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    しっとりなめらか♪本格スイートポテト

    • 投稿日2021/08/30

    • 更新日2021/08/30

    • 調理時間30(焼時間を除く)

    秋の味覚!!といえば代表格のさつまいも♪ しっとりなめらか、ほくほくのスイートポテトが食べたくなりませんか~? スイートポテトは「レシピの分量通りに作る」ことより、「さつまいも自体の甘さや水分に合わせて調節する」のがおいしく作れるポイントだと思います。しっとりなめらかでお店で買ったようなスイートポテトを目指して、まずは焼き芋から!!!

    材料6人分

    • さつまいも
      約400g(裏ごしした後250g使用)
    • 砂糖
      30~50g
    • 生クリーム
      大さじ2 ~7
    • バター(食塩不使用)
      10~20g
    • 卵黄①
      1/2個
    • 卵黄②
      1/2個
    • 牛乳
      小さじ1/8

    作り方

    ポイント

    さつまいもは品種や時期によっても甘みや水分量が違います。加熱してみないとわからないのですが、砂糖、生クリームの量は調節が必要になるため分量には幅を持たせてあります。

    • まずはオーブンを180℃に予熱する。 さつまいもは皮を洗ってアルミホイルで包み、180℃のオーブンで1時間ほど焼く。(トースターでも焼くことができます。トースターのタイマーは15分程度だと思うので15分を3~4回連続加熱できる物であれば大丈夫です)

      工程写真
    • 1

      焼き芋にする時間がない!!手間なく作りたい!!ってときは水で濡らしたさつまいもをラップで包んで電子レンジ600wで4分ほど(途中上下をひっくり返して)串がすっと入るまで加熱する。

      工程写真
    • 2

      熱いうちに皮をむく。やけどに気をつけて!

      工程写真
    • 3

      熱いうちに裏濾しする。 ストレーナーという道具を使っています。できるだけ目の細かいしっかりした網が好ましいですが、なければザルでもOKです。

      工程写真
    • 4

      すぐに砂糖を加える。 砂糖の量はさつまいも自体のもつ甘さによって調節します。あとで調節できるので、ここでは控えめに加えておきます。

      工程写真
    • 5

      生クリームを加えてよく混ぜる。

      工程写真
    • 6

      さつまいも自体の水分によって生クリームの量を調節します。 シルクスイートなどの品種のようにもともと水分が多く、裏ごしした時点でペッタリしている(手でつかむとペッタリと手にくっつく)場合は生クリームは大匙2程度。 紅あずまや鳴門金時など裏ごしした時点でほくほくして粉っぽい質(手でつかんでぎゅっと固められるくらい)の物の場合は生クリームは大匙4~7程度。個体差もあります。 焼き芋ではなくレンジ加熱のさつまいもを使う場合も水分が足りないことが多いので、生クリームは多めに必要になります。

      工程写真
    • 7

      この時点では、手で触るとべたべたと指にくっつくくらいの柔らかさを目指します。 生クリームを加えた後の状態が手でまとめられるくらいの固さだと、仕上がりはややパサついた食感になります。ホクホク系のスイートポテトがお好みなら、問題ありませんが、しっとりさせたければもう少し生クリームを加えておきます。

      工程写真
    • 8

      ラップはせず、電子レンジ600wで4~5分加熱して取り出しよく混ぜ水分を飛ばす。 余分な水分を飛ばすことで成形しやすく、味わいも香りも濃厚になります。 色がきれいな黄色になり、しっとりなめらかな感じになっていると思います。

      工程写真
    • 9

      バター(食塩不使用)と卵黄①を加えてむらなくよく練り混ぜる。 バターの量は、元のさつまいもの味わいがあっさり(なると金時など)しているものなら多めに、濃い味わい(シルクスイートなど)の物なら控えめに加え芋自体の味を生かします。 この時点でちょっと味見して甘さを確かめてみて!甘みが足りなければここで少し足して調節するといいですよ。

      工程写真
    • 10

      ここで生地の固さを確認! 砂糖などを加えたことでベタベタして成形が難しくなっていればさらに電子レンジ600wで2~3分加熱してからよく混ぜると水分が飛んでまとめやすい固さになります。

      工程写真
    • 11

      しっとりして柔らかく、触るとペットリした感じがして手につくかつかないかくらいの水分量が残っている状態、さらに簡単に丸められるというよりは、少し扱いにくいけれど何とか丸められるくらいのイメージです。 丸めてみてヒビが入るような固さだと水分不足なので、少し生クリームを足してよく混ぜ、水分を補って。

      工程写真
    • 12

      オーブンを200℃で予熱しなおす。 1個50gくらいの丸にする。 オーブンシートを敷いた天板に並べる。

      工程写真
    • 13

      手で形を整えさつまいものような形にする。 形は自由なので、丸のままでもOKです。

      工程写真
    • 14

      卵黄②と牛乳を混ぜたものを刷毛で表面に塗る。

      工程写真
    • 15

      200℃のオーブンで10~15分ほど焼く。 焼く前の状態ですでに食べられる生地なので、ここではおいしそうな焼き目をつけるのと、香ばしい匂いをつけるのが目的です。 トースターで焼き目をつけても大丈夫です。

      工程写真
    • 16

      さつまいもの品種(紅はるかなど)や時期によっては工程10の時点でも水分が多く、手でまとめられる固さにならない物もあります。 その場合は口金をつけた絞り袋に入れてアルミカップなどに絞り入れて焼きます。

      工程写真
    • 17

      焼時間は200℃で10~15分。 小さいカップの物は焼き時間が長いとパサついてくるので、あまり長時間焼かないようにします。

      工程写真
    • 18

      *こんな方法もあります* 写真右のボールのものはもともと、ものすごく水分が多かったのでレンジ加熱600w5分を3回でどんどん水分を飛ばして手でまとめられる固さにしてみたら、ねっとり感が強くなりすぎ、スイートポテトには向かない食感になってしまいました。でも甘み、香りがとても強く色も濃くてきれい! こんなときは、粉質の強い品種の物(写真左)と半々くらいで混ぜ合わせて作ると、ほくほくとしっとりが調和していい感じにできますよ♪

      工程写真
    • 19

      工程3で裏ごししてみた時にあまりにも水分が多くてべたべたしているようだったら、そのさつまいもはスイートポテトむきではないのかもしれません。 そんなときはさつまいもプリンにするのがおすすめですよ!! ほくほくのさつまいもで作るよりなめらかでクリーミーな食感のプリンになりやすいです♪ https://oceans-nadia.com/user/199129/recipe/420486

      工程写真
    • 20

      スイートポテトに向くさつまいもの品種は鳴門金時、紅あずまなどのほくほくしたもの、またはシルクスイートなどのようになめらかなものといわれています。 ですが、同じ品種であっても物によって、また季節によって水分量や甘みが全く違うことがあり、それは加熱してみないとわかりません。

      工程写真
    • 21

      ホクホク系(なると金時)の裏ごし後。 ポロポロした感じで水分が少なく粉質なのがお分かりいただけるでしょうか。 ややあっさりした味わいなので、バターは多めに加えてコクを補い、水分を多めに加えてしっとりした食感を出すとおいしくできます。

      工程写真
    • 22

      しっとり系(シルクスイート)の裏ごし後。 こちらは全体にしっとり感があるのが伝わるでしょうか。 このような品種なら味わい、香りも濃いので芋自体の味を生かすためあまり副素材(生クリームやバター)は多く入れずに作るとおいしいです。

      工程写真
    • 23

      ねっとり系(紅はるか)の裏ごし後。 かなりべとべとした感じでゴムベラですくうとボタっと落ちるような柔らかさ。 香り、味は濃くなめらかなのですが、水分を飛ばしていくとねっちりしてきます。お好みではありますが、スイートポテトむきではないようです。

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    hoppe
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    hoppe

    料理研究家

    hoppe(ほっぺ) 大阪府出身、在住 2歳年上の主人と、男子3人の5人家族 元看護師(産婦人科、整形、脳外、内科などの勤務を経て高齢者のデイサービス勤務をしてきました。特に高齢者デイサービスは私にとって天職と思えるような充実した楽しい日々でした。) 昔から趣味はと聞かれれば「お菓子作り」と即答してきました!今も変わらずお菓子作りが趣味です。 私の初めてのお菓子作りは小学生のとき。 母が驚くことを期待しながら一人でレシピを見て作った型抜きクッキーでした。 仕事から帰った母の驚いた顔と美味しいと喜んだ顔は今でも忘れられません。 お菓子作りには幸せがいっぱい詰まっています♪ 買うのが当たり前だと思っていたケーキを自分で作れた喜び。 誰かのことを想ってレシピや材料を選んだり、出来上がりを想像しながら作るワクワクした時間、相手が手作りに驚いたり「美味しい!」と笑顔になる瞬間、オーブンからただよう甘い香りに包まれる時間やドキドキしながらオーブンを覗き込む時間、焼き立てを味わえるのも手作りならでは。 でも、日々のお料理とは違い、お菓子は必要不可欠なものではありません。 毎日のことではないので特別な日のケーキは買えばいいし、わざわざ材料や道具を揃えて、となるとハードルが高い物だと思います。 でも、特別なものだからこそ手作りすればさらに特別感は大きくなり、喜びも膨らむと思います。 そして、お菓子作りってやってみると意外と難しい物ではありません。 私は今までお菓子作りを通してたっくさんの幸せを感じてきました。 家族のために日常的にパンを焼くようになってからは友人を招いて、手作りのパンや料理、デザートをふるまっておもてなしをする楽しさも知りました。 この幸せな気持ちをたくさんの人に感じてもらいたい! 自分でケーキやパンを作れる喜びを知ってもらいたい! 安心、安全なお母さんの手作りおやつや焼きたてほわほわパンの優しさをたくさんのおうちに広めたい。 その思いがすごくすごく強くなったので、看護師を辞めてレシピをお伝えすることに力を注ぐことにしました。 日々のおやつだけでなくおもてなしや特別な日に作るお菓子レシピをメインに、大切な家族のために安心、安全にこだわって作る料理やパン、友人をまねくときのおもてなしランチのレシピも公開していきます。 私のレシピを信じて材料を揃えて時間をかけてくれる誰かの笑顔を想像して(*^^*)

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