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    • 公開日2019/09/20
    • 更新日2019/09/20

    本当に美味しいパエリア|何度も作りたい定番レシピVol.85

    パエリア鍋が無くても大丈夫! フライパンで美味しく作れる豪華な海鮮パエリアのとっておきレシピをご紹介します。美味しく仕上げる5つのポイントと、ちょっと驚く組み合わせが楽しい創作パエリアレシピ4品をご紹介します。Nadiaで人気の料理研究家が自信を持っておすすめする定番レシピシリーズです。

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    本当に美味しいパエリア|何度も作りたい定番レシピVol.85

     

    フライパンパエリアの5つのポイント

    パエリアはスペイン料理の代表選手。ちょっとハードル高い印象のお料理ですが、おうちパエリアならルール無用! 気軽に楽しめます。

     

    いつものフライパンでOK!

    パエリア鍋やオーブンがなくても大丈夫。直径24~28cmの家庭用フライパン1つで、美味しく炊けるポイントを伝授します。

     

    いつものお米でOK!

    スペインのお米は、形状も水分量も日本のお米によく似ています。本場のお米を取り寄せなくても、いつものお米で十分。

     

    残ったら冷凍OK!

    白いご飯同様、ラップで包んで1か月ほど冷凍保存できます。苦手な温度帯(0度付近)があるので、自然解凍ではなく電子レンジで急速加熱します。

     

    IHでもOK!

    煮詰めて炊くフライパンパエリアなら、分量も工程もガス同様に作れます。底面が焦げやすくいので、炊くときはレベル弱で様子をみてください。

     

    米1:水1.5が基本

    米1カップ(約180g)に対して、水300mlが基本。白米を炊く時より水分多めで炊きます。トマト缶や白ワインなどが入るときは、水の量を減らします。

    これがおうちパエリアの5つの基本。少しはハードルが下がりましたか? では基本のパエリアの作り方で、詳しく解説してみましょう。

     

    フライパンで作る基本のシーフードパエリア

    日本でパエリアといえば、やっぱりシーフード。 魚介のうま味たっぷり、人気の漁師風パエリアは、華やかトッピングでパーティーにもピッタリです。

     

    【材料2人分】

    米 1カップ(180g)
    えび 4尾
    あさり 100g
    玉ねぎ 1/2個
    にんにく 1片
    A水 250ml
    A塩 小さじ1/2
    Aサフラン 1つまみ(0.1g)
    オリーブオイル 大さじ2
    クレソン・ミニトマト 適宜

     

    【作り方】

    1.サフランをアルミ箔で包み、150度に熱したオーブン(またはトースター)で30秒ロースト(焦げやすいの焼きすぎに注意)。乳鉢で粉末状にします。乳鉢がなければアルミ箔に包んだまま両手でくしゃくしゃにもんで細かく粉砕してもOKです。

    2.フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、えびを加えます。焼き色がついたら一旦取り出します。ここはえびに火を通すというより、えび殻のうま味をオイルにうつすイメージで。

    3.にんにく、玉ねぎをみじん切りにします。2の残ったオイルににんにく、玉ねぎを加え、しんなりするまで炒めます。

    4.米を加えて炒め合わせます。乾燥した米は最初の水分を一気に吸い込むので、洗わず加えるとだしを効率よく含ませることができます。気になる方は無洗米を使ってもOK。無洗米は一般的なお米より小粒ですので、カップではなくグラムで計量。また、新米は水分を多く含んでいるので、水を10%ほど減らしてください。

    5.Aを加え、沸騰したら中火にします。内側と外側を入れ替えるようにゆっくり混ぜながら、3~5分煮詰めます。

    6.スープが半分くらいまで煮詰まり、フライパンの底が見えるようになったら炊き始めの合図。えび、あさりをのせ、蓋をして弱火で15~18分炊きます。

    7.最後におこげを作ります。蓋をはずして中火にし、パチパチと音が聞こえて香ばしい香りがしてきたら完成。1分ほどが目安です。クレソン、ミニトマトをトッピングして華やかに仕上げます。

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    シーフードのフライパンパエリア

     

    フライパンパエリアのアレンジレシピ

    スペインのスタンダードパエリアは、魚介、お肉と山の幸で作るバレンシア風、魚介もお肉も入ったミックス、コク深い味わいのいか墨、パスタで作るパエリアなどがあります。
    お店やお祭りでは男性が作る料理ですが、家庭ではその日に手に入った具材でカジュアルに作るのが基本。日本の休日のチャーハンのように、カジュアルなアレンジに挑戦してみましょう。

     

    えびチリ風フライパンパエリア

    辛さの中にも甘みを感じる、まるで「えびチリ」のようなパエリア。スクランブルエッグが辛みを和らげてくれています。

    【主な材料】

    えび

    玉ねぎ
    にんにく
    ケチャップ
    しょうゆ
    豆板醤

    ●詳しいレシピはこちら
    えびチリ風フライパンパエリア

     

    アジア飯風フライパンパエリア

    酸味と香りが特徴! ナンプラーで味を付け、アジア風をたっぷり詰め込んだパエリア。お好みでパクチーをトッピングしてどうぞ。

    【主な材料】

    豚ひき肉
    にんにく
    ナンプラー
    レモン果汁
    しょうゆ
    ピーナッツ
    パクチー

    ●詳しいレシピはこちら
    アジア飯風フライパンパエリア

     

    たけのこと桜えびのフライパンパエリア

    ひと足お先に、日本の春を取り入れた和パエリア。ピンク色がかわいらしい、見た目も楽しめるパエリアです。おもてなしにもおすすめですよ。

    【主な材料】

    たけのこ(水煮)
    菜の花
    ベーコン
    玉ねぎ
    にんにく
    桜えび(小えび)
    おぼろまたは桜でんぶ

    ●詳しいレシピはこちら
    タケノコと桜エビのパエリア

     

    トマト&ローズマリーのフライパンパエリア

    玉ねぎやウィンナーを具材にしたパエリアにたくさんのトマトをトッピング。フレッシュトマトの爽やかな酸味とローズマリーの香りが後引く美味しさ♪

    【主な材料】

    トマト
    ウィンナー
    玉ねぎ
    にんにく
    コーン
    オリーブ
    ドライローズマリー
    コンソメ

    ●詳しいレシピはこちら
    トマト&ローズマリーのフライパンパエリア


    直径24~28cmの家庭用フライパン1つで、倍量まで増やして作れます。お米の高さが出ると炊きムラの原因にもなりますので、大量に作りたい場合は直径の大きなフライパンを使うか、 2つに分けて作りましょう。

    おうちパエリアにルールはありません。サフランも、豪華な魚介も、パエリア鍋だってなくても楽しめます。いつもの炊き込みご飯も、炊き方を変えパラリと仕上げれば新感覚パエリアのできあがり! 味付けも具材もトッピングも、自由な発想でお楽しみください。

     

    ●こちらのコラムもチェックしてみてくださいね。
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    このコラムを書いたArtist

    加瀬 まなみ
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    加瀬 まなみ

    埼玉県熊谷市出身。両親在住時スペインにて家庭料理を学び、スペイン料理を中心に料理研究家として活動。メディア・イベント出演、出張シェフ、撮影監修、料理教室、レシピ開発のほか、All Aboutスペイングルメガイド、ippinキュレーターなど執筆活動も行う。 全国タパス選手権 2023年 優勝 審査員最高得点賞 受賞 著書:フライパンひとつでできる絶品パエリア(TATSUMI MOOK)、5分でできた!シリーズ 全7冊(角川SSC)、2stepレシピお米でつくるたのしいごはん(東京地図出版)、月刊いちばんやさしいスペイン料理(miilマガジン)ほか

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