トンテキとは?
今では全国区となった「トンテキ」。元々は三重県四日市市の名物で、分厚い豚肉を濃いめのたれでソテーし、たっぷりのキャベツを添えたお料理です。
四日市トンテキ協会によると、四日市トンテキには次のような定義があります。
・ソテーした厚切りの豚肉である
・黒っぽい色の味の濃いソースが絡められている
・にんにくが添えられている
・付け合わせは千切りキャベツが主である
また、グローブのような独特な形をしているのも「四日市トンテキ」の特徴のひとつです。
やわらかく仕上がる!基本のトンテキの作り方
基本の四日市トンテキのレシピをご紹介します。下ごしらえや焼き方のコツをおさえれば、誰でも簡単にお肉がやわらかく仕上がるレシピです。味付けは、ウスターソースがベースの甘めのたれ。子どもから大人までみんなで食べられ、ご飯はもちろん、ビールにもよく合います。
【材料(2人分)】
豚ロース肉(とんかつ用) 2枚(1枚150g)
塩・こしょう 各少々
片栗粉 適量
にんにくスライス 10枚
油 小さじ2
Aウスターソース 大さじ1
A酒 大さじ1
Aしょうゆ 大さじ1
Aみりん 大さじ1
A砂糖 小さじ2
キャベツ 1/6個
【作り方】
【下ごしらえ】
・キャベツは千切りにする。
・豚ロース肉は、グローブ状になるように、脂身のある方から深く切り込みを入れる。塩・こしょうを振り、片栗粉を薄くまぶす。
【ポイント】
片栗粉をまぶすことで肉汁を封じ込め、また、たれがよく絡みます。
【焼く】
1.フライパンに油とにんにくスライス、豚肉を入れて中火にかけ、動かさずにじっくり焼く。にんにくは焦げそうになったら取り出しておく。
下の写真のように肉の縁の色が下から白く変わって上面まできたら、上下を返す。
2.一旦火を弱め、【A】を加える。再び中火にし、たれにとろみと照りが出るまで煮詰め、にんにくを戻し入れる。
【盛りつける】
3.お皿に盛り付け、千切りにしたキャベツを添える。
お肉をやわらかく仕上げるポイント
(1)お肉は脂の方から切り込みを入れて、しっかり筋切りをする。
グローブのような形が四日市トンテキの特徴ですが、同時に筋切りをすることにもなります。筋切りをすることで、焼いたときに肉が反り返ったり縮んだりせず、均一に火が通るので、一部だけ焼き過ぎてお肉がかたくなることを防止します。
(2)片栗粉をまぶす。
片栗粉でコーティングすることで、肉汁が流れ出にくくなり、ジューシーに仕上がります。
(3)肉は油が熱くなる前にフライパンに入れて中火で焼く。
(4)ひっくり返したらすぐにたれの材料を加え、手早く仕上げる。
強火で急に火を通すとお肉がかたくなるので、中火でじっくりと火を通します。また、焼き過ぎないように、裏返したあとは手早く仕上げて火を止めます。
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お肉やわらか!基本の四日市トンテキ
味付けは身近な調味料のみ!
たれはウスターソースベースで、どの家庭にもある調味料で作れるレシピです。ウスターソースは、果物や野菜に香辛料を加えて熟成させたソースなので、手軽なのに味わい深い味付けに仕上がります。
とても手軽にできて美味しく、豪華なトンテキにぜひ挑戦してみてくださいね。
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