今でこそ日本全国でも見られるゴーヤですが、もともとは熱帯アジア原産の食材。日本でも沖縄の特産品として有名で、かつては沖縄、九州地方などの限られた地域だけで作られていました。
そんなゴーヤは暑い時期にこそ食べたい栄養が詰まった食材でもあるのです。
特に注目したい栄養成分がビタミンC、カリウム、カルシウム、マグネシウムなど。これらは普段から必要な栄養成分ではありますが、暑い時期は汗をかくことで不足しがち。
また、特徴的な苦みの成分はフラボノイド系の成分で、胃液の分泌を促して食欲を増進させてくれたり、抗酸化作用が期待できます。
つまり、ゴーヤは夏の体調管理や夏バテ対策にもぴったりの食材。これからの季節、積極的に食べてくださいね!
ゴーヤの苦みをやわらげる調理方法
そんなゴーヤは苦いのが難点。調理してみたけれど、苦くて食べきれなかった、なんて人もいるのではないでしょうか?
そんな苦みを和らげる調理の仕方をご紹介します。
●塩でもむ(写真左上)●水にさらす(写真右上)●お湯でさっとゆでる(写真左下)●油と組み合わせる(写真右下)その他、うまみのある、鰹節や塩昆布と組み合わせても良いですよ。
ワタはじつは苦くない!
ちなみに、ワタが苦みのもとだと思い、しっかり取ろうとする方もいますが、じつはこれは間違い。
ワタは実は苦くないので、あまり、神経質になって取らなくても良いんですよ。身と一緒に調理をしておいしくいただく、というお料理もたくさんあります。
また、ワタは栄養も豊富なので、むしろ少しくらいはついていた方が良いのです。
そんな、ゴーヤのおすすめレシピを紹介します。
ゴーヤと豚肉の甘酢和えサラダ
お湯さっととゆでて苦み成分を少なくしたゴーヤに甘酢を組み合わせたさっぱりとしたサラダです。
豚肉のビタミンB1も一緒に摂ることが出来るので、夏場の疲労回復にもおすすめです。
くるくるっと♪ひとくちゴーヤちゃんぷるー
ゴーヤ料理と言えば、ゴーヤちゃんぷるー。そんなゴーヤちゃんぷるーをひとくちサイズにしたものです。
お肉がたっぷりで子どもたちも喜んで食べますよ。
この季節だからこそ食べたいゴーヤ♪是非、楽しんで食べてくださいね。
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