カレーの香りが食欲をそそる「クミン」
クミンはインド料理には欠かせないスパイスのひとつ。「カレーの香り」の中心となるスパイスです。「カレーの香り」とはいえ、その爽やかな香りを活かすのはインド料理だけにとどまらず、野菜炒めやソーセージ、チリコンカンにも使われるんですよ。
2種類のクミンを使い分けよう!
クミンは「クミンシード」として売られているホール(粒のままのもの)と粉状のパウダーがあります。この2つを使い分けて料理に活用してみましょう。いろいろな料理がぐっと本格的な味わいになるので覚えて置くと便利ですよ。
加熱して香りをだす「ホールタイプ」
ホールの場合はオイルで炒めてスパイスを弾けさせて香りをだしてオイルに香りを移したり、煮込んだりすることで香りを出して使用します。油で炒めて熱することにより、エスニックな香りと香ばしさを楽しめます。インド料理では、最初にクミンシードをオイルで炒めてから他の具材を炒める料理がたくさんあります。
下味や最後の仕上げに「パウダータイプ」
パウダーの場合は、食材と絡めやすいので下味に使ったり、長時間加熱すると香りが飛んでしまうので最後の仕上げに振りかけたりして使います。
野菜にもお肉にも使える!香り引き立つ「クミン」レシピ
クミンをプラスするだけで、どんな料理も本格的な味わいになります。カレーだけでなく、サラダやメイン料理など、さまざまな料理に活用してみましょう!
クミンコールスロー
まずご紹介するのは、クミンの香りが爽やかなコールスローです。オリーブオイルでクミンシードを炒めて香りを出し、それをオイルごとキャベツに和えます。クミンシードがない場合はパウダーをかけるだけでもOKです。その時はオリーブオイルも加熱せずそのまま和えてくださいね。冷蔵庫に保管しておけば次の日も味がなじんでおいしくいただけます。
【材料(2人分)】
キャベツ:1/4玉
レモン汁:小さじ1
クミンシード:小さじ1
オリーブオイル:大さじ1
塩:小さじ1/2
詳しいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/34575/recipe/174695
クミンとターメリックのスパイシートマトライス
スパイスを使った炊き込みごはんです。インドのスパイス炊き込みごはん「ビリヤニ」は 多くのスパイスを使って手間がかかるものが多いですが、今回は炊飯器で作れるお手軽な方法で。
スパイスは別でオイルで炒めるので香りが立って本格的な味わいになります。火にかける前にオイルとスパイスを合わせておくことでじっくりと香りが引き出されてより味わい深い一品に。
【材料2人分】
米:2合分
トマト:中1個
ツナ缶(水煮):1缶
塩:小さじ1
オリーブオイル:大さじ2
クミンシード:小さじ1
ターメリック:小さじ1/2
パセリ(あれば):適量
レモン(あれば):1/3個
詳しいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/34575/recipe/174698
クミンで爽やか!チキンソテー
最後にご紹介するのは、食卓の主役にもなるチキンソテーです。手軽なチキンソテーにクミンを加えるだけで、さわやかな風味がプラスされます。レモンをかけてお召し上がりください。
【材料2人分】
鶏もも肉:2枚
ズッキーニ:1/2本
パプリカ(赤・黄):各1/4個
クミン(パウダー):小さじ1
にんにく(すりおろし):少々
※チューブでも可
レモン:1/3片
オリーブオイル:適量
塩こしょう:適量
詳しいレシピはこちら
https://oceans-nadia.com/user/34575/recipe/173004
カレーはもちろん、エスニック料理や西洋料理まで意外と活用の幅が広いクミン。クミンさえあれば、どんな料理も本格的な味わいにしてくれます。ホールとパウダーを上手に使いこなして普段の料理に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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