梅干し作りをチャレンジしてみたい方におすすめな特別な道具も要らないお手軽梅干しです。量も少なめなので作業もササッと終わっちゃいます。 ジッパーバッグで作れて赤紫蘇も加えないので、ほぼほぼ放置で大丈夫です。 白干し梅の良さは 梅そのものの味や風味が味わえてシンプルながら滋味深いおいしさです。
ジッパーバッグで漬けられますが、梅が柔らかくなってくるのでつぶれないようにバットなどの容器に収めておくと安心です。 しょっぱ過ぎる!と感じた際は清潔なボウルに水を溜めて塩ひとつまみを溶かし入れて、白干し梅を入れて30分~3時間ほど放置し、塩抜きしてから干すと良いです。塩抜きした際はカビやすくなるので必ず冷蔵庫保存するようにしましょう。
傷のある梅がないかチェックし、黄色から赤みがかったものを選びます。 青い梅があれば1~2日、日に当てて追熟しますが温度と湿度の関係で傷んでくることも多いので出来るだけ完熟している梅を購入すると無駄が少ないです。
完熟梅は水洗いしてたらいなどに入れ、30分~1時間ほど水に浸けてアク抜きします。梅があまり熟していない場合はアクが多いので長めに浸けます。
ざるなどに上げて水気をきり、竹串でなり口のへたを除きます。(果肉を傷付けないように気を付けましょう)
清潔なタオルで水気をよくふき取ります。 水気があるとカビたりする原因になるので、くぼみに残った水も丁寧にふきます。
ジッパーバッグLサイズに完熟梅とあら塩、ホワイトリカー(35℃の焼酎)を入れて優しくもみ込んで全体をなじませます。
なるべく空気を抜いて口を閉めて平らにならしてバットやタッパーなどに寝かせておきます。
翌日から1日1回、ジッパーバッグを傾けて全体に漬け汁がなじむようにし、上下を返してバットに寝かせます。(こうすることでカビが生えないようにします) 塩が溶けて、3~4日程で白梅酢が上がるので、梅雨明けの土用干しまで時々上下を返しながら冷暗所で保存します。
梅雨が明けたら晴れが3日続きそうな頃合いを見計らって、ざるなどに間隔をあけて置き、2~3日時々裏返して天日に干し、壺や瓶などで保存します。
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がまざわ たかこ
料理家・郷土料理研究家・調理師
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。