明石では、本日(3月11日)ようやく、解禁(漁獲開始)になったものに、近年の不漁で、1日で終漁となりました。 しかも、とても高値でした。10数年、この時期には、小中学校でこの「いかなごのくぎ煮」を教えてきたのですが、 今年は、生のいかなごを見ることは叶いませんでした。 しかし、兵庫の郷土料理として、伝えておきたいので、レシピをあげておきます。
生のいかなごはとても弱いです。優しく扱ってください。 炊いている時、箸などで触らないよに。鍋もゆすりません。 煮泡で炊くので、煮泡キープがポイントです。しかし、煮泡があまり立たない時もあります。 煮詰めすぎると、飴状になります。火加減は調節してくださいね。 ③のところで、山椒の実、柚子の皮、くるみなどを入れて、炊き上げるとそれも美味しいです。
ボウルとザルを重ねたところに、生いかなご入れて、 ザルの淵に水を流しながら、生いかなごをすくうように優しく洗い、水を2~3回変える。 ザルをあげて水気をよく切る。 生姜は千切りにする。
深めの鍋にA 濃口醬油200㎖、みりん150㎖、酒50㎖、ざらめ砂糖230g、生姜40g、生いかなごを入れて、下からすくように混ぜる。
火を止めて、粗熱が取れたら、ザルにひっくり返し(天地返しで)、箸で軽く広げで冷ます。
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川端寿美香
料理講師 野菜と魚の料理研究家
日本野菜ソムリエ認定料理教室 明石の野菜と魚のおもてなしサロン「Maman's Dream」主宰 自宅や外部教室で野菜と魚の料理教室、 季節や行事に合わせたおもてなし料理教室、 魚さばき方教室を開催。 食育や魚食普及、美と健康、アンチエイジングなどの食生活、 料理方法などを含めたセミナー講師としても活動しています。 野菜ソムリエ ベジフルビューティセルフアドバイザー アンチエイジングプランナー 蒸しいためマイスター お魚かたりべ(水産庁長官任命) 和食文化継承リーダー 食品衛生責任者 テーブルコーディネート デュプロマ取得