卵がふんわり優しい「かきたま汁」
少ない材料で作ることができ、ほっとする優しい味わいのかきたま汁。どんな料理にも合わせやすく、季節を問わず食べたくなる一品です。献立の汁物に迷ったときなどにも覚えておくと便利です。
今回は、かきたま汁の基本の作り方をご紹介します。卵がふんわりと仕上がるコツや、かきたま汁に合う献立なども併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
基本の「かきたま汁」の作り方
【材料(2人分)】
卵 1個
だし汁 500ml
塩 小さじ1/2
醤油 小さじ1
三つ葉 1/3束
A片栗粉 小さじ1
A水 小さじ2
【作り方】
【下準備】
・Aを合わせて水溶き片栗粉を用意しておきます。
・卵は器に割り入れてほぐしておきます。
1.三つ葉は洗って2cm程度に切ります。
2.鍋にだし汁を入れて中火にかけ、煮立ったら塩、醤油を加えて調味します。
3.水溶き片栗粉を加え、お玉で大きく混ぜてとろみを付けます。
4.だし汁が軽く沸いている状態で、卵を鍋の中心から外側に向かって少しずつ回し入れます。(箸につたわせるようにして流し入れてもOKです)
【ポイント】
とろみをつけたら一度しっかりと沸騰させてください。その後火を弱め、少しずつ卵液を流し入れます。
5.卵に火が通ったら、お玉で優しく全体を混ぜ合わせます。
【ポイント】
卵を加えてすぐにかき混ぜてしまうと汁が濁ります。卵を流し入れたらひと呼吸おいてから混ぜ合わせると、ふんわりとした卵に仕上がります。
6.火を止め、三つ葉を加えて軽く混ぜ合わせます。器に盛り付け、お好みでもみ海苔などを添えても◎。
基本のかきたま汁の完成です! なめらかな口当たりで、定番ながら飽きのこない美味しさです。三つ葉の香りも食欲をそそります。
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ふんわり優しい基本のかきたま汁
かきたま汁にはだしがポイント!基本のだしの取り方
材料がシンプルだからこそ、だし汁の美味しさも重要なポイントになります。忙しいときなどは顆粒だしを使ってもOKですが、せっかくなのでだしの取り方もご紹介したいと思います。
【材料(作りやすい分量)】
水 800ml
昆布(5×10cm程度) 1枚
削り節 20g
【作り方】
1.鍋に水と昆布を入れ、30分~1時間ほど浸します。
2.鍋を弱火にかけ、小さな泡が立ち始めたら煮立つ前に昆布を引き上げます。
3.中火にして削り節を加え、煮立ってきたら火を弱めて2分ほど煮ます。火を止めて削り節が沈むまでおきます。
4.万能こし器やキッチンペーパーを敷いたザルで濾します。
5.黄金色に輝く、うま味たっぷりのだし汁の完成です。このだし汁でかきたま汁を作ると美味しさも格別ですよ。
にら入りかきたま汁
かきたま汁の基本の作り方を押さえたら、冷蔵庫にある野菜などを使ってアレンジするのもおすすめです。
こちらはしいたけとにらを加えたかきたま汁。にらはスタミナ野菜とも言われているので、風邪気味のときや食欲がないときにもおすすめです。ラー油を数滴垂らすと、味のアクセントになります。
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ニラ入りかきたま汁
かきたま汁に合わせるおすすめ献立
続いて、かきたま汁におすすめの献立をご紹介。かきたま汁自体が優しい味わいなので、基本的にどんな料理にも合わせやすいと思います。主菜はしっかりとした味付けのものにすると全体のバランスが整いますよ。
【主菜】豚肉のしょうが味噌焼き
醤油ベースのしょうが焼きも美味しいですが、味噌を使ってこっくりと濃厚な味わいのしょうが焼きに仕上げました。ご飯がすすみ、かきたま汁ともよく合います。
●詳しいレシピはこちら
こっくりとした味わい!豚肉のしょうが味噌焼き
【副菜】ツナ入りマカロニサラダ
副菜は野菜もたっぷり入った和風マカロニサラダはいかがでしょうか。子どもが好きなツナ入りのマカロニサラダです。きゅうりや玉ねぎのシャキシャキの食感も楽しめます。醤油を少し加えて和風に仕上げてあるので、かきたま汁との相性もばっちりです。
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ツナ入りマカロニサラダ
いかがでしたか? 基本のかきたま汁とアレンジレシピ、かきたま汁に合う献立をご紹介しました。
かきたま汁はシンプルな料理だからこそ、ひとつひとつの工程を丁寧に行うことで仕上がりに違いが出ます。時間があるときはぜひだしを取るところから始めてみてください。アレンジもしやすいので、毎日の献立に役立てていただけるとうれしいです。
これまでにご紹介した【何度も作りたい定番レシピ】はこちら
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