とろける脂とうま味がたまらない!おうちでもつ鍋を作ってみよう
本格的に冷え込む日が増え、晩ご飯にお鍋をする機会も多いのではないでしょうか。自分で味付けしたり、市販の鍋つゆを使ったり、お鍋のバリエーションはいろいろありますが、今夜はちょっと手間をかけてもつ鍋を作ってみませんか?
もつ鍋といえば、博多のぷりぷりとした牛もつを使ったもつ鍋が有名ですよね。私も脂がとろけるような牛のもつ鍋は大好き! でも、新鮮で美味しい牛もつは、身近なお店で手に入れるのが難しい食材です。
そこで今回は、本場の牛もつ鍋ではなく、スーパーなどで手軽に買えるボイル豚もつで味噌味の鍋にしてみました。丁寧に下ごしらえしてからさっと炒めて香ばしく仕上げた豚もつで作る、味噌味のうま辛もつ鍋をご紹介します。
丁寧な下処理で絶品に!うま辛味噌味の豚もつ鍋の作り方
豚もつでお鍋を作ったら、匂いが気になったとか、かたくてゴムみたいだった、という話をよく聞きます。新鮮な牛の生もつはあまり長く煮込まずに食べますが、豚もつを使う場合は、しっかり下ごしらえをして使いましょう。
豚もつは茹でこぼしをして臭みをとります。また、そのままではかたくて味も染み込みにくいので、今回は豚もつを下煮してから使います。
お鍋の味付けには味噌とコチュジャンを使い、コクとうま味たっぷりに。また、香りのいいごぼう・にんにく・しょうがを使うことで、豚もつの臭みが抑えられて風味良く仕上がりますよ。
【材料(4人分)】
<具材>
豚もつ 300g(ゆでてあるもの)
キャベツ 1/2個
にら 1束
ごぼう 1/2本
にんにく 2片
<豚もつ下煮>
ごま油 大さじ1~
水 3カップ
にんにく 1片
しょうが 1片
長ねぎ(青いところ) 10cm
鶏がらスープの素(顆粒) 大さじ1
味噌 20g
<スープ>
水 2と1/2カップ
日本酒 100ml
顆粒かつおだし 小さじ1
みりん 大さじ1
味噌 20g
コチュジャン 大さじ1/2~1
醤油 小さじ1
中華麺 2玉
赤唐辛子(輪切り) 適量
炒りごま 適量
【作り方】
1.豚もつを茹でこぼして臭みを抑える
すでに茹でてある状態で売られている豚もつを使っていますが、料理する前に一度茹でこぼすことで、臭みを抑えることができます。
鍋にお湯を沸かし、沸騰したらサッと洗った豚もつを入れます。
2.4~5分茹でたらざるにあけて茹でこぼし、豚もつをぬるま湯の流水で揉むようにして洗います。
この作業で豚もつの臭みがかなり取れますが、まだ臭みが気になるようならもう一度茹でこぼしてください。
3.豚もつを下煮して味をつける
鍋にごま油とみじん切りにしたにんにく1片を入れて火にかけ、香りが出てきたら、豚もつとすりおろしたしょうがを入れて炒めます。
4.香ばしく炒めたら、水3カップと長ねぎの青いところ、日本酒を入れて蓋をせずに煮込みます。
5.20~30分煮込んだら、鶏がらスープの素と味噌の半量を入れて少し煮て、味をつけておきます。
この煮込み時間だと、ぷりっと歯触りの残る食感です。やわらかな食感にしたい場合は、もう少し長く煮てください。
(1時間くらい煮るとやわらかくなってきますが、水分が減るので随時足してください)
6.野菜を切る
もつ鍋に入れる野菜といえば、キャベツとにら。そして、豚もつの臭みを抑えるためにごぼうを入れます。
キャベツはひと口大に、にらは5cmくらいの長さに切ります。ごぼうはささがきにして水にさらしてください。
にんにくは、鍋の仕上げ用の2片を薄切りにします。
7.鍋に水2と1/2カップを入れ、沸いたら顆粒かつおだしを加えます。
下煮したもつを汁ごと加え、残り半量の味噌、みりん、醤油、コチュジャンを入れて混ぜたら、かたいごぼうから煮ていきます。
次に、たっぷりのキャベツを入れて煮ます。
8.キャベツがしんなりしてきたらにらをのせ、仕上げ用に薄切りにしたにんにく、赤唐辛子、炒りごまを振ったらできあがりです。
〆は中華麺がおすすめ! あらかじめ茹でて流水で洗っておきましょう。鍋に入れて温めるとつゆがよく絡んで美味しくいただけますよ。
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『豚もつで旨辛味噌もつ鍋』
野菜がたっぷり摂れて、豚もつのうま味が溶け出たスープが絶品のうま辛もつ鍋。丁寧に豚もつの下ごしらえをして、香りのある素材と組み合わせれば、豚もつでも臭みなく美味しいもつ鍋を楽しめます。寒い日の晩ご飯に、コクのあるもつ鍋で温まってくださいね。
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