今日はフライパン1つで作れるワンプレートご飯を紹介します。フライパン1つで作れてボリュームたっぷり、そしておいしく、ちょっとおしゃれなご飯のレシピです。
そのレシピは、カオマンガイ!
カオマンガイは海南鶏飯(ハイナンジーファン)とも言って、茹でた鶏肉と、その茹で汁で炊いたご飯を一緒に盛り付けて食べる料理です。
香辛料が効いたタレを掛けて食べると、とてもおいしい料理で、タイやマレーシア、シンガポールなどの東南アジアでよく食べられています。あちらに旅行された方の中には、現地で食べたよ~という方も多いのではないでしょうか? ちなみにカオマンガイはタイでの呼び名で、「カオ」はご飯、「ガイ」は鶏肉を意味するんだそうです。
カオマンガイはおしゃれなワンプレートご飯!
カオマンガイは茹でた鶏肉と、その茹で汁で炊いたご飯が一つのお皿にのります。これにサラダも盛れば、あっという間にワンプレートご飯の出来上がりです!
そんなカオマンガイ、レシピサイトなどでは炊飯器で作る方法がよく紹介されていますが、じつはフライパンひとつでも簡単に作れるんです!
とってもお手軽なフライパンで作るカオマンガイの作り方をご紹介しますね。
26cmのフライパンで4人分まで作れる!
上の画像は家庭用で一般的な直径26cmのフライパンです。このフライパンでカオマンガイ4人分までなら作れます。
その時、用意してほしいものがフライパン用のフタです。ホームセンターなどでもフライパン用のフタが売っているので、ぴったり合うフタを用意しましょう。
フタは上の写真のようにガラス製のもの、もしくは一部にガラスが使われていて、中が見えるものがおすすめです。何故中が見えたほうが良いかというと、フタを開けずに火加減の調整ができるし、「今、どんな状態かな?」というのがフタをしたままわかるからです。
これがレシピに慣れないうちは便利で安心なんです。フライパン専用のフタはとても便利なので、是非、用意しましょう。
実際にフライパン1つで作ってみよう
カオマンガイは「茹でた鶏肉と、その茹で汁で炊いたご飯を一緒に盛り付ける」と冒頭に書きました。
この「鶏肉を茹でる」「茹で汁でご飯を炊く」をフライパンで同時にやっちゃおう!というのがこちらのレシピです→こちら
用意するものは鶏むね肉に米、調味料、香辛料に付け合わせの野菜です。最初に米を研ぎ、少し少なめの水につけて浸水させます。
次に鶏むね肉に下味をつけます。そして下味をなじませつつ、鶏むね肉の温度を室温まで上げます。
鶏むね肉は塊のまま。このあと米と一緒にフライパンに入れて炊くので、肉の内部の温度を上げておかないと熱が通りくくなってしまいます。生煮えになるのを防ぐために室温に戻しましょう。
鶏むね肉が室温に戻ったらフライパンに入れます。この時、皮が付いている方を下にして入れるのもポイントです。こうすることで加熱した時、フライパンから皮に直接熱が伝わり、皮にある脂肪分、コラーゲンが溶け出します。この脂肪分には旨味があるので、一緒に炊いたご飯に溶け出した旨味がうつるよう、皮を下にしておくのです。
鶏肉を入れたら、浸水させておいた米を水ごと入れます。ここでのポイントは鶏むね肉の周囲の空いた部分に入れることです。そして、米を平らにならしておきましょう。
フタをして弱めの中火にかけます。沸騰してきたら強火にし、完全に沸騰させます。沸騰したら、とろ火にし、15分加熱しましょう。
とろ火で15分加熱したら強火にします。フライパンの底から「チリチリ」と音がしてきたら火を消し、10分蒸らしたらOK。
鶏むね肉を薄く切り、ご飯と一緒に盛り付けます。これに野菜と自家製のタレを添えたら出来上がりです。
フライパン1つで作るカオマンガイ風ご飯の完成です!鶏むね肉と一緒に炊いたご飯は薄味ですが旨味があっておいしいです。そして、鶏むね肉はしっとり柔らか! これにニンニクと生姜がガツンと効いた自家製のタレをかけて食べると、文句なしです!
パサパサしがちな鶏むね肉ですが、この調理法だと、しっとり柔らかに仕上がります。塊のまま加熱したのと、米と一緒に炊いたのが効いているのだと思います。
しっとりとした柔らかさと旨味、機会があったらお試しください。
レシピは→
下の動画も参考にご覧ください。
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