フルーツの漬け込みや生地の発酵時間が長く、家庭では難しいイメージのシュトーレンですが、フルーツの漬け込みなし、ホットケーキミックスを使うことで作りやすく気軽にチャレンジできます。お子様と一緒に食べやすいように、ドライフルーツやナッツは控えめにしチョコチップを加えました!また、洋酒も使っていないので、アルコールが苦手な方にも召し上げっていただけます。
バターに、卵と牛乳をなじませていく工程を丁寧に行うことがポイントになります。卵と牛乳を必ず常温に戻すこととバター加えていくときはほんの少しずつ何度にも分けて加えていくときれいに乳化します。もし、うまく混ざらず分離してしまった場合はボールの底を少し温めて温度を上げると混ざりやすくなります。 アルコールが含まれておらず、表面をコーティングする砂糖も少ないので、長期間の保存には向きません。早めに食べきってください。
ドライフルーツ(レーズン、クランベリーなど)とホットケーキシロップを混ぜ電子レンジ600wで30秒ほど加熱して冷ましておく。 卵と牛乳を常温に戻しておく。 ナッツ(アーモンド、くるみなど)はチョコチップに大きさをそろえて刻む。
バター(食塩不使用)➀は耐熱ボールに入れ、電子レンジ300w30秒ほど加熱し柔らかくする。てんさい糖、塩を加えホイッパーでよく混ぜる。
別のボールで卵、牛乳、インスタントドライイーストを合わせバターの方に少しずつ加えホイッパーでよくなじませていく。この時、卵や牛乳が冷えていたり、一度に加えると混ざらず分離するので注意。
ホットケーキミックスと強力粉を加え、ゴムベラで粉気がなくなるまで混ぜる。
冷ましておいたドライフルーツ、チョコチップ、刻んだナッツ類、シナモンパウダーを加えてざっくり混ぜる。
ボールにラップをして1時間室温においておく。
翌日、粉砂糖をたっぷりと振って出来上がり。
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料理研究家
六車樹里(むぐるまじゅり) ひらかた独歩ふぁーむ、広報(SNS周りや旬のレシピ担当) 大阪府出身、在住 2歳年上の主人と、男子3人の5人家族 看護師を経て、お菓子、パンのレシピやコラム作成を数年したころ自己免疫の肝臓疾患を発症するとともに精神的にも底の状態が1年以上続き家からほとんど出られない状態に。 大好きだったお菓子やパンを作ることも苦痛になりレシピサイトはおろかパソコンを開くことすらつらく、人と会うことも外出も避ける日々・・・ そんな中、市の広報に掲載された地域活性化を目指して奮闘する農家の記事を読み、農業を通じた地域活性化の取り組みに興味が沸き、農業への関心が高まりつつあった矢先、偶然先の農家さんの食育に関する講演のチラシを手にすることに。 気にはなったものの当時は精神的に外出が難しい状態で、何とか配信期限ぎりぎりに、講演を記録した動画を見ることができる。 その中で話されていた「自分が農業を続けることで、その風景を守っていきたい」という想いに感銘を受ける。 さらにその方の作る野菜の持つ力強さや味わいの濃さ、甘み、食感すべて、人生で一番と言い切れるほどの美味しさにただただ感動。 すぐにこの農家さんに連絡を取り、翌月からその農家さんの元で働くことに。 畑で働くようになって、みるみるメンタルが改善。自分でも驚くほどに毎日が楽しく生き生きと過ごせるように。 あれほど苦痛だったお菓子を作ること、レシピを作ることも仕事として再開、野菜そのものの持つ旨味や食感を生かしたレシピを考案し消費者の方に向けて発信中。 遠くから運ばれてくる有名どころの野菜より、鮮度が大切な野菜の地産地消のメリットは大きいことを日々実感するとともに、地域で採れたばかりの野菜の魅力を知ってもらいたいと奮闘中です。