型がなくても作れるので手軽です。シンプルな材料でできる素朴なレシピです。 旬のりんごを使いましたが他のフルーツでも美味しいです。バナナやブルーベリーなど、なるべく水分の少ないものがおすすめです。
タルト生地がだれてくると割れやすくなったりうまく折り込めなくなるので、伸ばした段階で少し柔らかくなってしまったら一旦冷蔵庫で締めると良いです。 オーブンにもよりますが、上面が焼けないと水っぽく仕上がるので上火強めで焼くと良いです。 調節できない場合は焼き時間の後半10分ほどを上段に移して焼いてください。
無塩バターは1センチ角の角切りにし、冷蔵庫で冷やしておく。
タルト生地を作る。 無塩バターと砂糖(30g)と薄力粉(130g)をフードプロセッサーに入れ攪拌し、全体が混ざったら全卵を加えて攪拌する。 粉っぽさが消えてまとまったら取り出して平らな円形にし、ラップに包み冷蔵庫で1時間休ませる。
カスタードクリームを作る。 A 卵黄1個、砂糖50gを耐熱ボウルに入れてよく混ぜ、薄力粉(10g)を加えてさらに混ぜる。
牛乳を加えて混ぜ合わせ、ブランデーも加える。 ふんわりとラップをかけて500wの電子レンジで2分加熱する。
取り出してホイッパーでしっかりと混ぜ、再度ラップをかけて1分加熱する。 取り出してまたホイッパーでよく混ぜてなめらかなクリーム状になったら乾かないように表面にラップを密着させて、氷水に当てて冷やす。
りんごを2ミリ厚さのいちょう切りにする。りんごは1枚1枚バラバラにしないで順番に並べられるようにしておくと仕上がりが綺麗になります。 オーブンを180度に予熱する。
台に打ち粉(分量外)をし、休ませていたタルト生地を取り出して麺棒で丸く伸ばす。均一な厚さで直径24センチくらいになればOK。 生地を回しながら伸ばすと均等に丸く伸ばしやすいです。 麺棒にもくっつくようなら生地の上にも打ち粉を適量して下さい。
伸ばしたタルト生地をオーブンシートを敷いた天板に乗せる。 生地の上にカスタードクリームを乗せる。 端は折り返すので外側4センチくらいは乗せないように。
カスタードクリームの上に切ったりんごを少しずつずらしながら乗せる。りんごのカーブが上面に来るように並べると皮の色がよく見えて綺麗な仕上がりになります。 砂糖適量をりんごの上に振る。
タルト生地を内側に折り込む。 8カ所から10カ所くらいに分けて折り込むと綺麗にできます。 カスタードが漏れ出さないように隙間なく折って下さい。
180度のオーブンで30分焼く。 取り出してすぐは柔らかく崩れやすいので粗熱が取れてから移動させて下さい。
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両角舞
料理人として10年間修業を積んだ後、フードコーディネーターに転身。企業のレシピ開発や撮影スタイリングを多数手がける。 CX系めざましテレビのコーディネーターを5年間務めた他、タイ各地でのレストラン立ち上げに関わりメニュー考案、調理に携わる。現地での経験を活かし料理教室や料理イベントを主催。 2012年ELLE a tableフードバトルのグランドチャンピオン。漢方スタイリストの視点から作る薬膳も得意とする。