないようにささみを離して入れ、約3分揚げ焼きにします。途中でひっくり返して裏側も揚げます。揚げ始めは1分は触らないこと。裏返したあとも同じように触らないで揚げると、衣が剥がれにくくなりますよ。
また、何回かにわけて揚げる場合は、その都度、油の温度が下がっていないかチェックして。温度が低すぎると、ベチャッとした仕上がりになってしまうので要注意です。
両面きつね色になったらフライパンから取り出します。油を切れば完成!
編集部スタッフも作ってみました!
唐揚げが大好きな5歳児のいるスタッフも、とある日の夕食として実際に作ってみました。
ささみの筋取り、何事にも雑な私はささみの身をぼろぼろにしてしまうこともあるのですが、筋に沿って丁寧に両サイドに切り込みを入れ、慎重に抜くことで成功。子どもがまだ小さいこともあり、衣のこしょうは控えめにしておきました。
揚げ物に苦手意識のあるスタッフは、揚げ焼きをしているときに、「しまった、両隣が近すぎる! このままだとくっついちゃう!」と焦り、ささみを移動させようとして菜箸で触ってしまいました。横着して一度にたくさん揚げようとすると、こうなりがちですね…。
案の定、衣がフライパンの底にくっついてはがれてしまうという痛恨のミス。工程でも書きましたがここはぐっとがまんして、投入してから1分は触らないのがポイントです。
また、しょうこさんによると、揚げ焼きで上手に揚げるための注意点は2つ。衣や菜箸を油に入れたときに出てくる気泡の状態を見てから揚げ始めることと、揚げ始めは温度がぐっと下がるためコンロの火を弱めないこと。この2つを守れば、油の量が少ないため温度変化が起こりやすい揚げ焼きも、ベチャッとせずに美味しく仕上がるのだそう。
さて、すったもんだしつつも完成! 早速、揚げたてをいただきます!
こしょうを控えめにしたためか、元祖チキチキボーンよりも優しい味わい。チキチキボーンだとスパイシーさがガツンと前に出てきて、ちょっと幼児には厳しいな…というところですが、これなら5歳児にも安心して食べさせられます。
かといってまったくパンチがないわけでもなく、ケチャップのコクとにんにくの風味があとを引き、パクパクといくつも食べてしまいますね。手軽につまめて、おつまみにも良さそう。娘はまだ上手に食べられない骨付き肉をそんなに好まないのですが、こちらは喜んで食べてくれましたよ♪
●詳しいレシピはこちら
チキチキボーンならぬ!ささみボーン
いかがでしたか? 揚げたてはもちろん、多めに作っておけばお弁当や朝ご飯のおかずとしても大活躍! しょうこさんには手羽中で作るチキチキボーン風レシピもあるので、お好きな方でお楽しみくださいね♪
元シェフママ直伝!しょうこさんの「家族みんなに褒められレシピ」5選
大葉でさっぱり爽やかに!えのき入りのうま塩つくね
https://oceans-nadia.com/user/778163/recipe/484901
えのきのむっちり感がたまらない、うま塩つくね。つくねはたれのイメージもあるけれど、暑い夏に食べるなら、塩ベースの味付けにして大葉で爽やかなアクセントを付けるとさっぱりいただけますよ。冷めてもやわらかいので、お弁当にもおすすめ。
●詳しいレシピはこちら
えのきでむっちり美味しい!爽やか旨塩つくね
野菜たっぷりがうれしい!基本のメンチカツ
https://oceans-nadia.com/user/778163/recipe/480452
手軽さと美味しさのバランスを重視した基本のメンチカツ。キャベツと玉ねぎをたっぷり入れつつお肉のジューシー感も損なわない、家族みんなが満足できるおかずです♪ 美味しい肉だねの作り方やきれいな揚げ方など、元シェフならではのポイントも要チェック!
●詳しいレシピはこちら
【基本のメンチカツ】野菜たっぷり!大人も子供も大満足おかず
ボリューム満点♪マッシュポテトの肉巻き
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野菜嫌いのお子さんでもきっと爆食してくれる、マッシュポテトの肉巻きです。子どもに人気のじゃがいもの中から、チーズがとろ~り! 焼肉のたれベースの合わせだれに酢を加えることで、味がぐっと締まり、ご飯がモリモリすすむ味わいになりますよ♪●詳しいレシピはこちら
止まらない!マッシュポテトの肉巻き
おかわり連発!塩バターとうもろこしご飯
https://oceans-nadia.com/user/778163/recipe/484900
シンプルなのにお箸が止まらなくなる、塩バター風味のとうもろこしご飯です。炊くときに塩麹を加えたことで少し塩気のあるご飯に、とうもろこしの甘みとバターのコクが加わって、おかわり必至の美味しさ! とうもろこしの美味しい夏にぜひ作ってみたいレシピです。
●詳しいレシピはこちら
たまらなく旨い!塩バターとうもろこしごはん
カリッと美味しい!やみつきフライドオクラ
https://oceans-nadia.com/user/778163/recipe/484893
こちらも夏が旬のオクラが主役の一品です。がくとへたを取ったオクラを縦半分に切り、調味料と片栗粉をまぶして揚げ焼きにするだけ♪ 隠し味のカレー粉のおかげで青臭さもゼロ! 子どもウケはもちろん、大人のおつまみにもぴったりなのでぜひお試しを。
●詳しいレシピはこちら
子ども大喜び!やみつきフライドオクラ
フランス料理のシェフを9年、外食企業で商品開発に4年携わっていたしょうこさん。4歳と3歳の男の子のママでもあります。
そんなしょうこさんのレシピ作りのモットーは、「子どもが喜ぶおうちご飯」。野菜が嫌いな息子さんたちのために、あの手この手で食べやすくした野菜たっぷりの栄養満点おかずを中心に、家族みんなで楽しめるレシピを発信中です。
元シェフという経験に裏打ちされた確かな技術をもとに考案されたレシピには、「なるほど、こうすればよかったのか」と膝を打つようなポイントが満載。かといって、難しすぎたり手間がかかりすぎたりすることもなく、手軽に作れるものがほとんどです。
ハンバーグやメンチカツなど、子どもや家族に食べさせたい「基本のレシピ」が多いのも魅力。離乳食・幼児食コーディネーターの資格も持っているので、お子さんに安全で美味しいご飯を食べさせたいと思っている方には特にチェックしてみてほしいNadia Artistのひとりです。
しょうこさんのほかのレシピが気になった方は、ぜひレシピルームやInstagramものぞいてみてくださいね!
しょうこさん
レシピルーム https://oceans-nadia.com/user/778163
Instagram https://www.instagram.com/sho_ko_gohan/