
管理栄養士×防災士がお届けする防災用レシピ。 今回は常温保存できる食品と家にある調味料を使って、耐熱ポリ袋に入れて湯煎調理をしてみました。 お魚と干し野菜の旨味が溶け込んだ、胃がホッとするような優しい味わいのポトフ風のスープです♪ 日頃から備蓄食品を活用できるよう、10分以内でお手軽に出来る平常時の作り方もご紹介しています^^ (作り方の最後をご覧ください^^) 災害下で節水をしながら温かい料理を食べる1つの方法として、ポリ袋の湯煎調理(パッククッキング)が有効です。 合わせてたんぱく質や食物繊維、ビタミン、ミネラルの補給ができますので、災害時に不足しがちな栄養を少しでも補えると幸いです。
下準備
※平常時の作り方は【工程10】をご覧ください♪
・ボウルに耐熱性ポリ袋を被せ、食材を入れやすいようにしておく。
・カセットコンロにガスボンベをセットしておく。
・計量スプーンがない場合は、ペットボトルキャップを代用して量の目安にする。

鍋に皿や布を敷いておく。 ※鍋底に耐熱性ポリ袋が当たって溶けないようにするためです。 ※鍋は深さ10㎝以上、直径18㎝以上のものがあるとより作業がしやすいです。

乾物の計量が難しい場合は、手ばかりで行う。 ※大体でOKですが、多すぎると乾物が水を吸ってスープが無くなってしまいます。 ※切干大根の量の目安は、親指、人差し指、中指の3本指で掴んだ量です。 ※今回使用する乾物の戻り率は約5倍です。水の分量は乾物が吸う分も計算していますので、追加で入れる必要はありません。

耐熱性ポリ袋を被せたボウルに乾燥野菜ミックスを入れ、切干大根を半分にちぎりながら加える。 ※2人分の場合は、材料を半分に分け、袋2つ分で用意すると盛り付けがスムーズです。

魚肉ソーセージを1.5㎝程度の大きさにちぎって加える。

鶏がらスープの素、水を加える。

空気を抜きながら袋を根元からねじり、上部でしっかりかたく結ぶ。 ※空気がたくさん入った状態で加熱をすると、湯煎時に膨張して破裂する危険があります。できるだけ空気を抜いて、袋の上部で口を閉めます。

皿や布を敷いた鍋に袋を入れ、水を1/3~半分程度注ぐ。 ※鍋に注ぐ水は分量外です。 ※沸騰しても水が溢れない量で調整します。

強火にかけ、沸騰したら弱めの中火にし、15分湯煎する。 火を止め、そのまま5分おいて蒸らす。 ※蓋はしません。

トングで取り出し、盛り付ける。 ※丼やスープ皿の上に袋を置き、袋の口を切って開けると食器を汚さずに食べることができます。

【平常時の作り方】作業時間10分 ①切干大根は半分の長さにハサミでカットする。 ②魚肉ソーセジは厚さ1㎝にスライスする。 ③鍋に①、②、乾燥野菜ミックス、水、鶏がらスープの素を入れる。少しずらして蓋をし、中火にかける。 ④沸騰したら蓋を取って弱火にし、3分煮て完成。 ※沸騰するまでの目安は5分です。

【使用するポリ袋は、調理に適した以下の要点に注意しましょう】 ●「湯煎可能」「耐熱温度110℃以上」と表記があるもの ●材質は調理、食品用で「高密度ポリエチレン」「強化ポリエチレン」と表記されたもの ●厚み0.009~0.015㎜程度、マチのないもの ※マチがあると食品が残りやすく扱いづらいです。 ---------- 具沢山で1人分ならたっぷりの量、2人分ならお椀1杯分になります♪ 平常時は乾物を水戻しすることなく10分以内でお手軽にスープにできますので、忙しい朝でもしっかり食べたい時や、疲れた時の栄養補給にもピッタリです^^ 材料のままでもおいしいですが、鶏ガラスープの素を半量にして味噌を大さじ1加えると味噌汁にもなります♪ 水の半分をトマトジュースに変えるとミネストローネ風に。 アレンジをしながら飽きないように工夫してみましょう^^ 予めボウルにポリ袋を被せておくことで食材を袋の中に入れやすく、作業がしやすいです。 災害下で衛生的な作業をするためにもお勧めの方法です。 調理中にポリ袋が溶けるのを防ぐため、鍋底にお皿や布を敷くと安心です。皿は可能な場合は耐熱性のものを選びましょう。皿の方が衛生的ですが、今回のように少ない量で調理すると、お湯が沸騰した際に皿が浮きやすく、カタカタと音が鳴りやすくなります。音が心配な方は布の方が静音です。引火を防ぐため、鍋からポリ袋が出ないようにしてみてくださいね。 パッククッキングはコツを掴んで慣れるまで少し時間がかかる調理方法でもあります。 また、備蓄食品を「ストックして安心」ではなく、日常に溶け込ませながらぜひうまく活用していきましょう^^
レシピID:530495
更新日:2026/08/24
投稿日:2026/08/19