ふわふわちぎりパンを作る。
型に入れて大きく焼くことでふんわりと焼きあがるちぎりパン。いろいろなパン生地で作ることができますが、一番好きなのは薄い焼き色の"白パン"のように焼きあげること。よりふんわり感を楽しめます。
ちぎりパンの作り方
【材料(15×15cm角型1台分)】
強力粉 200g
A砂糖 10g
Aドライイースト 3g
塩 3g
無塩バター 10g
牛乳 160g
【作り方】
今回のパン生地は、『たっぷりミルクのふたごパン。』と同じものを使います。仕込み水を牛乳にして、水分量が多めになっているので、こねはじめは少し生地がべたつきやすいです。べたつきがなくなるまでは"叩き"を多めに入れて、手についた生地もこまめにとりながらこねてくださいね。基本的なパン生地の作り方は「基本の丸パン」を見てください。
●基本の丸パンのレシピはこちら
『基本の丸パン。』
1.材料を準備する。
・大きいボウル(ボウルA)に半量の強力粉と、砂糖、ドライイーストを入れます。
・小さいボウル(ボウルB)に残りの強力粉と塩、角切りにした無塩バターを入れます。
・牛乳は人肌くらいに温めたものを使います。
2.生地を混ぜる。
ボウルAのイーストめがけて温めた牛乳を加え、粘りが出てなめらかになるまでヘラで手早く混ぜます。
ボウルBを加えてさらに混ぜ、ひとかたまりになったら台に出してこねていきます。
3.生地をこねる。
生地を伸ばしたり叩いたりを繰り返し、5~10分程度こねます。
4.一次発酵をする。
生地を丸めてボウルに入れ、乾燥させないようにラップをして2倍の大きさに膨らむまで暖かいところにおきます。発酵時間はオーブンなどの発酵機能を使うと40℃で30~60分、粉をつけた手で押して、戻ってこなければ発酵完了のサインです。(一次発酵)
5.ベンチタイム。
台に取り出して5等分にしてそれぞれ丸めます。とじ目を下にしておき、固く絞った濡れ布巾をかけて10分おきます。(ベンチタイム)
6.成形する。
生地のとじ目を上にして置き、麺棒で楕円形に伸ばします。
長い辺を手前にして、隅からくるくると巻き、とじ目をしっかりと閉じます。転がして15cm程度に伸ばします。このとき中央部が太くなりがちなので、なるべく厚みを均一にするようにしましょう。残りの生地も同様にしてください。
7.型に並べる。
成形した5本をバター(分量外)を塗った型に並べて入れます。上から軽く手で押さえて高さを均一にします。
8.生地を切り離す。
茶こしなどで強力粉(分量外)をふって、スケッパーやナイフの背を押し付けるようにして、生地に4本均等に線を入れます。生地を最後まで切り離すくらいでOKです。
9.二次発酵。
暖かいところで、乾燥させないように二次発酵します。(オーブンでの発酵40℃の場合なら30分ほどになります。)型の高さ8分目くらいまできたら二次発酵完了です。茶こしなどで強力粉(分量外)をふります。
10.焼成する。
オーブンを200℃で予熱しておき、150℃に下げて15~18分焼きます。表面に薄く茶色に色づく程度に焼き色がつくまで焼きます。あまり色が薄いと中心部が焼けていないことがあるので注意してください。網にのせて冷まします。
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『ふわふわちぎりパン。』
白パンのように焼き上げたふわふわ食感のちぎりパンは、見た目より簡単に作れます。チョコクリームなどをはさんだアレンジもおすすめ。ぜひ作ってみてくださいね。
これまでのパン連載はこちら
・栁川さん家のパンのある生活