おせち料理に欠かせない、定番の数の子のレシピです。数の子はニシンの卵で、卵の数が多いことから子宝に恵まれますように、という願いが込められています。コリコリとした食感が楽しく、お酒にも良く合います。塩抜きさえきちんとすれば、特に難しい工程はないので、是非手作りしてみてはいかがでしょうか。
数の子の塩抜きは薄い食塩水に漬けて、途中食塩水を取り換えて半日~1日ほどかけて塩抜きします。数の子の大きさによっても変わってくるので、途中味をみて、ほんのり塩気を感じるくらいを目安にしてください。塩抜きしすぎると苦みが出てくるので、その場合は濃いめの食塩水に漬けてください。 かつおぶしをふって食べるとより美味しく食べられます。
【数の子(塩蔵)の塩抜きをする】 ボウルに1000㎖の水と塩小さじ1を入れて溶かし、薄い食塩水を用意する。
数の子の薄皮を丁寧に取り除く。 (強くこすると身が崩れてしまうので、指の腹で優しくなでるようにして取り除いてください。)
【漬け汁を用意する】 鍋にA 出汁200㎖、醤油(あれば薄口しょうゆ)大さじ2、酒大さじ2、みりん大さじ1を入れて火にかけ、煮立ったらかつおぶしを加え、弱火で2~3分煮て火を止める。
4をこし器でこし、漬け汁を保存容器に入れる。
漬け汁が冷めたら数の子を漬け込み、味がなじむまで半日~1日おく。
味がなじんだら、食べやすい大きさに切って器に盛り付ける。お好みでかつおぶしをふりかける。 (清潔な保存容器に入れて、冷蔵庫で3~4日保存可能です。)
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楠みどり
野菜ソムリエプロ・フードコーディネーター・幼児食インストラクター
野菜ソムリエプロ、フードコーディネーター、幼児食インストラクター。レシピ開発やコラム執筆、フードスタイリングなどの仕事をしています。子どもに伝えていきたい、ほっと和む家庭料理や子どもと一緒に楽しめるおやつを提案しています。今後は親子料理教室や食育活動にも力を注いで行きたいと思っています。 2008年 野菜ソムリエ(中級)取得 2009年 祐成陽子クッキングアートセミナー卒業 2017年 幼児食インストラクター取得